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ロコモティブシンドローム予防
運動療法と骨粗しょう症治療

世田谷かくた整形外科 成城学園前院

(世田谷区/成城学園前駅)

最終更新日:2023/02/03

世田谷かくた整形外科 成城学園前院 ロコモティブシンドローム予防 運動療法と骨粗しょう症治療 世田谷かくた整形外科 成城学園前院 ロコモティブシンドローム予防 運動療法と骨粗しょう症治療
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「美しく、笑顔で健康寿命を延ばす」を理念に掲げる角田篤人院長が力を入れているのが、整形外科で行う運動器の機能維持と回復のための取り組みだ。運動器の障害は要支援、要介護の主原因でもあり、高齢化が進む日本において健康寿命をいかに延ばすかが大きな課題となっている。ロコモティブシンドロームに関する啓発活動を積極的に行う角田院長は「予防に整形外科をもっと多くの人に活用してほしい」と話す。整形外科は「けがや骨折をしたときに行くところ」ではなく、自分の明るい将来のために運動を継続するために利用する場所と捉えてほしいという。「世田谷かくた整形外科 成城学園前院」の取り組みについて話を聞いた。

(取材日2022年12月19日)

ロコモティブシンドローム予防のカギは、運動習慣の継続と早期治療。痛みや違和感があれば整形外科に相談を

Qロコモティブシンドロームとは何ですか?
A
世田谷かくた整形外科 成城学園前院 穏やかな口調でわかりやすく説明してくれる角田院長

▲穏やかな口調でわかりやすく説明してくれる角田院長

運動器の障害によって立つ、歩くといった移動機能が低下した状態のことを「ロコモティブシンドローム」と呼びます。略称はロコモです。運動器とは骨・筋肉・関節・靱帯・腱・神経など、身体を動かすために欠かせない組織や器管の総称です。「ロコモティブシンドローム」という概念は2007年に、日本整形外科学会によって生み出されました。人生100年時代といわれますが、いくら平均寿命が延びても、健康寿命が延びないと人生を楽しく過ごせません。健康寿命を延ばすためには、運動器の機能維持や回復が重要となります。実は要介護の大きな原因の一つが運動器の障害で、運動器の健康を守ることが日常生活の自立度の低下を防ぐカギなのです。

Qロコモ予防ではどのような対策が必要なのでしょうか?
A
世田谷かくた整形外科 成城学園前院 痛みや体に異変を感じたら、早めに受診してほしいという

▲痛みや体に異変を感じたら、早めに受診してほしいという

ロコモになる前から運動器の機能低下を自覚し、悪化を防ぐための運動習慣をできるだけ早い時期から始めていくことが重要です。運動器の疾患や老化からくる運動器の機能低下をそのままにしておくと、移動や着替え、入浴など日常生活に欠かせない動作も難しくなり、介助が必要な状態になったり、けがや骨折をきっかけに寝たきりになる恐れがあります。身体がスムーズに動かなくなると、外出が億劫になり、自宅に閉じこもりがちになって、運動器の機能低下がさらに進行してしまいます。そうならないためには適度な運動を習慣にし、途中で止めずに継続することが大切です。一人で継続するのは難しいので、整形外科をうまく利用してほしいのです。

Q大切にしている貴院の特徴を教えてください。
A
世田谷かくた整形外科 成城学園前院 骨粗しょう症の検査・治療にも注力している

▲骨粗しょう症の検査・治療にも注力している

当クリニックでは理学療法士による運動指導に力を入れています。体操のやり方や歩き方などをマンツーマンで指導するほか、ご自宅でも実践できる運動のアドバイスや評価にも取り組んでいます。肩が痛くて一人では動かせない方でも、ここに来て理学療法士と一緒ならできるというケースも多くあります。当院のリハビリ室は広々とした明るい空間で、続けて通いたいと思っていただける快適な環境づくりにもこだわりました。その他にも、ロコモ予防で重要な骨粗しょう症の検査・治療にも注力しています。特に閉経後の女性は急激に骨密度が低下するので、半年に1度は当院の高精度な骨密度検査と骨代謝マーカーという血液検査の受診をお勧めします。

Q加齢による運動器の衰えは、ある程度しょうがない気がします。
A
世田谷かくた整形外科 成城学園前院 理学療法士がマンツーマンで運動指導してくれる

▲理学療法士がマンツーマンで運動指導してくれる

年齢を重ねるとどうしてもできないことは増えていきますが、加齢のせいだと諦めて放っておいても良くなりません。家の中でつまずく、片足で靴下が履けないなど、変化を自覚した時点で対策を取れば、筋肉は何歳からでも鍛えられます。関節に痛みや違和感があればもちろん、痛みがなくても不調を自覚しているならば早めに整形外科を受診して、医師や理学療法士の指導の下、運動療法を始めることが大切です。骨粗しょう症の治療では骨密度も骨質も高めて骨折を防ぐことが重要で、治療開始は早ければ早いほど良いです。今はいろいろな種類の薬があり、検査結果に合わせた治療をしっかり行えば、高齢でも骨密度が上がるケースも期待できます。

Qロコモ予防の大切さを積極的に伝えてくださっているそうですね。
A
世田谷かくた整形外科 成城学園前院 予防のために、整形外科を活用してほしいという

▲予防のために、整形外科を活用してほしいという

ロコモに関する知識と予防を啓発する活動に取り組んでいます。要支援・要介護にならないように、ご自身の明るい未来のために、運動を続けてもらいたいと考えています。ただ、なかなか一人では続きませんから、楽しみながら運動を継続できる場をつくりました。「美しく、笑顔で健康寿命を延ばす」が当院の理念ですが、健康で長生きしている方は皆さん姿勢もよく、笑顔がすてきだと思うんです。秘訣を伺うと、何かしら運動をされていました。そういうすてきな笑顔の方を増やしていくことが目標です。テレワークが続き運動不足気味の方など、老若男女どなたでも整形外科を運動継続の機会にご利用ください。

ドクターからのメッセージ

角田 篤人院長

当院は骨、関節、筋肉をトータルで強くしてロコモを予防することが目標です。痛みの原因の多くは筋力の低下だとまずは知っていただきたいですね。患者さんが10年後、20年後も楽しい人生を歩めるように、ロコモ予防の重要性を積極的にお伝えしていきます。ロコモ予防で大切なのは、痛みや、体に異変を感じたら、早めに対策を講じることです。加齢によって筋力が衰えても、運動すればもとに戻すことだってめざせますし、早期の対策が痛みの治療にもつながります。骨粗しょう症の治療も骨密度が下がりきってからでは治療をしてもなかなか改善しません。検診で引っかかった、体が今までのように動かないと感じたら、すぐに相談に来てください。

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