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徳永歯科クリニック (宗像市/赤間駅)

徳永 哲彦 院長の独自取材記事

JR鹿児島本線・赤間駅北口よりすぐのところにある「徳永歯科クリニック」は1992年に開業。患者の利便性を考慮して、11年前に自由ヶ丘南から現在の場所へ移転した。院長の徳永哲彦先生は生まれも育ちも福岡で、地元愛にあふれる歯科医師。日本歯周病学会歯周病専門医の資格を有し、虫歯・歯周病などの一般的な治療から、インプラント治療、矯正歯科、審美歯科まで、多岐にわたる分野で研鑽を積み上げてきた。口腔内の総合的な治療をモットーに、長きにわたり地域に根差した歯科医療の提供に努めている。親子3代で通う患者も少なくないという同院。「患者さんに対して自分の家族のように接することを心がけている」という徳永院長に、診療にかける思いなどを聞いた。

ホスピタリティーを重視した歯科医療の実践を

先生が歯科医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

親族に医療関係者が多かったのと、昔から困っている人を助けたいという思いがあったので、歯科医師の道を選びました。患者さんの「患」の字は、心に串を刺された人と書きます。医療の役割は、心に刺された苦しみや痛みの棒を抜き去り、楽にすることだと思っています。そのために技術はもちろん大切ですが、患者さんがきちんと理解できるまで説明すること、優しく思いやりを持って話を聞くことが大事なんじゃないかと思っています。ホスピタリティーを重視した歯科医療を提供して、患者さんから一生のお付き合いができるような信頼を得られる歯科医師。それが私の考える理想像です。患者さんが喜んでいる姿を見れたら、この仕事を選んで良かったなと実感できます。

この宗像を開業の地に選んだ理由は何でしょう。

私はもともと宮若市の出身で、生まれ育った実家の近くで開業することも考えたのですが、交通の便が悪いのがネックでした。自分がやりたい歯科医療ができる環境に身を置きたかったですし、まだまだ勉強したいこともたくさんあったので、地元に引きこもりたくないという思いが強かったんですね。いろいろ考えた結果、地元からもほど近く、福岡や東京へのアクセスが良好な宗像を選びました。最初に開業したのは、ここから少し離れた場所にある住宅街です。落ち着いた場所でしたが、駅から車で10分ほどかかり、タクシーを使って来院される方もいました。そこで、患者さんの利便性を考えて、11年くらい前に赤間駅からすぐのテナントに移転したのです。移転を機にクリニックの規模を大きくして、ユニットも4台から8台に増やしました。

開業から30年以上たちますが、どのような患者さんがいらっしゃっていますか。

患者さんは地元の方が中心ですが、福岡市や北九州市から来院される方も多いですね。他の先生からの紹介で、他県から来院される方も結構いらっしゃいます。赤ちゃんから高齢の方まで幅広い年齢層の方が満遍なく来られているので、主訴も幅広いです。3世代にわたって家族ぐるみで通ってくださる方もたくさんいらっしゃいます。私も患者さんも一緒に年齢を重ねてきました。「ゆりかごから墓場まで」といいますが、かかりつけの歯科医師として、地域の皆さんの生涯にわたる口の中の健康を支えていけたらと思います。

口の中の悩みにオールマイティーに対応を

先生の診療方針を教えてください。

歯と口のことなら、何でもこなせるようになることが、歯科医師になった当初からの目標です。患者さんのさまざまなニーズに応えたいという思いから、自己研鑽を積み、歯周病やインプラント治療の専門性も高めることができましたが、スペシャリストになるよりも、もっともっと幅広くかつ深くやりたいタイプ。さまざまな診療がここだけで完結する、オールマイティーなクリニックをめざしています。治療をして終わりではなく、その先の患者さんの人生を見据えて、心地良い状態をいかに長く保つかを常に考えています。そのためには、将棋でいうところの「先を読む」力が必要です。2手3手先を考えただけでは負けるかもしれないけれど、20手30手先まで見据えて手を打てば勝てるかもしれない。10年後20年後のライフステージの変化まで見越した治療の提案に努めています。

診療に際して、心がけていることはありますか?

当院では緊急の場合を除いて、すぐには治療に入りません。患者さんが受け身ではなく、歯科医師と信頼関係を結んだ上で治療に進むべきではないかと考えるからです。まずはしっかりした検査・診断を行い、その方にとってベストと思える治療計画を提案させてもらいます。もちろん価値観は人それぞれですから、患者さんのご希望に合うとは限らないでしょう。選択肢としてプランB、プランCも用意して、メリット・デメリットをお話しした上で、ご自身に治療法を選んでもらいます。とにかく納得して治療を受けてもらうことが大切です。治療の内容や費用について、何度でもご理解いただけるまで説明します。口頭だけでは十分に伝わらないこともあるので、紙に書いたり、時にはイラストを描いたりして説明し、家に帰ってからゆっくり読み返せるよう、コピーを取ってお渡しします。

設備も充実しているそうですね。

難しい症例にも対応できるよう、先進の治療機器や検査機器を一通りそろえています。適切な診断や精密な治療には、歯科用CTやマイクロスコープが有用です。衛生面にもこだわっており、ヨーロッパの規格でクラスBとされる滅菌器や口腔外バキュームを導入し、患者さんが安心して受診できる環境を整えています。また、院内には歯科技工室を併設し、専属の歯科技工士が常駐しているので、歯科医師の監督のもと、スピーディーで完成度の高い技工物の提供につなげています。

スタッフと協力し、患者一人ひとりと親身に向き合う

スタッフの方との信頼関係もしっかりしていると感じます。

スタッフと私の間で連携がしっかり取れていると感じています。私がとにかく口を酸っぱくして言っているのが、「報・連・相」をしっかりしなさいということ、誰が偉いとかではなく、全員で協力し合ってチームで動きましょうということです。お互いがお互いを支え合い、協力しながら仕事に取り組んでくれていますね。自分がされて嫌なことはしない、自分の家族に接するように親身になって患者さんに接することをモットーに、患者さんに来て良かったと思ってもらえるような、クリニックづくりに取り組んでいます。活発な意見交換と情報共有のために、話し合いの場を設けることも多いです。毎週金曜日の午前中の診療は1時間早く切り上げて、全体会議の時間にあてています。労働時間内に実施するので、自分の意見を言うのは「義務」。みんな主体的に参加してくれています。

先生は予約が取りにくくなったことを心配されていますね。

当院は現在、おかげさまで患者さんが増えて、なかなか次の予約が取れず申し訳なく思っています。なんとか改善しようと思っているのですが、患者さんにご理解いただいてお待ちいただいている状況です。ただ、激しい痛みがあるなどの緊急性の高い症状がある方は、休憩時間を削ってでも優先して診療を行うようにしますので、何かあればご連絡いただきたいです。通院の間隔が空くと心配される方もいらっしゃいますが、治療内容と照らし合わせて、適切な処置をしますのでご安心ください。

今後、力を注いでいきたいことは何でしょうか?

近年、食生活やライフスタイルの変化などにより、歯並びや噛み合わせが悪いお子さんが増えてきましたが、虫歯や歯周病のリスクが高くなる恐れがあります。全身の健康のためにも、噛み合わせは大事です。小さい頃からきちんとお口の管理をして、歯並びを整えておけば、将来大がかりな矯正を避けることも期待できますし、虫歯や歯周病の予防にもつながります。お子さんが大人になってから困らないよう、母親教室を開催するなど、歯科予防の啓発にも力を入れていければと考えています。私1人の力では限界があるので、若い先生やスタッフを育てていきたいです。当院では、定期的な勉強会を実施しています。各人が発表者になり、お互いに勉強したことを発表し合うスタイルです。発表原稿の改善点は私が添削指導するので、発表者も聞く側のスタッフもより理解を深めることができます。自分たちができることを追求し、患者さんに還元していきたいですね。

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