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日野 卓哉 院長の独自取材記事

ピノデンタルオフィス枚方長尾

(枚方市/長尾駅)

最終更新日:2024/04/12

日野卓哉院長 ピノデンタルオフィス枚方長尾 main

自然も多く、昔ながらの風情が残る長尾駅。その温かい町の風景の中に溶け込んでいるのが「ピノデンタルオフィス枚方長尾」だ。院長の日野卓哉先生は、京都にある本院勤務を経て大阪府枚方市にある分院の分院長を経験後、同院院長に就任。「患者を笑顔にすること」を診療理念の第一に掲げ、患者のそばで歩み続けていくこと、どうすれば患者が満足して治療に臨めるのかを追い求め続けている。1対1の丁寧なカウンセリング、プライバシーに配慮した個室タイプでの治療、痛みの軽減への配慮など、患者のために多くの工夫を凝らす。徹底した「患者本位のクリニック」をめざす理由について話を聞いた。

(取材日2024年4月1日)

患者の人生とともに歩み続けることをめざす

明るい外観が印象的です。

日野卓哉院長 ピノデンタルオフィス枚方長尾1

残念なことですが、歯科治療には「痛い」「怖い」といったネガティブなイメージが定着してしまっているようです。ですから、まずは「通いやすいクリニック」と思ってもらうことが大切だと考えました。クリニックの外観を温かみのあるデザインにし、優しい雰囲気を感じる設計にしています。特に女性は、外から院内が見えないことに不安を抱く方が多いといいます。レストランや美容院でも、店内が少しでも見えると安心しますよね。そのため当院では患者さんのプライバシーに配慮しつつ、ある程度内観がわかるように一部ガラス張りの設計にしています。また、暗い場所から明るい場所に入ると気持ちが落ち着かないこともありますので、夜間のライトアップにもこだわっています。バリアフリー設計や駐車場を完備することにもこだわりました。

クリニック名の「ピノ」にはどんな由来があるのですか?

クリニック名の「ピノ(pino)」は、フィンランド語で「積み重ね」を意味する言葉です。フィンランドは予防歯科先進国としても知られており、クリニックでの定期検診を含めて「国民が健康で過ごすにはどうすればいいか」が考え抜かれています。虫歯や歯周病、歯並びの異常は、突然発症するものではなく、何年にもわたる歯磨きの習慣やお口周りの筋肉の使い方といった、「積み重ね」が関係しています。口内トラブルの早期発見・早期治療はとても大切ですが、そうしたトラブルが発生しないようにすることはもっと大切です。そのために必要なのが「予防」であり、日々のプラークコントロールや食習慣、歯科治療、歯科知識の「積み重ね=pino」によって成り立つものです。同院では、そうした予防歯科、治療の積み重ねにも力を入れたいと考えています。

クリニックのモットーを教えてください。

日野卓哉院長 ピノデンタルオフィス枚方長尾2

本院では「あふれる笑顔をすべての人に」というモットーを掲げています。私たちもその思いを共有し、いつまでもきれいな笑顔でおいしく食べることができるように患者さんの一生に寄り添い、自ら成長を続けていきたいと考えています。そのために、五感(視覚・聴覚・臭覚・触覚・味覚)を満たすクリニックづくりをめざしています。具体的には、待合室はガラスから自然光が入り込む、落ち着いた雰囲気にして優しく香るようにアロマをたいていますのでリラックスしてお待ちいただくことができると思います。視覚と嗅覚の面で気を配っているのがポイントです。治療は個室または半個室で行い、診療チェアの横幅も一般的なチェアより広い物を採用しています。治療以外の話は、プライベートを重視して専用のカウンセリングルームで伺っています。安心して通っていただけるように、さまざまな点で五感を大切にしているんです。

マイナスをゼロに、さらにはプラスに変えていく治療

診療で心がけていることを教えてください。

日野卓哉院長 ピノデンタルオフィス枚方長尾3

来院された患者さんを治療する、痛みを取るというのは当たり前のことです。その中で「痛い」を「痛くない」にする、つまりマイナスをゼロにするだけではなく、プラスにしていくということをめざしています。患者さんに「前よりも歯がきれいになった、ぜひまた来たい」と満足してもらいたいんです。丁寧な説明をして患者さんに納得していただいてから治療を進めるのはもちろん、常に学ぶ姿勢を忘れずに診療していきたいと思っています。勉強会に出かけて、スキルアップを図っているのもそのためです。新しい治療法や機材の導入など、私自身もクリニックとともに成長を続けていきたいと考えています。週に1回は本院と合同でミーティングを行い、課題の解決や今後の目標などについて活発に議論をすることも欠かしません。

治療において大切にされているのはどんなことでしょうか?

可能な限り、痛みを感じないで済むような治療を心がけています。例えば麻酔は、痛みを最小限にするために電動麻酔器を用いたり、針を差す前に表面麻酔をしたりと工夫しています。「痛い、怖い」という不安は、気持ちの問題もあると思います。患者さんが緊張して固くなっていると、より痛みを感じる原因になってしまいます。私は、患者さんが自分の要望や思いを話してもらいやすい雰囲気をつくるためには、自身を含むスタッフすべてが笑顔でいなければならないと考えているんです。ですから先に挙げたクリニックの理念をスタッフ全員に共有しています。特に受付は、患者さんが初めて当院とコミュニケーションを取る大切な場所です。患者さんの緊張をほぐし、笑顔を一緒につくっていくのが受付スタッフの役割だと思っています。当院ではカウンセリングから丁寧に行い、患者さんと二人三脚で治療を行っていきます。

特にやりがいを感じるのはどんなときですか?

日野卓哉院長 ピノデンタルオフィス枚方長尾4

やはり「ありがとう」の一言を言われたときですね。特にお子さんは、本当に治療を嫌がるんです。泣いて暴れて、診察室に入ることすらかなわない子もいます。診察室の前で微動だにしないんですよ(笑)。そうしたお子さんと打ち解けるために、最初は「じゃんけんをしよう」なんて話からスタートすることもあります。お子さんに「怖くないんだ」と思ってもらう努力を続けていくうちに、どんどん打ち解けていく様子を見れたらうれしいですね。泣いて嫌がっていた子が、私の似顔絵を描いてきてくれるまでになったときは感無量でした。治療を頑張った子にはコインをあげて、カプセルトイを回してもらいます。そのご褒美を楽しみに、治療を頑張ってもらえたらいいなと思っているんです。子どもたちの笑顔を見ると、この仕事をしていて良かったなと感じます。

健康寿命と笑顔のために予防歯科に注力

先生はなぜ歯科医師をめざされたのでしょう?

日野卓哉院長 ピノデンタルオフィス枚方長尾5

10代の頃から「人の助けになる仕事がしたい」と、医師か歯科医師の道を志していました。実は私自身、歯科治療の経験があまりなく、歯科というのは「歯を削るところ」というイメージしかありませんでした。けれども、実際に勉強してみると、それが思い違いだったことに気づかされました。歯科というのは、本当に多くの面に目配りをする必要のある診療科目なんです。虫歯治療、矯正、審美的な治療などなど、本当にバラエティーに富んでいます。患者さんとのふれあい、コミュニケーションスキルも試される仕事です。人間力も求められるのが歯科医師の仕事です。学んでも学んでも新たな発見があり、毎日が楽しいです。

休日はどのように過ごされていますか?

よく子どもと遊んでいます。子どもが生まれたことで、来院するお子さんと接することが以前よりスムーズになり、治療を嫌がる子の対処も上手になったかもしれませんね。またずっと野球をやっていましたので、スポーツも好きです。最近はゴルフにはまっています。歯科医師仲間で行くことも多いですが、初対面の方とラウンドを回ることもあります。異業種の方とお話しする機会も多く、新しい出会いの場にもなっています。経営者の方もいて、仕事の面でも参考になる話を聞くことができます。ゴルフは健康にもいいですし、人脈を広げることもできるので面白いですね。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

日野卓哉院長 ピノデンタルオフィス枚方長尾6

予防歯科や歯周病治療をこの地域や近郊の方々に広げていきたいという思いから、このクリニックを開業しました。最近の研究で、歯がしっかり残っていてきちんと噛める人のほうが、健康寿命が長くなることがわかってきています。予防や歯周病の治療を通して、1本でも多くの歯を残すことこそが、何歳になってもおいしい食事を楽しみ、きれいな笑顔で笑える豊かな人生につながります。予防はもちろん、虫歯や歯周病などで歯の状態が良くない、クリニックに行きづらいとお考えの方にもぜひ来院してほしいです。「一生をきれいな笑顔で過ごし、一生おいしく食事をしていただくこと」をめざし、ともに歩んでいきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正/70万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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