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山口 雄大 院長の独自取材記事

サークル帝塚山眼科

(大阪市住之江区/玉出駅)

最終更新日:2024/04/10

山口雄大院長 サークル帝塚山眼科 main

大阪メトロ四つ橋線・玉出駅から徒歩3分の場所に位置する「サークル帝塚山眼科」。院内は和モダンを意識した内装で、患者がリラックスできる環境が整えられている。院長の山口雄大先生は、長らく大学病院や総合病院で研鑽を積み、角膜の感染症や神経眼科の分野においても研究を重ねてきた医師だ。一般眼科治療から大学病院などでも行われる専門性の求められる手術まで、幅広い疾患に対応する。数々の実績に基づいた技術と丁寧な診療を求めて、子どもから高齢者まで多くの患者が訪れる。「チーム医療をコンセプトとし、地域に根差したより良い医療を提供したいと思っています」と話す山口先生に、クリニックの特色や強み、今後の展望などについて聞いた。

(取材日2024年3月22日)

先進の設備で一般眼科から手術まで幅広い疾患に対応

開業前はどういった医療機関で研鑽を積まれてきたのでしょうか。

山口雄大院長 サークル帝塚山眼科1

私は生まれも育ちも和歌山県で、和歌山県立医科大学を卒業した後は、眼科の医師として長らく大学病院や関連病院で勤務していました。眼科の中でも内科的な疾患が関連する分野を専門としていて、中でも細菌やウイルスによる感染症は深く学んできました。手術で治療する病気よりも、角膜の感染症やぶどう膜炎のような、生活と密接に関わっている分野の目の病気について興味があったんですよね。その分野の診療のためのガイドラインの執筆に携わった経験もあります。それ以外では、神経眼科という領域でも研鑽を積み、知識を深めてきました。主に大学病院で診るような専門性が求められる疾患であっても、当院で診療できるように体制を整えています。

院内の内装や設備でこだわったポイントがあれば教えてください。

院内のデザインに関しては和モダンを意識しています。明るい雰囲気になるように大きな観葉植物も設置して、「クリニックっぽくないクリニック」をテーマにしました。地域の患者さんの憩いの場になってほしいという思いも込めたんです。検査器具に関しても、先進の設備をそろえました。網膜の断層画像を撮影するOCT検査にも先進の機器を導入して、大学病院や総合病院に引けを取らないよう、性能にこだわって診療環境を整えています。

クリニックにはどういった患者さんが多くいらっしゃいますか。

山口雄大院長 サークル帝塚山眼科2

年齢層はお子さんからご高齢の方まで、幅広くお越しいただいています。花粉症をはじめとしたアレルギー性疾患のご相談が多いですね。設備や技術を含めてより高いレベルの医療をめざして診療していますが、相談内容としては身近な疾患も数多く診ています。花粉症で目がかゆいので目薬が欲しいといった一般的な相談から、手術のご相談まで幅広く対応しています。最近はお子さんの診療も増えていて、特に当院では子どもの斜視や弱視、近視の治療に力を入れています。オルソケラトロジーというコンタクトレンズを使った近視矯正などに対応しています。近視になる前に予防したいと相談されるお子さんも多いですし、学校の健康診断で近視などを指摘されて受診されるお子さんもいらっしゃいます。

それぞれの医師の強みを生かした手術を行う

手術も積極的に取り組んでいらっしゃるそうですね。

山口雄大院長 サークル帝塚山眼科3

はい。一般的な眼科クリニックの場合、白内障の手術がメインになると思うのですが、当院では白内障だけでなく、緑内障の手術、濁った硝子体や眼内出血、網膜にできた余分な膜などの除去、網膜に空いた裂孔(れっこう)の修復などを行う硝子体手術、涙道が細くなったり詰まったりして涙が正常に流れない患者さんに向けた涙道内視鏡手術なども行っています。涙道内視鏡手術が行える施設は少なく、地域の他の医療機関からご紹介いただくことも多いですね。外来診療の合間の時間に月曜から金曜まで毎日手術は行っていますし、必要であれば緊急手術にも柔軟に対応しています。

患者さんに安心して手術を受けてもらうために、取り組んでいることはありますか。

患者さんの眼科手術への懸念としては、どんなことをされるのかよくわからないことへの不安が一番多いように思います。そのため当院では手術前にはどんなことを行い、どういったリスクがあるのかを、一人ひとりにきちんと説明し、ご理解いただいてから手術を行うようにしています。眼科の手術は目が覚めたまま行いますので、緊張されている患者さんにはできるだけ手術中に、進捗がわかるようなお声がけをするよう努めています。「もう半分くらい終わりましたよ」「あと5分くらいで終わりますので安心してくださいね」という具合でしょうか。手術中は、皆さん意識はあるけれど終わりが見えないことが不安だと思いますので、状況を都度お伝えするようにしています。

クリニックの強みや、コンセプトとして掲げていることがあれば教えてください。

山口雄大院長 サークル帝塚山眼科4

地域にお住まいの方が複数の医療機関に行かなくても、ある程度の眼科疾患に関しては当院で対応できるのが強みかなと思っています。当院は訪問診療を行っていてスタッフの数も多い上に、岸和田市には本院のハーブ岸和田眼科があり、連携した対応ができます。グループ内の連絡網がありますので、些細なことも共有し合い、コミュニケーションも活発ですね。担当医師が変わった際に情報が行き渡っていないことがないような環境を用意しています。医師ごとにそれぞれ得意な分野があり、理事長は涙道手術をはじめとした専門性の高い手術が得意ですし、私はこれまでの経験を生かした目の感染症などの診療が得意です。どの医師も一通りの知識は有していますが、それぞれのキャラクターや得意分野を生かして診療できるのは大きな強みですね。もちろん患者さんご自身のご要望もしっかりと伺っています。チーム一丸となって対応していますので安心してお任せください。

眼科医療を通じて地域に根差した医療を提供していく

先生が診療する上で大事にされていることはありますか。

山口雄大院長 サークル帝塚山眼科5

ただ目の疾患を治療することだけが、私たちの仕事ではないと思っています。来ていただいた患者さんのトラブルを解決することこそが使命だと感じています。私自身、これまで一般的な眼科の病気はもちろんのこと、大学病院で重篤な病状の患者さんと向き合ってきました。この経験を踏まえて、一般的にはクリニックでは受け入れが困難とされるような病状の場合でも、より良い治療ができるよう常に研鑽に努めています。病気の治療だけではなく、患者さん一人ひとりの生活状況やご要望に合わせたアドバイスができるよう尽力することも重要視しています。目の前の患者さんにとってより幸せな方法が何であるのかを追求し、それを提示できるような医師でありたいと思っています。

クリニックの今後の展望について伺えますでしょうか。

せっかくご縁をいただいて当院の院長に就任しましたので、1人でも多くの地域の方に当院のことを知っていただき、地域に根差したより良い医療を提供できたらと思っています。近隣では専門的な治療を受けることができないと思い、遠方の病院まで通っている方がいらっしゃるなら、当院へお越しいただければ少しでも負担を軽減できるのではないかと思います。ちょっとした目の違和感から、専門性を要する重篤な眼科疾患まで受け入れる体制を整えることで、地域の皆さんに喜んでもらえるよう日々スタッフ一同努力しています。お子さんからご高齢の方まで、地域に愛される眼科になれたらいいなと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

山口雄大院長 サークル帝塚山眼科6

本当にこんなことを相談してもいいのかな?と悩むような些細なことであっても、気軽に相談していただければと思っています。当院では専門的な治療ができる環境を整えていますが、そこにハードルを感じずに、小さなお悩みもぜひご相談ください。「最近視力が落ちてきて困っている」「何となく物が見えにくい気がする」といった、日常で感じる漠然としたお悩みでも結構です。患者さんによっては、取るに足らないような疑問を相談して医師を困らせないだろうかと、不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちはどんなに小さな違和感でも念入りに診療させていただいています。スタッフ一同、患者さんに寄り添い、親切かつ丁寧な診療を心がけていますし、セカンドオピニオンも受けつけています。かかりつけの眼科をお探しの方も、ぜひお待ちしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー/11万円~

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