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佐々木 宏志郎 院長の独自取材記事

大手町歯科医院

(仙台市青葉区/大町西公園駅)

最終更新日:2022/04/26

佐々木宏志郎院長 大手町歯科医院 main

仙台市青葉区大町の青葉通り沿いにある「大手町歯科医院」。院内に足を踏み入れると、大きな窓から明るい光が差し込み、杜の都を象徴するような四季折々の木々が目を楽しませてくれる。歯周病治療や予防歯科に力を入れる同院では、2020年に前院長からクリニックを引き継いだ佐々木宏志郎院長が、同院の歴史を守りつつも、「自分らしく、これまで以上に満足していただける歯科医療を提供したい」と意気込みを見せる。歯周病治療の中でも特に歯周外科処置の経験が豊富な院長は、重度の症例でも対応が可能だという。「夢の中でも治療をしている」と言うほど、熱心に仕事に打ち込む佐々木院長に診療にかける想いを聞いた。

(取材日2022年3月4日)

歴史を引き継ぎつつ、自分なりの新しい歯科医療を提供

明るく開放的な雰囲気の院内ですね。

佐々木宏志郎院長 大手町歯科医院1

ありがとうございます。当院は青葉通り沿いに位置し大町西公園駅も近くにあるなど、緑豊かな環境の中にあります。僕も毎日この景色を見ていますが、けやき並木をはじめ四季のうつろいを感じられるのが気に入っています。実際、患者さんの中には通院時に景色を楽しまれる方もいるようでうれしいですね。院内は診察室のユニットのスペースを広くとったり、待合室には大きな窓を作ったりと、患者さんが気持ち良く過ごせるような工夫もしています。治療は長期に及ぶこともありますし、メンテナンスで定期的に通われる方も多いので、歯科医院を「仕方なく行く場所」ではなく、「前向きに通いたくなる場所」だと感じていただけたらうれしいですね。

こちらのクリニックは先代の院長から先生が継承されたと伺っています。

ええ。もともと勤務医だったのですが、先代の院長が引退されるということで私が引き継ぎました。一緒に働かせてもらう中で学ぶことが非常に多く、人柄も素晴らしい大先輩だっただけに、そんな先生の後を継ぐということでもちろん緊張もしました。長く通われている方が多いのでプレッシャーもありますが、その分やりがいも大きいです。当院をよく知っている患者さんから「変わったね」「先生頑張ってますね」と言われると、励みになりますし、より良い治療を提供したいというモチベーションにもなっていますね。これまでの歴史を引き継ぎつつ、僕なりの新しい歯科医療を提供していけたらと考えています。

どんな患者さんが多いのでしょうか?

佐々木宏志郎院長 大手町歯科医院2

近隣にお住まいの方はもちろん、この辺りに勤務されている方や県外から来られる方もいますよ。また、近隣には研究機関が多いので、研究職や医療職の方が来院されることもあります。世代としてはお子さんから高齢の方まで幅広いですが、最近は若い方が増えてきた印象もあります。年齢層が広いだけに、主訴もさまざまですが、虫歯や歯周病で来られて、治療後メンテナンスで継続して通われる方が多いと思います。偏りなくあらゆる方を診ることができるのは、かかりつけ医としてのやりがいにつながっています。

人生100年時代、一人ひとりに合った予防法を提案

予防歯科に力を入れていると伺いました。

佐々木宏志郎院長 大手町歯科医院3

人生100年時代と言われる今、年を重ねても健康でおいしく食べられるようにするには、虫歯や歯周病を予防してできる限り自分の歯を維持することが欠かせません。そのためには、しっかりと検査してその方に合ったケアや予防法を提案することが大事だと考えています。そこで当院では、初診時に口腔内写真やエックス線写真の撮影、また必要に応じて唾液検査を行っています。ほかにも噛み合わせをチェックしたり、食事や睡眠などの生活習慣を確認したりしながら、口腔内のリスクを把握しています。その上で一人ひとりに合わせた治療を行いメンテナンスに移行するのですが、予防において鍵となるのは患者さん自身のブラッシング。なので、たとえリスクが高くても日々のケアがしっかりとできれば問題ないと考えています。そこで、メンテナンスでは歯科衛生士によるクリーニングに加え、ブラッシング指導などセルフケアのサポートもしっかりとさせていただきます。

悪くならないように予防をということですが、治療に関して先生が得意とする分野はありますか?

特に力を入れているのは、歯周病の治療です。歯周病は細菌によって歯周組織が破壊され、重症化すると歯が抜け落ちてしまう病気です。歯周組織が良い状態でないと、かぶせ物を入れる治療などをしてもきちんと噛めないなど、あらゆるトラブルを引き起こしかねません。だからこそ予防が不可欠であり、歯周病がある場合もできるだけ早い段階で治療をして、土台を整えることが大切になります。もし悪化している場合は、歯茎を切開して中に入り込んだ歯石を除去する歯周外科処置が必要になりますが、僕は勤務医時代から多数外科処置を経験していますので、当院で対応が可能です。安心してお任せいただければと思います。

設備や環境面で工夫していることがあれば教えてください。

佐々木宏志郎院長 大手町歯科医院4

特別なことはしていませんが、感染症対策はしっかりと行っています。まず予約制にしているので、待合室が密になることはありません。また治療器具に関しては、高水準の「クラスB」という規格の高圧蒸気滅菌器を用いていますので、あらゆる形状の器具をしっかりと滅菌することができます。ほかにもコップやヘッドカバー、グローブ、エプロンなど可能なものは使い捨てにし、空気清浄機も設置して換気に注意を払っています。患者さんに安心して通っていただくことが、お口の健康を守ることにもつながりますので、引き続き対策を行っていきたいと思います。

ライフステージに適した治療を提供し患者の幸せに貢献

なぜ歯科医師になったのですか?

佐々木宏志郎院長 大手町歯科医院5

母が歯科衛生士だったので、子どもの頃から歯科医療が身近な存在だったことが大きいですね。あと僕は両利きなんですが、手先が器用だったので親が適性を見抜いてくれたというか、「将来は歯科医師になったら?」という勧めもありました。なので、最初から「歯科医師になりたい」と強く思っていたわけではないものの、実際になってみると、勉強するのも臨床で患者さんを診るのも楽しくて、自分に合っているなと感じました。今も子どもと遊ぶ以外は、休日はセミナーなどに参加することが多く勉強漬けの日々ですが、患者さんのためには生涯学び続けなければと思っているので苦ではないですね。時々夢の中で治療をしていることもあるくらいですから(笑)。

診療時に心がけていることを教えてください。

患者さんのライフステージに合わせた治療を提案することです。この年齢でこのくらいの歯が残っていれば、10年後はこの程度の本数の歯を保てるだろうということがある程度わかってきているので、そこから逆算して治療法を検討します。例えば歯周病に関しても、想定しうる進行のスピードを踏まえて、90歳の方に歯周病があった場合に本当に治療が必要なのか一度立ち止まって考えるようにしているんです。もちろんしっかりと治療をすることが歯科的な観点では正解だと重々承知していますが、通院の負担を考えると、一から治療を行うことが果たして患者さんにとって良いことなのかとも思うからです。なので、患者さんやご家族と相談しながら慎重に治療を進めるようにしています。一方で10~20代で虫歯がたくさんある方には「将来こうなる可能性があるから、今きちんと治そう」と伝え、意識を高めてもらえるような関わりを心がけています。

では最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

佐々木宏志郎院長 大手町歯科医院6

僕が追求しているのは、歯科医療を通じて患者さんを幸せにすること。それが自分自身の幸せにもつながると考えています。ですから、常に「この治療は患者さんに本当に合っているのか」を考え、スタッフの力も借りて相談しながら治療を行うようにしています。そうして、まずは目の前の患者さんをきちんと診て納得していただける治療を提供すること、そのために一歩一歩前に進んでいきたいと思います。また、当院はかかりつけ医として近隣の医療機関とも連携を図っていますので、必要に応じて専門のクリニックや病院を紹介しています。どこに行ったらいいかわからない場合も、ぜひ気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

唾液検査/1万円~

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