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稲垣 圭司 理事長、濱田 真史 院長の独自取材記事

なんぎょうイナガキ眼科

(市川市/南行徳駅)

最終更新日:2024/06/03

稲垣圭司理事長、濱田真史院長 なんぎょうイナガキ眼科 main

白内障手術や硝子体手術、網膜疾患の治療、眼内コンタクトレンズ治療に向けた術前検査、子どもの斜視・弱視の診療など、幅広い眼科診療に対応可能なクリニックとして、2024年6月に開院した「なんぎょうイナガキ眼科」。浦安市にあるイナガキ眼科の分院として専門性に基づいた診療をめざす。先進の白内障手術装置や硝子体手術装置など、性能にこだわった医療機器を導入。また本院からの転院もスムーズに行えるよう、グループ間でカルテを共有し、綿密な連携体制の整備を進めている。ともに網膜硝子体疾患を専門とする稲垣圭司理事長と濱田真史院長に、同院の特徴や今後の展望について詳しく聞いた。

(取材日2024年4月10日/情報更新日2024年6月3日)

専門性にこだわった診療を南行徳エリアで提供

イナガキ眼科の分院として、2024年6月より診療を始めたと伺いました。

稲垣圭司理事長、濱田真史院長 なんぎょうイナガキ眼科1

【稲垣理事長】はい。当院は浦安市内にあるイナガキ眼科の分院として、2024年6月3日より診療を始めました。当院の大きな特徴は、本院と同様に専門性にこだわった診療が受けられることです。本院でも数多くの手術や小児眼科治療を手がけてきた濱田真史先生が当院の院長を務め、眼科診療に幅広く対応しています。
【濱田院長】先進の白内障手術装置や硝子体手術装置など、当院に導入してある医療機器も本院と同等の性能のものになるようこだわりました。当院でも、眼内コンタクトレンズ治療に向けた術前検査も受けていただくことが可能です。その他、糖尿病黄斑浮腫などの黄斑疾患や、緑内障に対する低侵襲レーザー治療にも対応しています。

本院からこちらに転院することも可能なのでしょうか?

【稲垣理事長】可能です。実は分院展開を決めた理由の一つが、本院に多くの患者さんがいらして予約が取りにくくなったことにありました。白内障の手術を希望されても数ヵ月お待たせしてしまうこともあり、心苦しく思っていたんです。また本院は新浦安駅近くの場所にありますが、当院は南行徳駅の目の前なので、東京メトロ東西線をはじめとする各路線をご利用の方の利便性にもつながっているのではないかと思っています。
【濱田院長】当院は設備も診療の精度も本院と同等レベルをめざしていますから、安心して診療を受けていただきたいと思っています。カルテは今後グループ間で共有していきますので、転院された場合も診療はスムーズです。

本院同様、こちらのクリニックでも手術数はとても多そうですね。

稲垣圭司理事長、濱田真史院長 なんぎょうイナガキ眼科2

【稲垣理事長】そうですね。当院では本院と同じレベルの診療をめざしていることもあり、多くの眼科手術を提供させていただきたいと考えています。一般的には大学病院に紹介するような重篤な症状にも対応できるよう、設備を充実させてあるんですよ。また、他院からの紹介による手術も受け入れられる体制も整えてあります。

白内障や硝子体手術、子どもの斜視・弱視診療にも対応

濱田先生のご経歴や得意分野をお聞かせください。

稲垣圭司理事長、濱田真史院長 なんぎょうイナガキ眼科3

【濱田院長】私は稲垣理事長と同じく順天堂大学の出身です。東京女子医科大学東医療センターや聖路加国際病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院、森山脳神経センター病院で研鑽を積み、イナガキ眼科では10年ほど前より非常勤で診療を行っています。白内障や網膜硝子体の手術、小児の斜視・弱視の治療を得意とし、森山脳神経センター病院では眼科部長として白内障手術を多数手がけ、眼内レンズ落下や眼内炎などの術後トラブルにも対応してきました。地域のクリニックは大学病院と比べて間口が広いと感じています。これからも患者さんの生活に近い場所で、これまでの経験を最大限生かして、日帰り手術を含む高度な診療を提供できるよう努めます。

白内障も網膜疾患も、どちらも診療が必要となるケースは多いのでしょうか?

【濱田院長】80歳を超えるとほとんどの方に白内障の症状が見られます。また糖尿病を患う方は糖尿病黄斑浮腫や糖尿病網膜症のリスクがありますし、年齢を重ねて加齢黄斑変性の症状を訴える方も増えてきます。このように特に高齢になると複数の眼科疾患に悩む方も少なくありません。これらすべてに対応できる医療機関というと、まず大学病院が思い浮かぶでしょう。硝子体の手術は専門性が高く、大学病院で受ける方が多いですからね。そういった白内障や網膜疾患などの症例に対応できるように、当院は体制を整えてあります。
【稲垣理事長】私と濱田先生は、糖尿病網膜症や黄斑疾患をはじめとする網膜硝子体疾患が専門です。これまで黄斑浮腫に対する抗VEGF硝子体注射とレーザーの併用療法、初期の裂孔原性網膜剝離に対するレーザー治療、糖尿病網膜症に対する日帰り硝子体手術などを多数手がけてきました。安心してお任せいただければと思います。

小児の斜視・弱視も専門性が求められる分野だそうですね。

稲垣圭司理事長、濱田真史院長 なんぎょうイナガキ眼科4

【濱田院長】そうですね。小児の弱視は早い段階での治療が必要で、タイミングを逃すと将来の職業選択などに影響が出る可能性があります。もしお子さんに気になる症状があったり、検診で指摘を受けたことがあったりする場合には、早めにご相談ください。小児の斜視・弱視の診療も、本院と同じように当院でもしっかりと対応しています。ちなみに、さまざまな面で本院と同じような体制を整えている当院ですが、小児の斜視・弱視については当院のほうが対応できる範囲が広いんですよ。

間口が広く、相談しやすいクリニックをめざす

この場所には、以前も眼科のクリニックがあったと伺いました。

稲垣圭司理事長、濱田真史院長 なんぎょうイナガキ眼科5

【稲垣理事長】2024年3月まで南行徳眼科クリニックの小山秀康先生が、この場所で診療されていました。小山先生は私の父と古くからの友人で、私や濱田先生からすると順天堂大学の医局の先輩にあたります。私が分院展開を考えていた時期と、小山先生が継承を検討されていた時期がちょうど重なり、今回、当院がこの場所での診療を引き継ぐこととなりました。南行徳眼科クリニックは、地域の皆さんに長く親しまれてきたクリニックです。小山先生が築いてこられた地域との信頼関係を大切にしながら、私たちだからできる新たな診療をこの地で提供していきたいと思っています。

今後の展望をお聞かせください。

【濱田院長】まずはこの場所に当院ができたことを、南行徳の方に知ってほしいと思います。「大学病院は敷居が高いし、身近なクリニックで手術を受けられないだろうか」「年齢を重ねて、網膜の状態も白内障も気になる」という方に、気軽にご相談いただける場所でありたいですね。そして本院から当院への転院を希望される患者さんにも喜んでいただけるような、精度の高い診療をめざします。特に白内障は、年齢を重ねれば多くの人がかかる病気です。当院でも数あるクリニックの中から選んでいただいた意味を考えて、患者さんからの期待に応えられるよう、身を引き締めて診療にあたる所存です。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

稲垣圭司理事長、濱田真史院長 なんぎょうイナガキ眼科6

【稲垣理事長】グループとしてできることを今の2倍に増やしたい。そのような思いで当院を開院しました。分院といえど決して本院の補佐ではなく、設備も含めて本院と同等レベルをめざしました。新規の患者さんはもちろん、本院からの転院を希望される方にも利用しやすいクリニックが完成したと思っています。
【濱田院長】間口は広く、専門性は高く。お子さんからご高齢の方まで、目の悩みに広く応えられるクリニックとなるよう努めていきたいです。日常の些細な悩みから、白内障手術、硝子体手術、網膜疾患の治療、眼内コンタクトレンズ治療に向けた術前検査まで、お気軽にご相談ください。

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