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早坂 あかね 院長の独自取材記事

駒込駅前耳鼻咽喉科クリニック

(豊島区/駒込駅)

最終更新日:2024/05/01

早坂あかね院長 駒込駅前耳鼻咽喉科クリニック main

JR山手線駒込駅東口のガードをくぐり、線路沿いに少し歩いたところにある「駒込駅前耳鼻咽喉科クリニック」。2024年4月、早坂あかね院長が前クリニックを継承する形で新たに開業した。早坂院長は、東京女子医科大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科で小児から高齢者までさまざまな症例を診療してきた医師である。「耳鼻咽喉科は耳や鼻などの機能の回復を図り、その方の生活の質を良くするための診療科です。診断から治療の提案まで自身の手で行える点に魅力を感じています」と、明るい笑顔で話す早坂院長。耳鼻咽喉科というと小さい子どもは受診を嫌がることも多いが、常に子どもの気持ちを大切にしながら診察しているという。インタビューでは耳鼻咽喉科への思いなどについて聞いた。

(取材日2024年4月1日)

耳や鼻の機能回復を図り、生活の質の向上に寄与したい

開業の経緯について教えてください。

早坂あかね院長 駒込駅前耳鼻咽喉科クリニック1

これまで大学病院に勤務してきたのですが、地域のクリニックとして近隣に暮らす方々に密着して診療をしていきたいと考え、今回ご縁をいただいて開業いたしました。継承・開業にあたりクリニック名は変わりましたが、看護師らスタッフはそのまま継続して勤務していますので、長く通っていた患者さんにも安心してもらえると思います。駒込は自然も多く良い街だなと感じています。まだ開業したばかりですが、気持ちの温かい患者さんが多い印象です。これから駒込に根づいて地域の方々に信頼される医療を提供していきたいと思います。

先生が医師をめざしたきっかけを教えてください。

曽祖父の代から医療関係者という家系で育ち、家族の姿を見てきました。そのため小さい頃から自然と、将来は医療系に進むものと考えていました。その後、私自身も医療に携わる仕事に就きたいと考え医師の道を進みました。現在子育て中ということもあり、「仕事と家庭を両立する母親」を理想に日々の診療に努めています。

耳鼻咽喉科を専門にしたのはどんな理由があったのですか?

早坂あかね院長 駒込駅前耳鼻咽喉科クリニック2

実は、私は小さい頃から難聴を指摘されていました。しかしなかなか診断がつかず、大きな病院に行っても解決しませんでした。大学3年の耳鼻咽喉科の授業の際、私と同じような症例の話が出てきました。担当教授に話したところ自身の外来に来るようにと言われました。そこで受診したときにやっと診断がついたのです。この経験から耳鼻咽喉科に興味を抱くようになりました。耳鼻咽喉科は、頭頸部がんの治療から機能の回復を図ることで患者さんの生活の質を良くすることがめざせる診療科だと思います。診断から治療まで患者さんに寄り添いながら自身の手で行える点にも魅力を感じています。

患者の目を見ながら話を聞き、本人の言葉を重視

先生の得意分野を教えてください。

早坂あかね院長 駒込駅前耳鼻咽喉科クリニック3

1つの分野に特化しているのではなく、耳鼻咽喉科全般を診ています。当クリニックで対応できない症状については大学病院などを紹介していますので、困ったときに最初に相談できる場所として捉えていただけたら。耳鼻咽喉科は1ヵ月健診を終えたばかりの乳児から100歳を超えるご高齢の方まで受診する科で、症状もさまざまです。例えばいびきですと、大人では日中の眠気だけではなく心臓や脳、糖尿病へのリスクがあります。子どもでは、睡眠時無呼吸症候群によって成長に影響が出ることもあります。いろいろな影響がありますので、いびきのある方はぜひ相談に来てほしいと思います。また中耳炎は進行すると聞こえにも影響を及ぼしますので早期の治療が大切です。鼻やのどの症状も検査をしながら段階を踏んで治療をしていきます。聞こえやめまいも耳鼻咽喉科の領域ですので、そういったことにも応えていきたいです。

診療の際はどんなことを大切にしていますか?

患者さんの目を見てお話ししながら、その方の生活背景も含めて丁寧にお話を聞くことを大切にしています。言いたいことや聞いてほしいことがあるのに、医師に対して遠慮して話せずに帰宅するという患者さんは少なくないと考えてのことです。また患者さんご本人の言葉を重視しています。たとえ小さなお子さんでも自分の言葉でどのように話すか。親御さんの言葉を借りることも大切ですが、お子さん自身がどう感じているか、ご本人の言葉をできるだけ引き出せるよう努めています。子どもも自分の言葉で話すことで満足感につながり、治療にも積極的に向き合えると思います。耳や鼻などの違和感はわかりにくいですので、本人の「変な感じがする」「ちょっと違う」という感覚がとても重要だと考えています。

小さい子どもは耳鼻咽喉科を怖がることも多いようですが。

早坂あかね院長 駒込駅前耳鼻咽喉科クリニック4

患者さんの目を見てお話ししながら、その方の生活背景も含めて丁寧にお話を聞くことを大切にしています。言いたいことや聞いてほしいことがあるのに、医師に対して遠慮してしまい話せずに帰宅するという患者さんは少なくないと考えてのことです。また患者さんご本人の言葉を重視しています。例えばお子さんの診療の際、親御さんの言葉を借りることも大切ですが、お子さん自身がどう感じているか、ご本人の言葉をできるだけ引き出せるよう努めています。お子さんも自分の言葉で話すことで満足感につながり、治療にも積極的に向き合えるようになるでしょう。耳や鼻などの違和感はわかりにくいですので、本人の「変な感じがする」「ちょっと違う」という感覚がとても重要だと考えています。

気になる症状や違和感があれば早めに相談を

開業したばかりでお忙しいと思いますが、プライベートはどのようにお過ごしですか?

早坂あかね院長 駒込駅前耳鼻咽喉科クリニック5

子どもと一緒に過ごしています。やはり子どもとの時間は大切にしたいですね。大学病院では週6フルタイムで勤務していましたから、子どものことを考えるとできるだけ一緒にいたいなと。また高校・大学ではずっと弓道に取り組んでいたのですが、最近はあまり運動できていないなとも感じています。先日、師範の道場の近くまで行く機会があって久しぶりにごあいさつしたら、帰ってきなさいと言ってもらえました。もう少し落ち着いて時間が取れるようになったら再開したいと思っています。

読者へのメッセージをお願いします。

耳鼻咽喉科は、特に小さなお子さんは怖い所というイメージを持っているかもしれませんが決してそんなことはありません。気軽に受診してもらえるクリニックづくりに努めています。また高齢の方は感染症を気にして受診を控えている方もいると思いますが、当院では感染症対策をしっかり取っていますので安心して受診してもらえるでしょう。何か困った症状がある、何か違う感じがするというときは、できるだけ早めにご相談ください。症状をそのまま長く放置しておくと、機能回復が難しくなる場合もありますので早めに受診するようお願いします。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

早坂あかね院長 駒込駅前耳鼻咽喉科クリニック6

今回、前クリニックの部坂先生のお力もいただいて開業できました。前身の「部坂耳鼻咽喉科医院」は長くこの地で診療を続けて来られた歴史があり、それと比べますとまだまだ力不足と感じる点は多々あると思います。ですが私自身の持つ力を精一杯出しながら地域の方々のお役に立ちたいと思っています。何か気になる症状があれば些細なことでも良いですからお話しください。何か相談したいことがあれば、一緒に考えて治療に向き合っていきたいと思います。これからどうぞよろしくお願いいたします。

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