なかなか治らない腱の痛み
腱の痛みに対する体外衝撃波

先進の治療をもっと身近に。副作用の少ない治療で長年の痛みにアプローチ

Qこちらでは腱の痛みに対して先進の治療を提供するそうですね。

A

▲先進的な痛みの治療に取り組む角田院長

「体外衝撃波」という、整形外科では先進の治療法に取り組む予定です。これは衝撃波を患部に照射する治療で、もともと結石を粉砕する治療として確立された技術ですが、欧米では早くから疼痛性疾患に用いられていました。日本では、難治性の足底腱膜炎に対して適応が認められ、保険診療で受けることが可能です。体外衝撃波には拡散型と集束型があります。

Q体外衝撃波治療はどのような治療なのでしょう。

A

▲クオリティーの高い治療をめざし、先進の機器をそろえている

衝撃波は、細胞を活性化させて成長因子の放出を引き起こし、血管新生やリンパ管の増殖を促したり、コラーゲン生成を促進させて腱の再生を促したりします。最近では、なかなか治らない骨折に対しても、骨形成タンパク質の放出が促されることで、骨修復につながるのではという研究が進んでおり、今後適応疾患が一層広がるのではないかと期待されています。しかし、先ほどもお話ししたとおり、今のところ日本では難治性の足底腱膜炎の患者さんに対する治療のみ保険適応となります。

Q治療の副作用や痛みはありますか？

A

▲痛みの原因を見極め、一人ひとりに合った治療法を提案

体外衝撃波療法の副作用は、痛みや腫れが少し出る程度です。痛みについても治療は患者さんの許容範囲に合わせて、出力を調整しながら行います。スタッフがコミュニケーションを取りつつ、反応を見ながら適切な出力を調整しますのでご安心ください。必要な治療回数は患者さんの状況や疾患によって異なります。おおむね3～10日間隔で約3回の施術を行います。1回の治療時間は約10分です。

Qこちらで治療を受けるメリットについて教えてください。

A

▲気になることがあれば気軽に相談してほしいという

先進の治療が身近な町のクリニックで受けられる点です。体外衝撃波療法に対応しているクリニックはまだ数少ないと思います。このほか当院では、幅広い疾患に対応できるようにしており、例えば、超音波検査装置で患部を見ながら薬剤を注入し、痛みの緩和を図る「超音波下ハイドロリリース」も扱い、運動療法と並行して痛みの改善を図っていく予定です。当院では、費用を抑えながらも腱の治療に有用なもの、少し費用はかかるけれどもさらなる症状改善が期待できるものなど、複数の選択肢を用意してお待ちしています。痛みの原因をしっかり見極めた上で、その方に合う治療法を提案していきますので、まずはご相談ください。