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二村 尚久 院長の独自取材記事

二村整形外科

(名古屋市中村区/岩塚駅)

最終更新日:2024/04/15

二村尚久院長 二村整形外科 main

名古屋市営地下鉄東山線の岩塚駅から徒歩約2分。地元出身の二村尚久先生が院長を務める「二村整形外科」には、駐車場が25台分完備されている。二村院長は名古屋大学医学部附属病院や豊田厚生病院で研鑽を重ねた日本整形外科学会整形外科専門医。診断できる医師が少ないという骨軟部腫瘍を専門としている。「検査やリハビリテーションのハードルを下げたい」と語る二村院長は、同クリニックに1.5テスラの高精度のMRIを導入。3階建てのクリニックの最上階すべてを使ったリハビリスペースでは、ゆったりとした気持ちで利用可能だ。患者側の目線を忘れず、通いやすさを重視する二村院長。同クリニックの強みと特徴、患者と接するときに大切にしていることなど幅広く聞いた。

(取材日2024年3月22日)

母と同じように地域に愛されるクリニックをつくりたい

開業を考えたきっかけと経緯を教えてください。

二村尚久院長 二村整形外科1

僕の両親はともに医師なのですが、小児科のクリニックを開業していた母の影響が大きいですね。僕が小学生の時に友達が母のクリニックにかかったと教えてくれることがとてもうれしく感じ、幼い頃から漠然と開業を意識していました。母が一生懸命、子どもの患者さんと向き合っている姿をずっと見ていたのが、自分も医師になって開業したいと思ったきっかけになりました。母のように、地域の方たちに愛されるクリニックをつくりたいですね。

なぜこのエリアで開業することを決めたのでしょうか?

名古屋市中村区の岩塚駅周辺は、私の地元です。実はクリニックを開業した場所は、僕が0~3歳くらいまでの間、住んでいた場所なんです。実家はここから少し南のほうになりますが、学生時代は通学で岩塚駅を利用していたので、この辺りのことはよく知っています。このエリアは名古屋駅から少し離れた住宅地で、住みやすいところです。車で移動する方も多いところなので、駐車場も25台分用意しました。地元なので知っている方も周辺にたくさん住んでいます。僕を知っている方も、知らない方も、多く来てくれたらうれしいですね。

整形外科の道を選んだ理由と、これまでのご経験をお聞かせください。

二村尚久院長 二村整形外科2

大学時代にラグビーをしていたのですが、ケガの多いスポーツなので、整形外科の先生にはよくお世話になっていました。先輩も整形外科を専門としている方が多かったので、そういうことが重なって整形外科の道を選びました。整形外科の良いところは、治療できるものが多いところですね。僕は腫瘍を専門にしているので少し違う部分もありますが、整形外科は命に直結する病気がほとんどないことも魅力だと思います。これまでの経験としては、半田市立半田病院から愛知県がんセンター愛知病院に行き、そこでは腫瘍の勉強をしていたのですが、もっと専門的な勉強をしたいと思い、名古屋大学大学院へ入学しました。大学病院は難しい症例が集まるので、たくさん経験を積みましたね。その後は、豊田厚生病院にて外来部長として勤務し、開業へ至りました。

高精度のMRIで骨軟部腫瘍の診断に注力する

こちらのクリニックの強みと特徴を教えてください。

二村尚久院長 二村整形外科3

1.5テスラと精度の高いMRIを完備しているところです。総合病院へ行かなくても詳細な検査ができるようにしたので、皆さんがお困りのときにお役に立てたら、と思います。あと、大学院で骨軟部腫瘍を学んでいたので、それについて診ることができるところでしょうか。広く知られている骨肉腫も骨軟部腫瘍の一種なのですが、がんよりもずっと発症率の低い非常に珍しい疾患です。骨軟部腫瘍は診断が難しいため、精度の高いMRIを使って診断します。愛知県でも骨軟部腫瘍を診断できるクリニックは非常に少なく、骨軟部腫瘍の疑いがある場合は、大規模病院を紹介される場合が多いです。大規模病院で検査を受けるためには予約が必要で、受診のハードルが高くなることもあります。当クリニックで診断をして、橋渡しができたら良いなと思っています。

先生のご専門は骨軟部腫瘍なのですね。

はい。これまでも骨軟部腫瘍の診断と治療に多く携わってきました。以前は豊田厚生病院で働いていたのですが、骨軟部腫瘍の疑いがある患者さんを周辺のクリニックからご紹介いただいて、対応してきました。大学で実習をしているときにお世話になっていた先生がたまたま骨軟部腫瘍を専門としていて、そこから興味を持ち勉強を始めました。骨軟部腫瘍自体が非常に珍しい病気で、診られる医師が少ないという現状があり、その分野をカバーして困っている方の力になりたいと思ったのが、専門として選んだ理由です。骨軟部腫瘍の中には悪性腫瘍もあり、命に関わるケースもあります。良性・悪性の診断も難しく、そのあたりもしっかり対応します。骨軟部腫瘍は、「何かしこりができた」と言って受診される方が多いです。しこりができたと思ったら、然るべき医療機関を受診してくださいね。中村区内でも「骨軟部腫瘍といえば二村整形外科」といわれるようになりたいです。

ほかに注力したい治療はありますか?

二村尚久院長 二村整形外科4

注力したいのは、薬ではカバーできないところまでカバーできるリハビリですね。勤務医時代には、予約の取りにくさなどの理由でリハビリに通うことが難しい方も少なくありませんでした。当クリニックなら駅からも近く、駐車場も広く設けているため、通いやすいと思います。これまでさまざまな理由でリハビリを諦めていた方にも、ぜひ通ってほしいですね。リハビリスペースは広めでゆったりしています。リハビリ室が狭いと、ほかの方との距離が近くて、なかなかリラックスできませんから。当クリニックではリハビリ中も過ごしやすいと思うので、患者さんも続けやすいのではないでしょうか。3階はすべてリハビリスペースです。もちろんエレベーターも完備しておりますので、ご高齢の方も、足腰が悪い方も安心してご利用ください。

患者目線を忘れずに、わかりやすい説明と迅速な対応を

診療において、大切にしていることはありますか?

二村尚久院長 二村整形外科5

患者さんと接するときは患者さんサイドに立って、なるべく親切にしていきたいです。説明ではわかりやすい言葉を使い、MRIやエックス線の検査結果も「普通はこうだけど、こうなっているから治療が必要です」など、患者さんと一緒に画像を見ながら丁寧に説明します。まずは患者さんに、自分の状況を理解してもらわないといけませんからね。あとは待ち時間をなるべく短くしたいです。可能な限り早く診断して、早く帰れるようにすることを心がけています。そのためにインターネットでの予約システムを導入しましたので、予約時間を守って診療したいと思っています。会計を待つのも時間がかかるため、自動精算機も活用し迅速に対応できるようにしています。患者さんも診察が終わったら、早く帰りたいと思うので。

スタッフについて教えてください。

今回、開業するためにスタッフを新しく採用しました。看護師3人、事務員2人、理学療法士が2人、エックス線とMRIを行うため診療放射線技師を2人採用しています。開業して患者さんが増えてきたら、将来的にはもっとスタッフを増やしたいですね。整形外科での勤務経験がある方が1人いるので、開業準備でも助かりました。これからもその方を中心として、スタッフ全員で患者さんをサポートしていきたいです。朝は短めのミーティングをして連絡事項を共有しながら、より良い医療を提供できるようにしていきます。スタッフには、僕と同じように、患者さんサイドに立って親切に接してほしいですね。

最後に読者の方へメッセージをお願いします。

二村尚久院長 二村整形外科6

当クリニックは、患者さんサイドに立ち、丁寧でわかりやすい説明をするよう心がけていきます。手足のしびれや関節・腰が痛いなどの一般的な症状から、交通外傷やリウマチ、骨粗しょう症などまで幅広く対応しますので、ぜひとも頼りにしてください。また、僕は骨軟部腫瘍を専門にしています。体にしこりがあるのを見つけた方は、迷わずにご相談ください。骨軟部腫瘍は早期発見・早期治療が重要です。

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