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本間 成 院長の独自取材記事

麻生ほんま歯科

(札幌市北区/麻生駅)

最終更新日:2024/04/30

本間成院長 麻生ほんま歯科 main

2023年北区麻生町にオープンした「麻生ほんま歯科」。本間成(あきら)院長は東京で経験を積んだ後、生まれ育った北海道での開業を決意。子育て中で忙しい保護者も気軽に来てもらえるようにと、保育士資格を保有したスタッフによる託児サービスを用意したり、診察室は半個室空間にしたりと患者目線を大切にした環境を整えている。「できるだけ患者さんの要望に応えられるように」と、何よりも患者ファーストにこだわる。一般歯科・小児歯科・歯科口腔外科と診療内容は幅広く、子どもから高齢者まで幅広い年代層に対応している。「地域に密着して、地域で1番と言われるような歯科医院にしたい」と目標を掲げる院長に、治療方針やこれからの展望について詳しく話を聞いた。

(取材日2024年2月6日)

東京での勤務経験を生かし患者目線で差別化を図る

歯科医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

本間成院長 麻生ほんま歯科1

父が歯科医師だったので、小さい頃から父の後ろ姿を見ていて、「やりがいのある仕事だよ」と言われてもいました。その影響が大きくて、人の役に立つ仕事に就きたいなと思い、同じ歯科医師の道を選びました。父は今も小樽で歯科医院を営んでいて、祖父も内科の医師だったりと、代々医療関係の仕事に就いていますね。私自身、実は双子で、双子の弟が歯科技工士をしていて一緒に開業したいと思っていましが、その弟が2年前に他界してしまい、その想いはかなわなかったんです。それもあって開業に対する想いがより強くなったところもあります。

東京で働かれていたと伺っています。

そうですね。東京で2年程度勤務医をしていました。東京は人が多いので、院長と2人で1日何十人と診察するようなところで働いていました。東京と北海道ではやっぱり診療方針や、主訴、患者層など少し違う部分があります。東京で経験したことが北海道で通用するのか不安もあったのですが、プラスになるところは差別化を図っていきたいと思っています。例えば、診察室は個室を用意してプライバシーを重視し、きちんとお話できる環境を用意しているところは、東京の良さを取り入れた部分です。この場所は以前70歳くらいの先生が歯科医院をやられていたところで、そろそろ辞めるタイミングということで紹介していただきました。麻生は小樽からも近いですし、歯科医師になりたての頃に麻生に住んでいたこともあり、ご縁も感じてここで開業しようと決めました。

内装のこだわりを教えてください。

本間成院長 麻生ほんま歯科2

先ほどお伝えしたように、個室にしたのはこだわりましたね。あとはキッズスペース。妻が保育士免許を持っているので、託児サービスなども用意して力を入れています。いろいろな意見を聞く中で、小さい子がいるとお母さんが歯科医院に行きづらい、心配で目が離せないなどの話があったので、キッズスペースを大きめにして預かれるようにしています。お母さん方が不安なく治療を受けることができるように環境を整えています。また、お手洗いの場所など、構造は実家の歯科医院をまねました(笑)。慣れている動線のため、なかなか診療しやすい感じです。また、患者さんの異変にすぐに気づけるように小窓をつけたり、色味も落ちつくアースカラーを選んでいます。私自身、東北の大学出身で同期などは東京に多いので、東京で開業している友人の歯科医院を見学させてもらって参考にしたりもしました。

患者の要望に寄り添う姿勢、環境づくりを追求

さまざまな機器を取り入れていらっしゃるようですね。

本間成院長 麻生ほんま歯科3

型採りにはオーラルスキャナーを取り入れています。従来の口に印象材を入れて行う型採りは、違和感や変な味がする・不快という意見も多いものです。当院はレーザーのようなものを当てて、画面上に出てきたものをもとに作る方法を取っています。「おえっ」とならずに、パソコン上でその人の口の中を再現できる仕組みです。そのまま3Dのような画像で出てきたデータを技工所に送り、技工所にあるミリングマシンにデータを入れると型を作ることができるようになっています。短時間で精密な型採りができるので、患者さんにとって大きな利点かと思います。また、炭酸ガスレーザーを導入しており、治療時の止血の際などに用います。細かいところが見えるマイクロスコープも取り入れています。これは小さい虫歯や根の治療の際に使用します。

先生の専門は何になるのでしょうか。

専門は特にはないのですが、勤務医時代の院長が根の治療を専門としていたので教えてもらっていました。大学時代は矯正や小児歯科など全部一通りやりました。1番好きだったのは歯科口腔外科ですね。根の治療や抜歯などは、数多く経験しています。顎関節症や親知らずを抜いたり、あとは入れ歯を作るのにあたって、骨が出ていて歯茎が凸凹してしまっている方の場合には、歯茎を切って骨を削ったりといった治療も経験してきました。自分自身も興味があった分野であったのと、父も歯科口腔外科を専門に行っているので、父に教えてもらった部分もありますね。歯科口腔外科領域は、ある程度のことは対応できると思います。

今後力を入れていきたいことはありますか。

本間成院長 麻生ほんま歯科4

先ほどお伝えした、お母さん方に安心して来てもらえるような環境づくりもそうです。他にも、地域の人たちに密着した医療を提供したいと思っています。入れ歯が合わないお悩みなどがあれば、保険診療と自費診療両方で患者さんに寄り添っていきたいと考えています。「自費診療は興味はあるけど、高級志向なところには行けない……」といったような方に、ぜひ来てほしいです。患者さんの要望になるべく沿いたいので「それは無理ですね」ということは極力言わないようにしています。できる限り、患者さんの思っていること、要望をかなえてあげたい。そのような気持ちで診察に臨んでいます。

地域に密着し、口を通して全体の健康をサポート

どういう歯科医院になっていきたいか。理想があれば教えてください。

本間成院長 麻生ほんま歯科5

理想は「あそこに行けば治る」と思ってもらえるような歯科医院ですね。もちろん治らない場合もありますが、歯を抜くにしても「抜いて良かった」と思ってもらえるような治療をしたいです。残せる歯は残すという考えではありますが、痛いままではだめですよね。きちんと状況を教えてあげて、行わなければいけない処置はしっかりと行います。例えば、もし歯が治ってきれいになったら、これもあれもと前向きになる人もいらっしゃるでしょう。ぐらぐらした歯を抜いて入れ歯にしたことで、服装・雰囲気まで変わって若々しくなるというケースもあります。そういう患者さんの変化を見ることができたら良かったなと思えますね。また、どうにか苦痛を少なくしてあげたいです。やっぱり痛みに対して不安を抱いている患者さんは多いので、なるべく痛みがないような治療を心がけています。

院長が考える歯科医院の役割とは?

最近は認知症なども口腔機能の低下と関係しているといわれていますが、口はすべての入口なので、体全体の健康につながっているのかなと思います。私自身、訪問歯科に携わっていたこともあるのですが、末期がんの方を担当したことがあります。「最期にちょっとでもおいしく食べれるようにしてあげてください」と言われて、入れ歯の治療をさせていただきました。そういうご希望に寄り添った経験から、少しでも長い間、おいしく食べられるような状態にしてあげたいなと考えています。おいしく食べ続けるためには歯が大切で、おいしく食べ続けられる歯があるということは、健康の維持にもつながるのではないでしょうか。そういった意味ではクリーニングなどの予防にも力を入れています。

最後に今後の目標とメッセージをお願いします。

本間成院長 麻生ほんま歯科6

目標は患者さんの「ここに来れば治るよ」という声を多くいただくことですね。地域に密着して、地域で1番だと言われるような存在になりたいです。今後はインプラント治療などにも力を入れて行っていきたいと思っています。審美系のホワイトニングも、より安定させられるように、考えていく予定です。お口っていろいろな用途があると思うんです。「噛めない」「痛い」「きれいにしたい」など、できる限り患者さんのご要望にお応えできるように日々精進しておりますので、もし良ければご相談ください。手助けさせていただきますので、気軽な気持ちで来てもらえたらうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/1万2000円〜
入れ歯治療/8万円~

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