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牛山 将之 院長の独自取材記事

うしやま歯科

(練馬区/練馬駅)

最終更新日:2024/04/01

牛山将之院長 うしやま歯科 main

西武池袋線練馬駅から約5分ほどに位置する「うしやま歯科」。学生時代にアメフト部に所属していたという院長の牛山将之先生は、爽やかなスポーツマンの印象だ。「診療ではすべて自分の目が行き届くようにしたい」と語り、個々の患者に対する強い責任感を感じさせる。専門とする歯周病治療以外にも、インプラント治療や歯科用マイクロスコープによる治療などの講習会にも積極的に参加し、先端の歯科医療を求めている。その原動力となっているのは患者への思いであり、歯周病治療を中心とした、より高度で専門性の高い、トータルな歯科治療の提供を心がけている。インタビューではスポーツマンらしい飾らない言葉でざっくばらんに語ってくれた牛山先生。患者はそこに安心と信頼を覚えるのだろう。

(取材日2016年4月19日)

患者のニーズをくみ取り、最善の治療を提供したい

まずは、開業までのご経歴について教えていただけますか?

牛山将之院長 うしやま歯科1

日本大学松戸歯学部に入学し、1998年に卒業しました。大学生の頃、初めて問診した時は緊張しましたね。何を聞くかは項目として与えられているわけですが、台本があるわけではありませんから、どう話していいのか、慣れるまでは困りました。大学卒業後は日本大学歯学部付属歯科病院で歯周病を専門に3年間勤務しました。当時は再生治療など、この分野はドラマチックに変化する予感があり、実際、歯茎の移植などおもしろかったですね。その後、2年間ほどのアルバイト勤務を経て、この場所に開業しました。今年で13年目になります。周辺が広々としていたのも気に入って、この場所に決めました。このエリアは住宅街で昔から住んでいる方が多く、患者さんも地元の方が中心です。家族で通ってくださる方もいてうれしいですね。

こちらのクリニックにはキッズスペースもあるんですね。

お子さんが来た時は皆さん利用されますね。子どもたちも自分から入って、お母さんや兄弟の治療中にここで遊んで待っています。当院のキッズスペースは入り口ではなくて、診療中でも僕たちの目が届く場所にありますから、お母さん方も安心して診療を受けていただけると思います。最初は土日など、ご主人のお休みの日にお子さんを預けて診療に来ていた方も、キッズスペースがあることで曜日を気にせず、お子さん連れで平日にいらっしゃったりしていますね。

先生の診療方針について、お聞かせください。

牛山将之院長 うしやま歯科2

再治療しないよう、できるだけ長くもたせることです。患者さんにも「早く治療を終わらせてほしい」などのニーズがありますから、その範囲で僕自身が許容できる選択肢を提示しています。保険診療と自費診療でも、それぞれのメリット、デメリットを説明して、患者さんに選択してもらいます。患者さんのニーズに沿った範囲内で、ベストな治療を提供するよう常に心がけていますね。患者さんに感謝していただいた時はやはりこの仕事のやりがいを感じますね。またお子さんの診療に関しては、無理強いはしません。痛くてどうしようもない場合は別ですが、特に小さいお子さんの場合、段階を踏んで進めていき、終わったらほめてあげたり、カプセルトイや消しゴムをあげるなどして次につながる工夫をしていますよ。

患者の満足度を上げるためにできることを常に考える

歯科用CTなど、新しい設備を積極的に導入されているようですね。

牛山将之院長 うしやま歯科3

患者さんの満足度を上げたいという思いが常にあって、CTに関しては、それまでは大学病院にお願いして撮ってもらっていたのですが、患者さんの利便性を考えて導入しました。僕ができる診療に関しては、当院の中で終わらせたいと思っています。また、初期虫歯の治療の判断基準として役立つのが光学式う蝕検出装置です。これは虫歯の状態を数値として表してくれる機械で、具体的な数値があることで、患者さんも納得して治療に入れるかと思います。新しいものについても学び、患者さんにとってより良いものを取り入れていきたいですね。

先生が得意とされる治療についてお聞かせください。

大学病院では歯周病学を専門にしていました。診療では、歯のクリーニングやブラッシングの方法、状態に応じては歯周外科処置まで行います。患者さんには普段のケアが大切なのだとお伝えしていますね。歯周病のセルフチェックとしては、歯ブラシで出血する、また歯を舌で舐めるとザラザラする人も要注意です。歯磨きをした後もザラザラが取れなければ、それは歯石ですからクリーニングの必要があります。あとは口臭もそうですね。歯周病は全身にも影響してきます。例えば妊娠後期に歯周病がひどいと歯周病原菌の出す毒素が子宮を収縮させて、早産につながると言われています。心臓に病原菌が行けば、心内膜炎を引き起こすこともあります。治療では、患者さんの既往歴や全身状態を聞いた上でプログラムを組むようにしていますよ。

歯周病治療で、歯茎はどのくらい元に戻るものでしょうか?

牛山将之院長 うしやま歯科4

もちろん患者さんの状態にもよりますが、どこをゴールとするかですね。歯周病は歯の周りの骨がなくなるわけですから、無理に歯を残すことで、ドミノのように隣の歯を支えている骨もなくなってしまいます。抜いたとしても、歯周病菌はなくなりませんから、油断はできません。ですからひどくなる前の治療が大切です。歯周病になる前の段階の歯肉炎であれば、汚れを取って、毎日しっかり歯ブラシをしていれば血は出なくなります。歯肉炎が歯周病に移行しないよう、定期的にチェックを受けることが重要です。普段のケアでは歯間ブラシやフロスがお勧めです。病原菌は酸素のないところで増えますから、歯間ブラシでかき回すことで増殖が抑えられると思います。毎日するのがベストですが、2日に1回でも有用だと思いますよ。

歯周病治療を中心に、口腔内をトータルでケアする

先生が歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

牛山将之院長 うしやま歯科5

高校生の時に虫歯の治療を受けたのがきっかけです。もともと大学は理系に進みたいと思っていて、治療を受けていておもしろそうな分野だなと興味が湧いたんです。いろいろな器具や道具が出てきて、テキパキとしているのがおもしろそうだなと思ったのが始まりです。大学に入ってからは、高校生から続けていたアメフト部に入部して、部活ばかりしていましたね。根性のいる激しい体育会系の部で、おかげでちょっと体調が悪くてもどうにかなる体になりました(笑)。歯学部の先輩後輩のつながりができたことは良かったですね。

休日はどのように過ごされていますか?

休日は小学校2年生と年中の息子2人と遊んでいます。当院は日曜日も診察していてあまり休みをとれないので、子どもたちと出かけるにしても近場になってしまいますね。昔はアメフトの社会人チームにも所属していたので、日曜日は練習に参加していました。指を骨折したりして……あの時は勤め先の院長にすごく怒られましたね(笑)。社会人は本当にアメフト好きしかいないので、大学とは違ってレベルが高いんですよ。

最後に、今後の展望についてお聞かせください。

牛山将之院長 うしやま歯科6

歯周病やマイクロスコープ(顕微鏡)を使った医療など、専門的な診療にも力を入れていきたいですね。マイクロスコープについては講習会にも参加していて、極めていきたいなという思いがあります。肉眼では見えないこまかな部分まで見えるので、例えば歯周外科処置であれば、細い糸で縫合する時に使えば、その縫い痕もほとんど目立ちません。またこの10年で予防歯科に対する意識もずいぶん高まりました。虫歯をつくらない、悪化させないためにも定期的なメンテナンスが重要です。当院のメリットとして、歯周病治療を中心にトータルで治療を行えるという点があります。笑顔に自信がないとか、少しでも気になることがある人はぜひ来てほしいと思います。

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