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山東 元樹 院長の独自取材記事

中切パークサイドクリニック

(名古屋市北区/黒川駅)

最終更新日:2023/06/14

山東元樹院長 中切パークサイドクリニック main

名古屋市営地下鉄名城線黒川駅から車で5分ほどの、国道41号線から路地に入った一角にある「中切パークサイドクリニック」。クリニックの南側に川中公園があり、周囲には閑静な住宅街が広がるエリアだ。2023年3月にリニューアルしたばかりのクリニックは、スタイリッシュでモダンなデザインながら、温かみが感じられる親しみやすい雰囲気。1階に内科・眼科、2階には皮膚科・美容皮膚科があり、院内はすべてバリアフリー。広々とした1階の待合室にはキッズスペースを備え、2階には美容皮膚科専用フロアや授乳室があるなど、患者目線で配慮された設えが要所にちりばめられている。2021年にこちらのクリニックを承継した山東元樹院長は、患者が来院しやすい環境づくりに努め、地域の医療の受け皿としての使命感をにじませる。

(取材日2023年3月22日)

複数の診療科を備え、さまざまな病気に複合的に対応を

クリニックのコンセプトについて教えてください。

山東元樹院長 中切パークサイドクリニック1

コンセプトとしているのは、「地域の患者さんのすぐそばで、健康を守る」ということです。多くの方ができる限り最期まで住み慣れた家で過ごしたい、という思いをお持ちだと思いますが、そのためにあるのが当院のような地域に根差したクリニックではないでしょうか。なるべく早く病気を見つけることで、通院しながら早期治療ができますし、専門的な診療が必要な場合は総合病院へ紹介し、予後は自宅から近い当院で経過を見ていくこともできます。体調に異変を感じたとき、また定期健診を受けようと思ったときに選ばれるクリニックでありたいと思っています。そのため、「来院しやすい場所」と感じていただけるような雰囲気づくりにこだわっています。

複数の診療科に専門の医師がいることのメリットは何ですか?

当院には内科、眼科、皮膚科の医師が常勤しています。また曜日限定ですが、脳神経外科や内分泌内科の専門医師もいます。地域に根差したクリニックでありつつも、それぞれに専門とした医師がいることで幅広い診療ができるということは、近くにお住まいの患者さんにとっても安心であり便利だと思いますし、病気に対して複合的にアプローチできるというメリットもあります。規模の大きな病院に行くのはなかなかハードルが高くても、地域のクリニックであれば気軽に行けると、当院の複数の科を受診される患者さんもいらっしゃいます。また待ち時間が長すぎないので、患者さんの負担が少ないこともメリットの1つでしょう。

診療をする際に気をつけていることを教えてください。

山東元樹院長 中切パークサイドクリニック2

まず、患者さんの話をよく聞くことを大切にしています。患者さんは自分の病気のこと、症状や薬のこと、治療の副作用についてなど、さまざまな疑問をお持ちです。それを丁寧に聞き取り、1つずつ説明して納得してもらった上で治療していくということを、とても大切にしています。基本的なことですが、安心して治療を受けてもらうためには欠かせないことですし、そのために患者さんが話しやすい状況をつくって信頼関係を築くことも、われわれ医師の重要な役割だと思っています。日頃から患者さんと話していると、会話中の言葉に気になることが潜んでいる場合があり、それが病気の発見につながるケースもあるので、些細なことでも聞き逃さないように意識しています。

診療や検査を受ける際の利便性に配慮したリニューアル

クリニックをリニューアルしたばかりということで、リニューアルされた理由を教えてください。

山東元樹院長 中切パークサイドクリニック3

既存のクリニックで駐車場として使っていた土地に、2023年3月にリニューアルオープンしました。私がこのクリニックの院長になったのは2021年ですが、就任当初からクリニックをリニューアルする予定でした。待合室が手狭になっていたことや、胃カメラや大腸カメラの内視鏡検査の際に専用の検査室がなかったことなどがその理由です。リニューアルにあたっては、既存のクリニックでしばらく診療しながら改善点を洗い出した上で、設計士と相談しながら1年以上かけて今回のリニューアルオープンを進めていきました。

こだわったポイントはありますか?

クリニック全体としては、患者さんにできるだけリラックスしてお待ちいただけるように待合室を広くし、内装はシンプルでシックな色合いで統一して落ち着いた空間にすることを心がけました。内科・眼科は高齢の患者さんが多いので1階に、皮膚科と美容皮膚科は2階に診察室があります。当院には複数の診療科があるため、患者さんの年齢層も幅広いです。そのためキッズスペースや授乳室なども設置しました。また、クリニックの建設がちょうどコロナ禍だったこともあり、自動精算機を導入しました。ただ機器に慣れていない方もいらっしゃるので、対面での清算もできるような体制を取っています。

具体的にどのような部分が変わりましたか?

山東元樹院長 中切パークサイドクリニック4

内科で大きく変わったのは、内視鏡検査に関する設備です。検査室の隣に専用個部屋を用意して、そこで着替えなどをしてもらい、ほかの患者さんに会うことなくそのまま検査室に向かえるような動線を確保しました。特に大腸カメラの検査には事前に下剤の服用が必要ですが、自宅での服用が難しい方も中にはいらっしゃいます。そういう場合には専用個室で服用していただくこともできるようにしています。また、CT設備も整えました。そして、当院で働くスタッフが利用するバックスペースにもこだわりました。スタッフルームやミーティングルームを完備し、小さいお子さんを持つスタッフが、勤務日に子どもを預けられない場合などに使えるような、スタッフ専用のキッズスペースもつくりました。かかりつけ医として地域の皆さんに親しみを持ってもらうためには、スタッフが働きやすい環境をつくることも大切だと考えています。

地域のかかりつけ医として、早期発見早期治療をめざす

地域の患者さんにはどのように利用してほしいとお考えですか?

山東元樹院長 中切パークサイドクリニック5

最近特に増えてきているのが、胃カメラや大腸カメラなどの内視鏡検査です。当院では内視鏡検査のほかバリウムでの検査も行っていますが、名古屋市のがん検診の一環としてピロリ菌検査が始まったことに伴い、再検査などの診断が出た患者さんが当院での内視鏡検査を受けに来られるケースが増えてきました。当院の内視鏡検査については経口検査や経鼻検査を行いますが、恐怖心がある患者さんへは鎮静剤を使っての検査もお勧めしています。検査後に車の運転などを控えていただく必要がありますが、休憩していただく部屋もご用意しています。内視鏡検査をしたことがない方にとっても、できるだけリラックスできるような方法をご提案していますので、ぜひご利用ください。

今後クリニックとして力を入れていきたいことはありますか?

私自身が内科の医師として診療をする上で大切にしているのは、早期発見、早期治療です。治療するにも早いほうが患者さんの負担も少ないと思いますし、そのためには当院が患者さんにとって「行きやすいクリニック」になることが大切です。患者さんのほとんどが地域の方なので、住み慣れた場所で長く暮らせるための医療の受け皿でありたいと思っています。現在は発熱に対する外来を備え、社会情勢に応じた困り事にも柔軟に対応できるようにしています。また生活習慣病にも幅広く対応しており、がん検診については婦人科系以外の対応が可能です。定期健診にも広く対応できるクリニックとして、さまざまな機器を完備しています。

地域の方にメッセージをお願いします。

山東元樹院長 中切パークサイドクリニック6

地域のかかりつけ医としてできるだけ多くの患者さんの健康を守るために、リニューアルに際しては「気軽に行けるクリニック」として親しまれるようにさまざまな工夫を凝らしました。わざわざ遠方の病院に行かなくても一通りの検査ができる設備を導入し、複数の診療科の医師が在籍することで、1つの病気に対しても多角的で総合的な診療ができる体制を整えました。そして「質問しにくい」「話しにくい」という心理的なハードルも下げられるよう、患者さんの話にしっかりと耳を傾けながら丁寧な診療をすることをモットーとしています。少しでも気になることがあれば、ぜひ一度相談しにいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

レーザーを用いたしみ取り 1cm/1万1000円
(詳細はクリニックホームページをご参照ください)

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