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小澤 憲司 院長の独自取材記事

あおば眼科クリニック

(瑞穂市/穂積駅)

最終更新日:2024/04/15

小澤憲司院長 あおば眼科クリニック main

穂積駅より車で約7分の住宅街にある「あおば眼科クリニック」は、2023年8月に開院。ホワイトとブラウンを基調としたモダンな外観が目を引く。院内も爽やかな雰囲気で、待合室には水槽やドリンクバーが設置されており、リラックスして過ごすことができる。院長の小澤憲司先生は大学病院で臨床助教、総合病院で眼科医長を務めるなど輝かしい経歴を持つ眼科のエキスパート。地域住民のさまざまなニーズに応えるため、白内障や緑内障の手術から子どもの近視治療まで、幅広い医療を提供している。「患者第一主義」を徹底し、その穏やかで優しさあふれる人柄も相まって、開院後わずか2ヵ月で、老若男女を問わず多くの患者からの信頼を集めている。そんな小澤院長に、クリニックの特徴や医師としてのモットーなど話を聞いた。

(取材日2023年10月6日)

患者のニーズに応え、地域の目の健康を守りたい

小澤院長のご経歴と、開院までの経緯を教えてください。

小澤憲司院長 あおば眼科クリニック1

開業前は岐阜大学医学部附属病院で臨床助教、大垣市民病院で眼科医長などを務めていました。その頃から、この地域には眼科が少なく、患者さんにクリニックをご紹介する際に困ることも多くて……。実際に地域の方からのご要望が多かったこともあり、「地域医療の受け皿になる」という想いで、開業を決意しました。クリニック名を「あおば」にしたのには理由があります。一つは、俳句。「目には青葉」という言葉が入っている俳句があり、その爽やかなイメージを受け継いだクリニックに、という想いを込めています。それに加えて目が良い動物であるフクロウの中にアオバズクという種がいることです。この2つの意味をかけてクリニック名に採用し、ロゴは親近感を持っていただけるようにと、かわいいフクロウのイラストにしました。

貴院のコンセプトや、注力されている治療を教えてください。

コンセプトは、赤ちゃんから高齢の方まで、幅広く地域の皆さまの目の健康を守ること。まず、白内障や一部の緑内障の手術にも対応できる機器を取りそろえ、高齢の方の「見えにくい」を解消するための治療をさせていただけたらと思います。また、近年はデジタルデバイスが広く普及しており小児の近視が増加しています。私自身近視が強く、「昔から眼鏡をかけないと何も見えない生活」に悩まされてきました。お子さまの近視を心配されている親御さんも多くいらっしゃいます。自由診療となる部分ではありますが、お子さまの近視治療にも力を注いでいます。一人ひとり希望されるゴールは異なります。お一人お一人のご要望に合わせた医療を提供させていただけたらと考えています。

建物にも小澤院長のこだわりが感じられます。

小澤憲司院長 あおば眼科クリニック2

「クリニックらしくない」をテーマにしています。外観は気軽に通えるカフェをモチーフに、外壁などは私が選びました。院内は患者さんにゆったりとくつろいでもらいたいので、ホテルをイメージしています。淡水魚や水草の青葉が目に優しい水槽や、ドリンクバーも設置しています。施設にこだわったのは、私自身、待ち時間がとても嫌いだからです。待ち時間緩和のためにウェブ予約を導入していますが、たとえ待ち時間ができた際も苦にならないよう、リラックスしながら過ごせる空間をめざしています。また、手術後の患者さんが休憩するリカバリールームには坪庭も用意しました。青葉を感じていただき、心身ともにゆっくりしていただきたいですね。

患者第一主義で一人ひとりに適切な医療を提供

医師をめざしたきっかけや、眼科を選んだ理由は?

小澤憲司院長 あおば眼科クリニック3

中学生の頃、家族が心臓病になったときに担当ドクターの仕事ぶりを見たのがきっかけです。そのため医師になった当初は内科に所属していました。手を動かすことが好きなので、内視鏡検査をはじめペースメーカーを入れたり、カテーテルを通したり、前向きに取り組むことができました。しかし内科では、専門とは異なる病気を診るケースが多いことが心にひっかかりました。私はスペシャリストになりたかったので、より専門性の高い眼科のほうが合っていると思ったんです。もちろん内科での経験は、眼科医としての私の強みでもあります。例えば、診療方針を考えるときは内科の知識が役立ちます。内科でよく使われる薬の副作用や飲み合わせなども考慮できるからです。

医師としてのモットーを教えてください。

モットーは「患者さん第一」です。一人ひとりの患者さんに適切な医療を提供したいと思っています。そのためには、患者さんのお悩みをしっかりと把握することが大切です。眼科では、患者さんご自身が思った病気と異なることも珍しくはありません。例えば、「目が見えにくい」の裏側に、実は斜視が隠れていたといったケースですね。このように所見と主訴が合っていないときは、特に話をよく聞くようにしています。また、「ずっと目薬を使っているけど、なかなか改善しない」という方も多くいらっしゃいます。治療法は教科書がすべてではなく、対話によって解決への糸口が見えてくるケースも多いので、患者さんが話しやすい雰囲気をつくるように心がけています。

医師としてうれしいのは、どのようなときですか?

小澤憲司院長 あおば眼科クリニック4

やはり「ありがとう」のお言葉をいただいたときですね。それに加えて、治療をすることで、患者さんの好きなことができるようになったら、よりやりがいを感じるでしょう。単に病気を治療するだけではなく、人と人との関係が構築できたと感じられるのはうれしい瞬間ですね。患者さん一人ひとりのゴールは異なりますので、私にできるのはご要望に対して最大限の努力をすること。例えば、子どもさんを診療する場合は、こちらの都合ではなく、あくまでも子どもさんのペースに合わせる。まずは心理的な負担を減らすために、クリニックというのは「怖くない場所」であると理解してもらうことからはじめます。

子どもが笑顔で受けられるよう、優しい診療をめざす

スタッフはどのような方が多いですか?

小澤憲司院長 あおば眼科クリニック5

スタッフは物腰がやわらかい人ばかりです。出入りする業者さんからは「ここは平和な草原のようだ」と言われることもありますね。みんな、工夫して動いてくれていますので、細かい部分の教育はしていません。常に伝えているのは、待ち時間を少なくするための配慮のみです。今は10分お待たせしたら患者さんに謝ることをルールにしています。開業以来、私を含め全員ゼロからスタートしました。必要な物の選択から発注、受付の事務手続きなど基本的なこともすべて手探り。大変な2ヵ月間でしたが、みんな仲良く、患者さんが通いやすい雰囲気をつくってくれました。たくさんの患者さんに来ていただけるのは、すべてスタッフの協力があってこそ。感謝しかありません。

受診の際、知っておいたほうが良いことはありますか?

コンタクトレンズの使用者は増えていますが、不適切利用がとても多いのが現状です。実際に、感染症を起こした患者さんを過去に何人も診てきました。このような背景もあり、「インターネットで購入するから度数だけ知りたい」というだけの方はお断りしていますが、あくまでも患者さんの目を守るためです。どうかご理解いただきたいと思います。

今後の展望と読者にメッセージをお願いします。

小澤憲司院長 あおば眼科クリニック6

地域の皆さまから感謝していただけるような存在になりたいという想いで、いつも診療しています。私は子どもが大好きです。めざすのは、子どもたちがニコニコしていられるような診察をすること。クリニックが苦手な子どもでも「あおば眼科クリニックだったら行きたい」と言われるようなクリニックにしたいんです。すると老若男女を問わず、皆さまに喜んでいただけるクリニックになると思います。いつまでも、この心がけを忘れないようにしたいですね。私は決して高圧的になったり、怒ったりはしませんので、お悩みがあるときはお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー/7万円~

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