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津田 尚吾 院長の独自取材記事

津田歯科医院

(北九州市小倉北区/小倉駅)

最終更新日:2023/10/03

津田尚吾院長 津田歯科医院 main

明るい光が注ぎ込むカフェのような待合室が印象的な「津田歯科医院」。小倉駅から徒歩6分というアクセスの良い場所にある同院で院長を務めるのは、歯の修復のための補綴分野やインプラント治療において研鑽を積んだ津田尚吾院長だ。診療内容は、一般歯科から矯正、歯周病治療、予防歯科まで幅広く対応している。設備面も歯科用CTをはじめ、インプラント治療では手術中にリアルタイムでインプラントの埋入位置を3次元でガイドするナビゲーションシステムを導入。「患者ファースト」をコンセプトに、より安全性に配慮した精密な治療に日々邁進する津田院長は、「子どもの頃から手先が器用だったので、ミリ単位での技術を必要とする治療が得意なんです」とほほ笑む。その土台を築いた背景と診療内容を中心に話を聞いた。

(取材日2023年8月7日)

大学院やカリフォルニア短期留学で補綴分野を学ぶ

この辺りは小さな頃から慣れ親しんだ地域なのですか?

津田尚吾院長 津田歯科医院1

ええ、実家が若松にありまして、高校も八幡高校に通っていましたので、18歳までこの地域を出たことがありませんでした。小さい頃は好奇心旺盛で、物作りをはじめ、いろんなことに興味を持っていましたね。昔から手先が器用だったので、進路を考えた時に外科の医師も視野に入れたのですが、将来は開院したいと考え、悩んだ結果、九州歯科大学へ進学しました。大学時代は交友関係の幅が広がり、とても充実した時間だったと思います。大学3年くらいになると、歯科の中でも細分化した専門性についても考えるようになり、やはり自分は手先を使った細かな作業が得意だと実感したんです。そして、歯を削る治療や、歯を失った際に詰め物やかぶせ物、入れ歯やインプラントといった人工物で修復していくことをめざす治療にどんどん気持ちが向いていきました。

補綴分野に興味を持たれたのですね。

はい。口腔外科も考えたのですが、補綴分野のほうが細かい作業が多く感じたのと、詰め物やかぶせ物など実際に自分の手先を使って口内環境をつくり上げていく分野ですので、物作りが好きな自分に向いているのではと思いました。大学で6年間勉強し、その後1年間の研鑽し大学院に進学しました。大学院時代に短期留学の募集があり、1ヵ月でしたがカリフォルニアで勉強することができました。そこではインプラント治療も学ぶことができ、短い期間ではありましたが得るものが多かったです。博士課程も「顎口腔欠損再構築分野」という、補綴分野の課程を修得しました。

そこまで研鑽を重ねられた背景にはどのような想いがおありだったのでしょう。

津田尚吾院長 津田歯科医院2

自分が深く追求したい分野に専念できる環境を考えると、症例数や治療にかけられる時間など、大学病院のほうが理想とする環境に近いのではと思ったんです。実際、医師になってから大学院までの5年間は一つの症例に対して深く学べる時間でしたし、多くのスキルを身につけることができました。博士課程修了後は同大学で、助教を務めさせていただきました。がんなどの疾患により顎を失った方へ補綴学的なアプローチで食事ができるよう、外科医師とも連携しながら難しい症例にも携わる日々。2年目からは附属病院の総合診療科で学生への指導も。一般的な虫歯から歯根の治療まで幅広い診療を行う科で、そこには歯周病、保存治療、口腔外科など各専門の先生が集結している診療科だったこともあり、歯周病のオペなども数多く経験。その傍ら、学生の指導にもあたらせていただきました。

総合的なスキルを磨き、歯科医師としての土台を構築

では、そこからどのような経緯で開院へ至ったのですか?

津田尚吾院長 津田歯科医院3

開院したいと思い、歯科医師を志したので、大学院修了後に開院することも考えたのですが、そのタイミングで助教の話をいただいたり、総合診療科でスキルを磨く機会もいただきましたので、貴重な経験だと考え、しっかりと土台を築いた上で昨年の開院へと至りました。遠方や大学病院時代の患者さんも来院されることを考えると、駅周辺での開院は外せないと思っていましたね。無線LANも使用できるカフェのような待合室など、院内の環境づくりにもこだわりましたよ。院内は窓が多いので、明るい印象を持っていただけるのではないかなと思います。

診療内容に関しては、一般歯科から歯周病、矯正、インプラントまで幅広く対応されていますね。

そのため、患者層も幅広く、お子さんから高齢者までさまざまな年代の方が来院されます。小倉駅からすぐというアクセス面も幅広い患者層につながっているのではないでしょうか。20~30代は、虫歯での来院は少なく、メンテナンスをご希望で来られる方が多い気がします。そのため、今後年を重ねていくにつれて出てくるであろうトラブルについての説明に注力。予防することで、いつまでも健康な口腔環境の維持を図ります。40~50代の方になると、過去に銀歯を使用した治療をされている方が多くなりますので、白い樹脂にしたい、セラミック治療をしたいといった主訴での来院が増加。60代以降は虫歯治療に加え歯周病、あと入れ歯やインプラントのニーズも高くなりますね。

矯正に関してのニーズはいかがでしょう。

津田尚吾院長 津田歯科医院4

当院では歯並びといった見た目の問題だけではなく、前歯の歯並びによって犬歯がうまく機能していない方や、機能的な問題で歯周病を招いているケースなどで矯正をお勧めすることが多いんですね。そのため、お子さんや10~20代の方というよりも、歯並びが原因で口腔内にトラブルが生じている主に40代以降の患者さんに矯正をお勧めすることが多いです。だからといって小児の診療をしていないというわけではなく、お子さん連れや、ご家族で来られるケースも多いですので、そこは気にせずご来院いただければと思います。

精密な治療のためにナビゲーションシステムも導入 

では、設備面についても教えていただけますか?

津田尚吾院長 津田歯科医院5

安全性に配慮した精密な治療をするためには先進機器も必要ですので、当院には歯科用CTをはじめ、マイクロスコープ、そして手術中にリアルタイムでインプラントの埋入位置を3次元でガイドするナビゲーションシステムも導入しています。CT画像は診断をつける上でも欠かせませんし、マイクロスコープに関しては肉眼で見えない箇所も拡大して治療できることから根管治療で用いることが多いですね。血管や神経は複雑な構造をしていますので、その構造を見ながらインプラント体を埋入できるナビゲーションシステムは、患者さん歯科医師の双方にとって安全性に配慮した精密な治療を行うためのアイテムとして大きなメリットのある機器だと思います。

そうなると、セカンドオピニオンとして来院される方も多いのでは?

ナビゲーションシステムを導入しているクリニックはまだ少なく、当院では骨を形成したり骨誘導を行ったりするときも活用していますので、他院で難しいと言われた方が、何とかできないかとご相談に来られるケースは多いですね。また、自由診療の場合は3Dスキャナーを用いてかぶせ物の型採りをすることができますので、さらなる精密性の向上が図れます。このように、一つの方法ではなく、患者さんのご要望にお応えするために治療法をいくつかご提案できるのも当院の強みと言えるでしょう。また、大学にいる時から複数で治療方針を立てたり、修正を加えていくことを行っていました。そのつながりはもちろん今もあることから、矯正や口腔外科など各専門性の高い歯科医師によるカンファレンスが行えるのも特徴。さまざまな角度から診て、最善策を考えます。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

津田尚吾院長 津田歯科医院6

私が重視しているのは、口腔内全体を診ること。トラブルに至った背景には生活習慣や癖など、原因が複数ある場合も少なくありません。そのため、口腔内全体を診ることで、考えられる原因を徹底的に追究。その場限りの治療ではなく、長期的なお口の健康を第一に考えています。もちろん経済面や求めておられることなど、患者さんによってそれぞれ異なりますので、しっかりとヒアリングした上でその方に合った治療法を模索。スタッフ間の情報共有も行いながら治療を進めてまいります。私自身の知識もアップデートすることを怠らず、現段階での最善の治療法の提案に努めていますので、口腔内のことで悩んでいる方、希望する治療が受けられずに諦めている方、あるいはセラミック治療のトラブルでお困りの方やホワイトニングに興味のある方がいらしたら、ぜひ一度ご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/55万円~
ワイヤー矯正/71万5000円~
セラミックワイヤー矯正/88万円~
マウスピース型装置を用いた矯正/88万円~
ハイブリットインレー/3万3000円~
ジルコニアインレー/5万5000円~
オールセラミックス/13万2000円~
フルジルコニア/11万円~
骨造成(ソケットリフト)/5万5000円~
骨造成(GBR)/8万8000円~
骨造成(サイナスリフト)/16万5000円~
ホワイトニング/3万3000円~
※すべて診断料込み

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