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見永 武芳 院長、堀 裕一 副院長の独自取材記事

みなと元町内科クリニック

(神戸市中央区/みなと元町駅)

最終更新日:2023/08/03

見永武芳院長、堀裕一副院長 みなと元町内科クリニック main

神戸市営地下鉄海岸線・みなと元町駅から徒歩約5分のところにある、「みなと元町内科クリニック」。同じ場所にあったクリニックの名前を受け継ぎ、2023年6月、院長の見永武芳先生と、副院長の堀裕一先生の医師2人体制で新たに開業した。クリニックがあるのは、有料老人ホームが入るビルの一角。老人ホームの入居者や地域に住む一般の患者に対して幅広い医療を提供。周囲の大学病院などと連携しながら、患者が適切な医療を受けられるよう、治療の「道筋」をつけることをめざし、何かあったらすぐに相談できる場所として、地域に根差していきたいと考えている。見永院長と堀副院長に、診療方針や今後の展望などについて話を聞いた。

(取材日2023年7月4日)

医師2人体制で、神戸の街に新たに開業

医師2人体制で新たに開業とお伺いしています。開業に至った経緯について、お聞かせください。

見永武芳院長、堀裕一副院長 みなと元町内科クリニック1

【見永院長】私は長年、和歌山で医療法人の理事長を務めており、地域の方々に医療をお届けしていました。医療法人は現在、年齢もあって後任の先生にお任せしています。そしてこの「みなと元町内科クリニック」ですが、新院長に推薦されていた堀先生が、今のお仕事の関係ですぐに就任が難しかったんです。堀先生が就任されるまでの間、院長不在が続くのは患者さんにとっても良くないのではないかとご相談を受け、堀先生が来年院長に就任なさるまでの間、私が院長を務めることとなりました。前のクリニックと場所も名前も同じですが、体制が一新したことにあわせて、新規開業という形で今年の6月から新たなスタートを切っています。私自身は、大学病院勤務を経てアメリカに留学し、その後自身で開業医として医療に携わってきました。これまで培った経験を生かし、堀先生と二人三脚で患者さんに寄り添えるクリニックにしていきたいと考えています。

堀先生は、現在は神戸大学に勤務なさっているんですね。

【堀副院長】はい、そうです。私は地元神戸大学の出身で、医師になって三十数年になります。見永先生と同じく大学病院勤務やアメリカへの留学を経験し、現在は神戸大学で教壇に立ち、臨床・研究・教育という生活を送っています。今年度いっぱいで大学を辞するのですが、医師人生の最後は地元神戸で、地域医療に携わりたいという希望を長年抱いていました。ご縁をいただき、来年度から院長を務めさせていただくことになりました。現在は週に2回、副院長として当院に勤務し、患者さんの状況などを徐々に把握するようにしています。開業医として豊富なご経験をお持ちの見永先生からいろいろと教わりながら、新しいクリニックをつくり上げていきたいですね。

どのような患者さんが来院されていますか?

見永武芳院長、堀裕一副院長 みなと元町内科クリニック2

【見永院長】当院では、風邪や腹痛などの症状による一般内科の患者さんから慢性疾患の患者さんまでさまざまな方がいらしています。その多くは近所の方々ですね。年齢層も若い方からご高齢の方まで、幅広く足を運んでいただいています。また、当院は介護つき有料老人ホームと同じビルにあり、そちらの入居者の方の診察や往診も行っています。

医療機関と連携し、治療の「道筋」をつける

クリニックで行っている診療の特徴はありますか?

見永武芳院長、堀裕一副院長 みなと元町内科クリニック3

【見永院長】当院は、地域に根差した相談窓口としての役割を担っています。患者さんの中にはどこで診てもらうべきかわからない方もいらっしゃるかと思いますが、そんな時は当院にお越しいただければと思います。私は長年、和歌山で多くの患者さんを診てきましたので、その経験を生かして患者さんの抱えているお悩みに幅広く対応することが可能です。かかりつけ医が行うべきことはいろいろありますが、一次的でかつ総合的な窓口として、健康面で不安を抱える患者さんを診察し、その後の治療の「道筋」をつけるというのも大切な役割の一つです。「道筋」というのは、当院で治療を行うだけでなく、より専門的な検査や治療が必要と判断した場合には、近隣の医療機関に紹介し、患者さんにとって適切な治療をご提供するための交通整理をする、そんなイメージですね。なので、なにか不安なことがあれば当院にご相談に来ていただければと思います。

堀先生がおっしゃっていた、「地域医療に貢献したい」という思いにも合致したお考えですね。

【堀副院長】そうですね。見永先生のおっしゃるような地域に根差したクリニックになれるよう、患者さんへの対応やコミュニケーションなども意識して、相談しやすい雰囲気にしていきたいですね。併せて、私は外科出身なので、今後は外科的な処置もしていければと思っています。入院を要する大きい手術などは近隣の病院をご紹介させていただきますが、できものやケガの処置など当院で対応できるものは私が対応します。昨今、かかりつけ医が注目されていますが、私も特定分野や専門領域にこだわらず、患者さんのお役に立てる医療を幅広く提供していきたいと考えています。

地域の医療機関との連携もしっかり取られていると伺いました。

見永武芳院長、堀裕一副院長 みなと元町内科クリニック4

【堀副院長】はい。当院では、お付き合いがあり、信頼関係のできている医療機関が複数あります。そちらとも引き続き連携を取らせていただくので、より専門的な検査や治療が必要な場合もスムーズに対応することができます。加えて、私は長年神戸大学に勤務していたので、神戸大学の先生方ともすぐに連携を取ることが可能です。神戸大学は当院と地理的にも近いので、患者さんも無理なく通えるのではないでしょうか。見永先生のおっしゃる「治療の道筋をつける」というコンセプトを、しっかりと実現できる体制になっていると思いますね。

対話を大切に、地域のかかりつけ医をめざして

休日はどのように過ごされていますか?

見永武芳院長、堀裕一副院長 みなと元町内科クリニック5

【見永院長】休みの日はゴルフを楽しんでいます。医師として体力づくりが大事だと考えているのですが、ゴルフだとスポーツを楽しみながら自然とたくさん歩くことができますからね。それから、おいしいものを食べることも大好きです。仕事場から遠く離れた東京までお寿司を食べにいくこともあるんですよ。新型コロナウイルス感染症流行で趣味を楽しむ週末を送るのが難しい時期もありましたが、落ち着いたらまた行きたいなと思っています。
【堀副院長】私は健康維持のために、ジョギングをしています。これまでに一度だけですが、フルマラソンを完走したこともあるんですよ。10年ぐらい前から始めて、今でも週に1回は時間を見つけて走るようにしています。あとは、見永先生と同じく、私も食べることが大好きです。私の場合は神戸中心になるのですが、市内のあちこちでおいしいものを探して食べ歩きをしています。

今後の展望を教えてください。

【見永院長】引き続き、近隣の病院と連携し、地域の方の健康をお守りしていきたいと思っております。以前のクリニックにいらしていた患者さんも当院が引き続き診ていける体制は整っておりますので安心してご来院いただければと思います。スタッフ共々、患者さんとの対話を大切にし、相談しやすい環境づくりに尽力して参ります。また、かかりつけ医として患者さんを最後まで診ていきたいという思いが強くあります。日本は、超高齢化社会を迎えようとしていますが、当院では、今病院に来てくださっている方が、通院困難になってしまった場合、今度は私たちがお伺いして診察させていただけるような環境を整えていきたいと思っております。

最後に、患者さん、地域の皆さんに向けてメッセージをお願いいたします。

見永武芳院長、堀裕一副院長 みなと元町内科クリニック6

【見永院長】当院は、常に患者さんに寄り添うことを大切にしております。慢性的な症状は気づかずに重症化してしまうこともあります。当院は、外科・内科と2人の医師が在籍しておりますので、何か違和感を感じたら、まずご相談に来ていただければと思います。
【堀副院長】当院がある神戸元町エリアは、新しいお店が増えてきて、今注目されているスポットです。また、私も見永院長もアメリカへの留学経験があるので、英語での対応も可能です。海外からいらした方も、安心して来ていただければと思います。地域に根差したクリニックとして、幅広く対応していきたいと思いますので、何か健康に関して気になることがございましたら、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

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