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樋口 琢善 院長の独自取材記事

ひぐちファミリー歯科

(飯塚市/新飯塚駅)

最終更新日:2024/02/01

樋口琢善院長 ひぐちファミリー歯科 main

福北ゆたか線新飯塚駅からバスで約15分。「ひぐちファミリー歯科」は2002年の開業以来、地域内外から来る患者の歯の悩みに寄り添ってきた。樋口琢善院長は歯周病治療を専門としつつも、矯正歯科や審美歯科、小児歯科など幅広い診療に対応している。「歯の機能面だけではなく、見た目の美しさにもこだわって治療しています」と優しい笑顔で語る樋口先生。患者の悩みを解決するだけでなく、生活の質まで上げていくことをプラスアルファで考えている。ちなみに今はセミナー講師や研究でスケジュールが埋まっているが、時間があれば趣味である釣りに出かけたいとのこと。そんな樋口先生に、クリニックの概要や診療方針、専門性などをざっくばらんに聞いてみた。

(取材日2023年12月4日)

患者のニーズを理解し、妥協することなく治療する

現在の場所で開業した経緯や理由についてお伺いします。

樋口琢善院長 ひぐちファミリー歯科1

もともとこのクリニックの近くで祖父が歯科医院をしていまして、引き継ぐ際に移転開院したのが2002年です。私の家族が所持していた土地を活用したことと、地元である飯塚市に貢献したいという思いから、この場所で新しく再スタートしました。患者さんは当院周辺にお住まいの高齢者が多いものの、飯塚市全域や隣接した宮若市や直方市などからも来られています。母は歯科衛生士なので、子どもの頃から歯科医院にはなじみ深かったですね。患者さんのお口の中をきれいにしていくことにとてもやりがいを感じるので、私は手先を使って仕事をする歯科医師に向いていると思います。

先生のご経歴を教えてください。

1996年に松本歯科大学を卒業後、祖父のクリニックや久留米市にある青木歯科医院などで研鑽を積みました。その後、2002年に開院して現在に至ります。また、南カリフォルニア大学歯学部に留学した経験もあります。実際現地に滞在したのは2~3週間でしたが、カリキュラム自体は半年間あり、多くのことを学びました。特に歯周病の治療に関しては、習得したことを日本に持ち帰って生かしています。当時は新しい術式や日本とアメリカの歯科技術の違いなどを知ることができ、とても有意義な時間となりました。やはり患者さんに良質な歯科医療を提供するためには、さまざまな場所で学ぶことが必要だと感じます。

クリニックの診療方針をお聞かせください。

樋口琢善院長 ひぐちファミリー歯科2

患者さんの歯をできる限り残すことに注力し「本気で考え、真心を込めて、妥協はしない」こちらを診療方針にしています。また、食事や会話などといった歯の機能を上げていくことだけではなく、見た目にもこだわって治療を進めていきます。歯が白かったり歯並びがきれいだったりすると、人前で笑うことに抵抗がなくなると思います。むしろ性格が明るくなって積極的になることも多いのではないでしょうか。なので、歯の機能面と審美面を両方考え、患者さんとしっかり話し合って治療計画を立てていくことを意識しています。患者さんが満足できるよう、悩みを丁寧に聞いて妥協しないことにもこだわっています。

歯周病予防の大切さを伝えていきたい

先生のご専門である歯周病について詳しく教えてください。

樋口琢善院長 ひぐちファミリー歯科3

歯周病はお口の中の菌によって起こる病気ですが、初期段階での自覚症状はほぼありません。ご自身で気づけるのは、口臭がきつくなることぐらいでしょうか。歯周病は放っておいて治るものではなく、むしろ進行して最終的に歯が抜けることもある怖い病気なのです。なので、自覚症状のない時からお口の中をチェックしておくことが大切です。歯茎が腫れたり歯がぐらぐらしたりしてクリニックを訪れたときは、もうかなり進行していると言えます。症状によっては歯を残せることもありますが、必ずしも元通りの状態になるとは限りません。しかも、治療するのに時間も費用もかかってしまうため、歯周病の怖さを皆さんに知っていただきたいです。そして予防する意識を持っていただきたいですね。

歯周病予防のために私たちができることはありますか?

歯周病は40歳以降になると発症する人が増えてきます。とはいえ、きちんとお口のケアをしていないと20代でもなることがあるのですよ。そのため、毎日の歯磨きはもちろん、夜寝る前に洗口液を使うことをお勧めします。寝ている間に唾液が減少し、お口の中の菌が増殖することによって歯周病になるリスクが増えていきます。洗口液を使うとお口の中が潤った状態を保てるので、菌の増殖を抑えることにつながります。そのような日々のケアを続けてみてはいかがでしょうか。また、定期的なクリニックでの歯のメンテナンスもお勧めです。数ヵ月に一度でもいいので、クリニックに通う習慣をつけていると、虫歯や歯周病になっても早期治療ができて患者さんの負担が減りますよ。

歯周病だけでなく、幅広い症状に対応していると伺いました。

樋口琢善院長 ひぐちファミリー歯科4

はい、当院に来られる患者さんは「口の中全体をチェックしてほしい」と言われる方が多いです。もちろん、歯が痛いとかぐらぐらするといった症状の方もいらっしゃいます。主訴がある場合はまず主訴の解決を図り、その後お口全体を診てさらに良くなるよう提案します。また、快適な生活を送るためには歯を矯正する必要もあるため、当院では多くの患者さんが矯正治療を行っています。もしお口の中がぐらぐらする歯ばかりといったひどい状態でも、歯周組織の再生療法などを利用して、可能な限り歯を残せるように尽力しています。当院では、それらの治療にも対応しています。患者さんのご希望に添えるようにさまざまな治療に努めていますので、どのようなことでもご相談いただきたいです。

チームで一丸となって患者のケアを行う

クリニカルコーディネーターとは具体的にどのようなことをする人なのでしょうか?

樋口琢善院長 ひぐちファミリー歯科5

クリニカルコーディネーターは、患者さんのお口の状態を説明し、今後どういう治療を行い、どれくらいの期間と費用がかかるのかを詳しく説明する役割の人です。仮に手術が必要な場合、術後の状態がどうなるとか、薬の服用が必要なのかというところまで細かくお話します。今日はどのような治療をしたのかという説明だけでは、患者さんが理解や納得できないこともあるのですね。お口の中は患者さんから見えませんから、不安になると思います。そのような不安を取り除きたい、最初から最後まで安心して通っていただけるようにと、当院ではクリニカルコーディネーターを配置しています。ちなみに専属ではなく、歯科衛生士などが兼務しています。患者さんのライフスタイルに合わせて適切な治療計画を立てるので、無理なく通っていただけると思います。

今後の展望についてお伺いします。

実は休診日に大学院に通っていまして、とある研究をしています。今後は研究結果を生かして、患者さんに医療技術を還元できたらいいなと思います。それ以外にも、セミナーで若い歯科医師に講義を行うことも多いです。私が学んできたことや技術を後世に残すとともに、若い歯科医師を育てていきたい気持ちがありますね。そのように休みなく動き回っているのですが、たまには趣味の釣りに行きたいと思うこともあります。あと、スタッフを集めて月に1回勉強会を行っていて、新しい技術を教え合ったり外部講師を呼んで講習会を開いたりしています。また、患者さんの情報共有の場としても活用しています。今後も引き続きスタッフのレベルの底上げをして、より高い技術を提供できるようにしていきたいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

樋口琢善院長 ひぐちファミリー歯科6

歯は食事をしたり人と会話をしたりするときに必要で、本来は1本たりとも失ってはいけないものです。最近は、お口の中に興味を持ってくれる人が増え、予防のために来院される方が多くなりました。とはいえ、ひどくなってから来られて痛い思いをする方もまだまだいらっしゃいます。なので、自覚症状のない時から、ぜひ定期的に歯のメンテナンスを行っていただきたいです。もしお口の中がひどく、まともに食事ができない人や、他のクリニックで治療できないと言われた人でも、当院で解決がめざせるかもしれません。患者さん独自の判断で「もうどうしようもない」と諦めずに、一度当院にいらしてください。お口の中をきれいにして、おいしく食事ができるようになったら、想像以上に快適な生活を送れるようになるはずです。当院ではそのお手伝いをしているので、一緒に歯の健康を維持していきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/22万円〜(部分矯正や全顎矯正など範囲によって費用は異なります。)、セラミックを用いた詰め物/9万9000円~、歯周組織再生療法/3万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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