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本多 正幸 院長の独自取材記事

ほんだ歯科診療室

(福岡市南区/高宮駅)

最終更新日:2024/02/06

本多正幸院長 ほんだ歯科診療室 main

西鉄天神大牟田線の高宮駅から徒歩1分という利便性の良い場所にある「ほんだ歯科診療室」。2015年に本多正幸院長が開院して以来、小児から高齢者まで幅広い層の「かかりつけ」として、口の中から人々の健康を守ってきた。院名は、親しみやすいようにと、歯科医院やクリニックではない「歯科診療室」にこだわったという本多院長。守備範囲の広い診療が特徴で、口腔外科の領域にも対応できるのが強みだ。中でも注力しているのは、骨格や表情筋などにも影響を及ぼすことがある「噛み合わせ治療」。不定愁訴の原因にもなり得ることから、トータル的に診た上で診断を行っているそう。飛び込みの患者も断らないようにしているという本多院長に、詳しい診療内容やモットー、取り組んでいることなどについて聞いた。

(取材日2020年9月24日)

オールマイティーに診ることができる歯科医師をめざす

高校まで福岡の大牟田市で過ごされたそうですね。

本多正幸院長 ほんだ歯科診療室1

小さい頃から高校までずっと大牟田で過ごしました。幼少期は活発なほうではなく、絵を描いたり、工作したりするのが好きだったので、手を使う細かい作業が好きという意味では、今の仕事につながっているのかなあと思いますが、一番影響を受けたのは歯科医師だった父ですね。その姿を小さな頃から見ていたので、自然と自分も歯科医師になりたいという気持ちが芽生えていったように思います。大学は福岡を出て、関東へ行き、卒業後は埼玉、神奈川、福岡の歯科医院に勤務し、11年間経験を積みました。当初から一般歯科からインプラントまで、オールマイティーに診ることができる歯科医師をめざしていたので、この治療だけというのではなく、多種多様な治療を担当し、多くの経験を積ませてもらいました。

そして2015年に開院されましたが、どのような理由で来院される方が多いですか。

駅からすぐなので、学生さんや会社員の方も多く、「歯が痛いので何とかしてもらえますか」と飛び込みで来られたり、この地域に長く住んでおられる方たちは、かかりつけとして定期的にメンテナンスでおみえになったり、それこそフッ素塗布、歯周病、入れ歯など、年代によってさまざまですね。どんな症状の方でも「断らない」というのが自分のモットーなんです。万が一、対応できない状態であっても連携体制ができていますので、基本的にお断りすることはありません。この5年間でそのスタイルが浸透したのか、「ここに来れば何とかしてくれる」と思って来てくださる方が増えたように感じます。それは歯科医師としてめざしていたところなので、非常にうれしく思っています。

口腔外科の領域にも対応するなど、守備範囲も広いのですね。

本多正幸院長 ほんだ歯科診療室2

今、顎が小さいことから親知らずが横向きに生えておられる若い方も多いですので、専門的なアドバイスもできますし、処置をする場合も紹介せずにすぐ対応できますからね。また、さまざまな疾患において、口腔外科の観点から口腔内を診ることができるというのも大きな強みだと思います。メンテナンスで来られた場合でも、口腔内を精査して、そこからさまざまなアドバイスもできますから。当初から守備範囲の広さは常に意識してやってきましたので、状態によっては歯周組織再生療法をご提案したり、インプラントにおいても患者さんのご希望も考慮した上で、さまざまな選択肢をお伝えできるのは、多種多様な治療ができるからこそだと思っています。

予防に関する意識をより高めてもらうのが課題

数ある治療の中でも特に注力されている分野はありますか。

本多正幸院長 ほんだ歯科診療室3

噛み合わせですね。顎関節症もそうですが、微妙な噛み合わせのずれや顎の変化は、毎日のちょっとした癖や生活習慣が原因と考えられることも多いですので、そこに至った患者さんの日常的な背景をじっくりと引き出すことから始めなければなりません。純粋に目で見えるところだけを治せば良い治療ではないので、奥が深くやりがいも感じます。噛み合わせが悪いと、全身にも影響を及ぼすことが多いので、重要なのはひどくなる前に対処すること。それから、歯ぎしりで悩まれている方も多く、眠れないという方もおられます。そうなると日常生活に支障が出てきますから、何とかしてあげたいという思いがより強くなりますね。また、頭痛や肩こりなどは、噛み合わせが原因と考えられる場合も。それに気づいていない方が多いので、なんとなく体調が悪いと感じている方は、噛み合わせを診てもらうことで対処につなげられる場合があります。

そのままにせず診てもらうことが大事ですね。では、こちらのスタッフ体制についてもお聞かせください。

歯科医師が私1人と、歯科衛生士2人、歯科助手3人の6人体制で行っています。最終的な判断は私がしますが、スタッフそれぞれが自分で考え、正しい答えを出せるスキルを持っていて、私がやってほしいと思う以上のことをやってくれる方ばかりなので、とても助かっています。誰にでも平等に良い治療を提供したいという私の考えも理解した上で動いてくれますしね。そして、一番大事にしていることは患者さんとのコミュニケーション。しっかりとカウンセリングを行い、可能な治療法はすべてお伝えすることを心がけています。最近は、お子さんの歯並びを気にされている親御さんも多いので、ご希望もお聞きしながら必要だと判断した場合は、透明のマウスピース型の装置を用いた矯正のご提案もしています。

今取り組まれている中で、多くの方に関心を向けてほしいことはなんでしょう。

本多正幸院長 ほんだ歯科診療室4

やはり予防です。痛くないから何もしなくて良いと思われている方も多く、痛くならないようにするためには定期的なメンテナンスが必須であることを知ってはいても、実際にされている方はまだ少ないですから。インプラント治療など、欠損した歯を補うための治療法はたくさんありますが、その治療をせずに済むのならそれに越したことはありません。しかし、残念ながら、実際に失ってから歯の大切さに気づく方がほとんどです。治療にはお金も時間もかかりますので、そうならないために、ご自身の歯を大事にしていただきたいですね。開院時から患者さんには予防の重要性を時間をかけてご説明するなど、予防に関する意識を高めてもらえるよう取り組んできたこともあり、定期的にメンテナンスに来られる方が徐々に増えてきました。でも、まだまだなので、より多くの方に意識を高めてもらえるようにすることが今後の課題でもあります。

困っている人にとって「最後の砦」のような存在に

予防という点で、先ほどの歯ぎしりについては、自分で気づけるポイントや対策はあるのでしょうか。

本多正幸院長 ほんだ歯科診療室5

歯ぎしりは基本的に寝ている時に行われるものですが、タイミングとしては浅い眠りの時が多いんです。ですので、半分意識はあるので、「あ、今してたな」とか、朝起きた時に顎が張っていたり、こめかみが痛かったり、何かしら自覚症状があると思います。ただ、現段階では歯ぎしりの予防はまだ解明されていません。マウスピースをしても歯ぎしりをしなくなるわけではなく、マウスピースはあくまでも歯を守るための道具です。歯ぎしりはストレス発散でもあるので、それ自体は悪いことではないのですが、噛み合わせには悪影響を与えるため良いことではないのです。

やはり早めの対処が大事になるのですね。

そうです。噛み合わせに問題がある方は、その周りの筋肉にも異常があることが多いので、まず骨格や表情筋などを確認します。そして、咬合器というのをつけて精密に噛み合わせを診ていくというのが診察の流れですね。体の不調を訴えて来られた場合、実際に検査をすると噛み合わせとは関係がない場合もありますので、まず歯が原因か否かというのを判断しなければなりません。原因を究明するためにも、おかしいなと感じたら迷わず来ていただければと思います。

最後に、患者さんにとってどのような存在になりたいかお聞かせください。

本多正幸院長 ほんだ歯科診療室6

困っている方にとって「最後の砦」のような存在になりたいですね。そして患者さんに安心して通ってもらえる歯科であること。安心して来ていただくには「ここに来れば何とかなる」と思ってもらえることに加え、院内の環境も大事だと思っているので、感染症対策にも力を入れています。それぞれの器具に合わせた自動高圧蒸気滅菌器やメンテナンス装置を導入したり、院内の消毒もスタッフ全員で徹底してやっていますので、何か気になることや、ご不安なことがある方は、まずは相談だけでも大丈夫です。歯に関してだけでなく、トータル的に診た上でさまざまなアドバイスをさせていただきますので、お気軽にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/35万円~、
マウスピース型装置を用いた矯正/30万円~、
歯周組織再生療法/5万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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