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放置すると炎症を起こし、痛みを伴う粉瘤
早めの手術で再発防止へ

渋谷センター街れいわクリニック

(渋谷区/渋谷駅)

最終更新日:2023/06/16

渋谷センター街れいわクリニック 放置すると炎症を起こし、痛みを伴う粉瘤 早めの手術で再発防止へ 渋谷センター街れいわクリニック 放置すると炎症を起こし、痛みを伴う粉瘤 早めの手術で再発防止へ
  • 保険診療

粉瘤とは、皮膚になるべき組織が皮膚にならず、袋状になってしまい、その中に垢や皮脂がたまってしまってできる良性の腫瘍で、ほくろやイボの次に多いといわれている。脂肪のできものである「脂肪腫」と間違われることも多い。放っておくと徐々に大きくなり、最終的に炎症を起こし痛みを伴うので、小さいうちに切除したほうが良いそうだ。「渋谷センター街れいわクリニック」では、形成外科の医師が粉瘤の手術を行っている。「なるべく傷痕が残らないよう、こだわりを持って手術を行っています」と話す柴田知義先生に、粉瘤の手術内容や手術後の痛みなど患者が不安に思うであろう点について詳しく話を聞いた。

(取材日2023年6月7日)

「粉瘤」は早めの手術が大切。手術自体の痛みはほとんどないため安心して手術を受けてほしい

Q粉瘤は手術をしたほうが良いのでしょうか?
A
渋谷センター街れいわクリニック 仕事の日やプライベートで訪れた際にも通いやすい立地に開院

▲仕事の日やプライベートで訪れた際にも通いやすい立地に開院

粉瘤は自力で治すことは難しく、手術をする必要があります。放っておくと徐々に大きくなっていきますし、いずれ袋が破れて炎症を起こし、痛みや腫れなどの症状を引き起こす恐れもあります。また、自然と袋が破れても、その破れた袋が残るため再発率も高くなるといわれています。袋まで適切に取り除くには、手術を行う必要があるのです。早めに手術を行えば、皮膚に与えるダメージが少なく、傷も小さくて済むことが期待できます。また、短い時間で処置が済むので患者さんの負担軽減にもつながるでしょう。

Q手術となると痛みがあるのではないでしょうか?
A
渋谷センター街れいわクリニック 痛みを感じないように、配慮して手術を進める柴田先生

▲痛みを感じないように、配慮して手術を進める柴田先生

手術前に局所麻酔を行いますので、手術自体の痛みはほぼないと言っても良いと思いますが、局所麻酔を打つ際に痛みを感じる方はいらっしゃるかもしれません。縫う必要がある場合、患者さんによっては若干の痛みを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、医療を受ける際に感じる痛みの中ではかなり小さい痛みのほうだと思います。手術後には痛み止めの薬もお出ししますので、麻酔が切れた後に痛みを感じるようであれば服用していただければと思います。

Qこちらで行う痛みに対する工夫を教えてください。
A
渋谷センター街れいわクリニック 患者の不安に寄り添って治療を進めていく

▲患者の不安に寄り添って治療を進めていく

先ほども申し上げたとおり、手術自体の痛みはほとんどありませんが、局所麻酔を行う際にチクッとした痛みを感じる方はいらっしゃると思います。そのため当院では、注射針を刺すときは素早く、薬液はゆっくり注入するように心がけています。注射針をゆっくり刺すとかえって痛みを感じやすくなるんですよね。また注射針を刺す際は、患者さんにお声がけしますが、強調しすぎると患者さんも身構えてしまいますので、適切なタイミングでさらっとお声がけするようにしています。全体を通して、痛みの少ない手術を心がけていますので安心していただければと思います。

Q手術後の痛みや痕が残るかも心配です。
A
渋谷センター街れいわクリニック 手術後の傷跡も残らないように丁寧な施術をめざす

▲手術後の傷跡も残らないように丁寧な施術をめざす

重複しますが、縫っている傷の場合は、少し痛みを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、処方された痛み止めを服用していただければ落ち着いてくることが望め、その痛みも2〜3日で治まるでしょう。手術後の痕に関してですが、できものができた場合、傷痕が残らないということはないんですね。それは患者さんにもきちんとご説明いたします。その傷痕ができるだけ目立たないようにするため、私たち形成外科の医師はこだわりを持って手術を行っています。ダメージを受けている皮膚はできる限り取り除き、縫うべき傷のところになるべく力を加えず、丁寧に縫います。「きれいに切って、丁寧に縫う」という基本に忠実な手術に努めています。

Q粉瘤の手術は早いうちに行うことが大切なのですね。
A
渋谷センター街れいわクリニック 粉瘤の手術は、可能な限り早い段階で実施を

▲粉瘤の手術は、可能な限り早い段階で実施を

そうですね。粉瘤は、袋ができてしまった場合、自然と治ることもありません。放置した粉瘤が炎症を起こしてドロドロになって皮膚に穴が開き、中身が全部出ると、治ったように見えるかもしれませんが、完治とは言えません。袋が残っている状態なので、再発する可能性も高くなります。炎症を起こしてしまうと、手術後の痛みとは比べものにならないくらい痛みを感じる恐れがあります。放置していても治るものではないので、小さいうちに手術をしたほうが患者さんの負担も少なくて済みますので、皮膚の異常を感じたら早めに相談いただくことが大切ですね。

ドクターからのメッセージ

柴田 知義先生

皮膚に何かしらのできものができたら、自己判断せず皮膚科を受診していただくと良いかと思います。今回ご説明した粉瘤以外の疾患の可能性もありますから、まずは一度患部を見せていただければと思います。当院では形成外科の医師が粉瘤の手術を担当し、しっかり取り除き丁寧に縫合することに努めておりますので安心してお越しいただければと思います。粉瘤についてはもちろんですが、皮膚のことでお悩みがある方はぜひお気軽にご相談ください。

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