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将来の口腔内の健康に備えた
小児からの予防歯科

にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院

(練馬区/大泉学園駅)

最終更新日:2023/12/15

にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院 将来の口腔内の健康に備えた 小児からの予防歯科 にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院 将来の口腔内の健康に備えた 小児からの予防歯科
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2014年に開院以来、幅広い年代の患者が足を運ぶ「にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院」。2022年に院長に就任した横石智哉院長が力を入れている診療の一つが、小児の予防歯科だ。「子どもの将来の口腔内の健康を左右する乳幼児期から歯科医院に通ってもらうことが重要で、毎日の歯磨きを指導したりフッ素塗布を行ったりするだけでなく、食べ物を咀嚼する力、飲み込む力を確認したり、日常生活での姿勢や呼吸方法についても確認しながら、その子全体を診ていく必要があります」という。横石院長に、小児の予防歯科の重要性や同院で行う診療について聞いた。

(取材日2023年11月16日)

近年増加傾向にある小児の「口腔機能発達不全症」。将来的なトラブルを減らすために早めの対処を

Q小児の予防歯科に力を入れている理由をお聞かせください。
A
にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院 楽しく通院できるようにキッズスペースも充実している

▲楽しく通院できるようにキッズスペースも充実している

これまで歯科医師として、年齢問わずさまざまな患者さんを診療してきました。成人の患者さんの中には、虫歯が非常に多い方、歯周病の方、顎関節症の方などお口周りのトラブルに悩む方がたくさんいらっしゃいました。そうした成人になってからの口腔内環境の悪化の原因は、子どもの頃の口腔環境、つまり歯磨きの習慣や食生活、生活習慣などが大きく影響しているという研究報告があります。子どもの頃から歯科医院に通い、定期的な検診やメンテナンス、正しい歯磨きや食習慣を身につけることは、虫歯や歯周病などの将来的なリスクを減らすことにつながります。このような思いから、当院では小児の予防歯科に力を入れています。

Q小児からの働きかけが大切なのですね。
A
にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院 子どもだけでなく家族にも正しい知識をつけてもらうことが大切

▲子どもだけでなく家族にも正しい知識をつけてもらうことが大切

そうですね。近年、食べる・話す・呼吸するなどの機能が十分に発達していない、もしくは正常な機能を獲得できていない「口腔機能発達不全症」に当てはまるお子さんが増えてきています。これは食文化の変化により、幼少期からお口やその周りの筋肉をうまく使えていないことが原因の1つと考えられています。子どもの頃の口腔環境が、将来の健康や歯並びにも影響することがあるため、小児のうちからアプローチをすることが大切なのです。そこで当院では、お子さんだけではなくご家族も一緒に、将来の「健口」につながるよう衛生士とも連携した働きかけを行っております。

Q口腔機能について診療する際のポイントはありますか?
A
にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院 子どもの様子をよく観察し、楽しく治療ができるようサポート

▲子どもの様子をよく観察し、楽しく治療ができるようサポート

お口の中を診る前に、お口の開き方やお口の動き、舌をうまく出し入れできるかどうかなど、お口周り全体の機能を見させていただきます。これらに加え、話し方や姿勢も見ますし、保護者の方に食生活や生活習慣、指しゃぶりなどの癖の有無についても伺いながら、「その子全体」を診ることを大切にしています。お子さんに水を飲んでもらってその様子を動画に撮り、舌や喉の動かし方を見ることもあります。これによって咀嚼して食べ物を飲み込む機能が備わっているかどうかを確認します。

Q機能に問題があった場合、どのようにアプローチするのですか?
A
にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院 保護者の意向も聞き、一人ひとりに合わせた治療を提案する

▲保護者の意向も聞き、一人ひとりに合わせた治療を提案する

虫歯などの症状以外に口腔機能発達不全症が当てはまる場合は、そのお子さんの年齢や保護者の方のお考えに応じて個別に対応させていただきます。口腔筋のトレーニングを行うほか、咀嚼や飲み込み方、呼吸方法などの指導、姿勢などの改善に有用なアドバイスを行うこともできますよ。また、歯並びを改善する必要がある場合は、自由診療ですがマウスピース型装置を用いた矯正治療をご提案します。お子さんはどんどん成長していきますので、その時々で問題点があれば指摘し、お子さんと保護者の方に「今のままのだと将来お口のトラブルが起こる可能性がある」ということに気づいてもらうことを第一目的に、成長に応じたサポートを行っていきます。

Qお子さんを診療するときに心がけていることは?
A
にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院 親子で楽しく治療に取り組めるよう、スタッフ全員でサポート

▲親子で楽しく治療に取り組めるよう、スタッフ全員でサポート

歯科医院が苦手なお子さんは、まずは慣れてもらうことから始め、無理やり治療はいたしません。また、先ほども申し上げましたが、歯だけを診るのではなくお口周り全体、姿勢などを含めた体全体を診るよう心がけています。虫歯ができにくい口腔環境をつくるには、小さい頃から予防に取り組み、お口の基礎体力を上げておくことが大事です。当院ではお子さんの年齢に応じて、その時期に大切な予防のポイントや日常生活における注意ポイントなどを適宜アドバイスしながら継続的にサポートしていきます。「子どもが何歳から歯科医院に連れていけばいいですか?」という質問をよく受けますが、乳歯が生え始める0歳から診てもらうことをお勧めします。

ドクターからのメッセージ

横石 智哉院長

近年、虫歯はないけれども口腔機能発達不全症のお子さんが増えています。お口周りの筋肉の発達が不十分な場合、咀嚼がうまくいかず、食べ物を飲み込む力が弱いため消化ができずに、食欲不振など胃腸の調子が悪くなったりすることも考えられます。また、お口が常にポカンと開いて口呼吸になってしまう場合は、お口の中が乾燥して唾液の自浄作用が十分に機能しないことで口臭のリスクが高まったり、睡眠の質が落ちたりすることも考えられます。ですので、予防歯科の視点からも、お子さんが小さい頃から歯科医院を受診して専門家の診断を受け、お子さんの口腔機能に異常がないか注意していただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/88万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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