訪問診療が必要な時は急にやってくる
不安も迷いもすべて話そう

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました！

Q訪問診療の費用が気になります。

A

患者さんにより、どの保険制度を利用するのか、負担割合によって費用は変わってきます。患者さんが高齢の方ですと医療保険と介護保険の両方を使い、費用が1割負担の患者さんが多いのですが、難病患者さんなどは福祉手当と健康保険、お若い方ですと健康保険のみで3割負担の方もおられますね。詳細はご相談ください。

Q頻度や1回の診療にかかる時間について教えてください。

A

基本的には月に2回、隔週で伺います。1回のご訪問にかかる時間は約30分ですが、処置が必要な時はもう少しお時間をいただくこともあります。私たちはご縁があって関わらせていただいた以上、長くお付き合いをさせていただこうと考えています。毎月継続的に訪問させていただいている患者さんについては、病態の急変や最期のお看取りなど、緊急の場合は365日24時間体制で対応させていただいています。患者さんはもちろんですが、ご家族が安心してご自宅で介護や療養を支えていけるようサポートするのも私たちの重要な使命です。いつでもご相談ください。

Qどんなタイミングで検討をしたらいいでしょうか？

A

訪問診療をご検討いただくタイミングは、ずばり「気になったらいつでも」です。患者さんご自身が自力で通院することが難しくなってきた時、ご家族による通院介助の負担が大きくなってきて困った時、患者さんが急性期や回復期の病院から退院してご自宅で介護・療養することになった時など、患者さんやご家族にとって訪問診療が必要になるタイミングは千差万別。いつでも気になったら、お気軽にご相談ください。必要以上に頑張ってストレスをためすぎないように、できればお早めにご相談いただけるとうれしいです。

検診・治療START！ステップで紹介します

1問い合わせ

まずは電話で問い合わせて、打ち合わせの予約をする。問い合わせは、患者本人からでも家族からでも、どちらでもOK。その際、患者の病状や療養に関する希望などをできる限り詳しく伝える。診療情報提供書が用意できる場合は、準備しておく。また同クリニックでは外来での相談も受けつけている。

2打ち合わせ

基本的に初回の打ち合わせは電話にて行う。医師やスタッフが必要性を判断し、自宅や入院先の病院を訪れて直接打ち合わせをすることもある。ただし、実際の自宅や病院以外の場所、地域によっては、打ち合わせや訪問に行けないこともある。ひと月の訪問回数もこの段階で希望を伝えよう。

3診療プランや体制の決定

打ち合わせ内容から、患者や家族の要望に合うよう診療方針が提案される。その内容に納得できたら、プランの契約へと進む。契約手続きの際には、申込書、同意書、医療保険証、介護保険証などが必要になる。

4訪問開始

診療方針プランに基づき、実際の診療やケアが開始される。患者が退院直後や自宅療養を始めたばかりの時期は、患者本人も家族も不安が大きいことから、最初は訪問頻度を増やすなどの対応もしてくれるので、遠慮なく相談をしよう。 また定期的な訪問だけではなく、骨折などの整形外科的な疾患を中心に療養中や療養後の経過チェックのために訪問することもできるそう。