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三河 聡志 院長の独自取材記事

みかわ整形外科クリニック

(大阪市平野区/八尾南駅)

最終更新日:2023/10/04

三河聡志院長 みかわ整形外科クリニック main

昔ながらの工場や工務店、住宅が多く立ち並ぶ地域の一角に「みかわ整形外科クリニック」はある。院長を務めるのは、この地域に住居を構えているという三河聡志先生だ。同院では整形外科やリハビリテーション科、リウマチ科をはじめ、美容分野も取り扱う。その根底には、ハードル低く美容分野に対応することで、患者の気分転換になったら、という三河院長の思いがある。同院の柱は「治療・予防・エイジングケア」。そのため予防にも注力しており、骨密度検査など気軽に受けられる検査をぜひ受けてほしいと院長は語る。自身が小学生からバドミントンを続けていたこともあって、「地域の皆さんには、体を動かす楽しみをもっと知ってほしい」と三河院長。終始ソフトで、物腰やわらかにわれわれのインタビューに答えてくれた。

(取材日2023年9月1日)

地域のかかりつけ医をめざして

2023年5月に開業されたと伺いました。開業のきっかけはあったのでしょうか?

三河聡志院長 みかわ整形外科クリニック1

医師になったからにはいつかは開業したいと考えていました。多くの患者さんと接したいと思っていましたし、患者さんともっと長く接したいという思いも強かったんです。それでもすぐ開業に踏み切れなかったのは、手術が楽しかったからというのが理由ですね。大きな病院での診療と手術はやりがいがあり、とても楽しかったのですが、15年近く勤務していましたので、そろそろ新しいことに挑戦したいと考え、開業に至りました。この場所を選んだのは、私が住んでいる地域だからです。この地域に恩返ししたいと考えたときに、医療で地域貢献しようと思い至り、開業しました。

院内の設計でこだわったポイントはありますか?

クリニックって怖いイメージをお持ちの方が多いと思うんです。特にエックス線検査室には大きな機械があるので、恐怖を感じたり圧倒されてしまったりする患者さんがいらっしゃいます。当院は患者さんが過度に緊張しないよう、エックス線検査室にはカラフルな壁紙を使用することで、患者さんの視線を機械から逸らす工夫をしています。それから、院内の色味にはこだわっていて、心が落ち着けるようなやわらかい色味と照明を使っています。ほかに、待合室の天井が高くて広いことも当院の特徴の一つです。贅沢な空間を感じていただけると思いますよ。クリニックだからと緊張せず、ゆったりと過ごしていただけたらうれしいです。

来院される患者さんの年齢層や、多い主訴について教えてください。

三河聡志院長 みかわ整形外科クリニック2

患者層は幅広いです。整形外科の特性上、高齢の患者さんは多いですが、全体の半数ぐらいですね。どちらかといえば女性が多い気がします。学生や働き世代、乳幼児の受診も珍しくありません。主訴もそれぞれです。乳幼児の場合は手を挟んだとか、肘内障の受診もありますね。慢性的な痛みや突発的な痛み、部活や仕事中にケガをした、重労働で関節が痛いなど、年齢層によって多い主訴は異なります。それから、時間帯によって患者さんの年齢層が変わってくるので、当院にはさまざまな世代の方が来てくれているんだと実感しますね。ありがたいです。

治療だけでなく、予防につながる医療の充実を図る

こちらで受けられる検査や治療には、どのようなものがありますか?

三河聡志院長 みかわ整形外科クリニック3

まず骨密度測定ができます。骨密度は低下しても自覚症状がなく、骨折などの大きなケガをしてはじめてわかることがほとんどです。特に40代以降の女性は、女性ホルモンの低下によって骨密度が低くなる傾向が高いです。検査はほぼ痛みもなく、5分程度で終わるため、何かのついでに検査を受けていただいても構いません。リハビリテーション関係の設備だと、マイクロ波治療器や低周波治療器、けん引治療器や医療用マッサージ機などを導入しています。それから当院では、医療脱毛をはじめとした美容分野も取り入れています。当院の理念が「楽しく元気に」なので、楽しい部分として美容を取り入れました。話のタネや、気分転換として使っていただけたらいいかなと思います。

「予防」に着目されているとお聞きしました。

予防についての考えは、医師として働き始めた頃からありました。ケガが原因の手術も数多く重ねてきましたが、ケガをする前後で比べると、いくら治療してもケガをする前には体の機能が戻りきれない場合も多いんです。そうなると生活の質と呼ばれるQOLが下がってしまいます。ケガさえしなければ、QOLが下がることはなかったはず。例えば、運動前は準備運動をするとか、家の中で転倒しそうなところは改善しておくとか、そういった心がけ一つで、ケガの予防につながると思います。ほかにも、骨粗しょう症や腰の痛みといった症状は、体の使い方を改善することや、骨を鍛えることが予防につながります。特に筋力の強化は日頃から意識して行えるといいですね。「どうすればいいかわからない」「自分でやるのは難しい」といった方はご相談ください。リハビリテーションに通っていただくことも可能ですので、体の機能を向上させていきましょう。

スタッフさんについても教えてください。

三河聡志院長 みかわ整形外科クリニック4

現在は受付3人、看護師4人、理学療法士が2人の体制で運営しています。皆さん物腰がやわらかく、患者さんと丁寧に接してくださるので、こちらが勉強させてもらっている状態です。患者さんの話もきちんと聞いてくれるので、とても助かっています。理学療法士も、2人とも経験年数を積んだベテランのスタッフです。同じ病状でも、患者さんによって接し方を変えてくれています。優秀なスタッフに支えられて当院があるんだと、日々実感しています。

めざすは「楽しく元気に」通えるクリニック

患者さんと接する際に意識していることはありますか?

三河聡志院長 みかわ整形外科クリニック5

オープンな質問をすることですね。「はい・いいえ」が答えの質問ではなく、患者さんに話してもらうための質問をするよう心がけています。患者さんが思っていることや感じていることを、患者さんの言葉で伝えてほしいんです。そのために話しやすい雰囲気づくりや、質問の内容・タイミングなどの工夫を重ねています。もちろん、話を聞いて終わりというわけではありません。整形外科は問診も大事ですが、触診も重要です。詳細な問診をした上で、患部に触れたり検査したりすることで、診断しています。

今後の目標や展望を教えてください。

まずは患者さんが困ったときに、何でも相談しに来ていただけるようなクリニックをめざします。地域のかかりつけ医ですね。相談することがメインで、整形外科の受診が「ついで」でも構いません。地域の皆さんを助ける力に、少しでもなれたらうれしいですね。それからゆくゆくは、介護やスポーツリハビリテーション、フィットネスなど、整形外科と関連する取り組みも行えたらと考えています。私自身、小学生から大学生までバドミントンを続けていたこともあって、スポーツの楽しさをもっと広めていけたらいいなと思っているんです。スポーツはもちろん、日常生活の中でも、体を動かすことが心地良いと感じていただければ、それだけでも健康維持に役立つと思います。

患者さんや読者へのメッセージをお願いします。

三河聡志院長 みかわ整形外科クリニック6

悩み事や心配事があれば、気軽に来てください。「このぐらいで受診なんて」と思わず、気になったタイミングで来ていただければ。検査して何もなければ安心ですし、病気や異変が見つかっても、早期発見できれば軽い治療で済む可能性も望めます。診察のついでに気になることを教えていただいても構いません。美容分野についても同じです。特に男性の方の中には「医療脱毛に興味があるけれど、美容クリニックに行くのはハードルが高くて」とおっしゃる方も実は多いんですよ。あまり構えずお気軽にご相談ください。力になります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

医療脱毛/3300円~

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