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虫歯や歯周病を未然に防ぎ
健康寿命延伸につなげるための予防歯科

おがわ歯科医院

(豊橋市/豊橋駅)

最終更新日:2023/05/30

おがわ歯科医院 虫歯や歯周病を未然に防ぎ 健康寿命延伸につなげるための予防歯科 おがわ歯科医院 虫歯や歯周病を未然に防ぎ 健康寿命延伸につなげるための予防歯科
  • 保険診療

虫歯や歯茎の腫れなどで「痛くなってから」歯科医院を受診する人は少なくない。しかし、口腔内は歯周病など1つの病気が引き金となって、さまざまなトラブルを誘発する可能性がある。そのまま放置しておくと歯並びが崩れるなど日常生活に支障をきたすケースも多い。さらに歯のトラブルは全身の健康にも悪影響を及ぼす恐れがあるため、「痛くなる前に予防」することが重要である。そこで近年、注目されているのが予防歯科。「予防歯科に取り組んでいないと、せっかく治療をしても、またすぐに治療が必要になるケースがほとんど」と語るのは「おがわ歯科医院」の小川直寛院長。口のトラブルに悩む人を一人でも少なくしたいという想いから、患者に予防歯科の重要性を啓蒙している。そんな小川院長に予防歯科を始めるタイミングなどについて話を聞いた。

(取材日2023年3月30日)

健康寿命の延伸にも寄与する歯の健康。定期的なメンテナンスで健康な状態を守る

Qこちらの歯科医院が予防歯科に注力する理由を教えてください。
A
おがわ歯科医院 少しでも健康な状態を保つための予防歯科

▲少しでも健康な状態を保つための予防歯科

日本人は寿命が延びており、その分病気や障害などによる制限のない健康寿命を延ばすことが重要視されています。この健康寿命には歯の健康が大きく関わってきます。歯は食べ物を噛む、会話をするなど日常生活に欠かせない役割を果たしており、全身の健康にも影響を与えますので、生活の質を高めるためにも健康な歯を維持する必要があります。しかし歯というのは一度悪くなると、どんどん悪くなるもの。削った歯には歯石や汚れが付きやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、歯を失う原因にもなり得ます。健康な歯がある人はそれを守るように、虫歯がある人は今以上悪くならないように、早い段階で食い止めることをめざすのが予防歯科なのです。

Q予防歯科とは具体的に何をするのでしょうか。
A
おがわ歯科医院 口腔内スキャナーを定期的に行うことで、虫歯の早期発見が可能だ

▲口腔内スキャナーを定期的に行うことで、虫歯の早期発見が可能だ

大人の場合はお口の中をチェックして、歯の表面や歯茎の中の歯石を取り除きます。次にセルフケアの環境を整えます。日常生活の中でケアできないと虫歯や歯周病は予防できませんからね。具体的には歯の磨き方をチェックして、歯間ブラシやデンタルフロスの使い方などを指導させていただきます。子どもの場合は、まず虫歯の有無をチェック。子どもの虫歯はわかりにくいのですが、口腔内スキャナーでチェックするとたくさん見つかるケースもあります。一番大切なのは、初めて生える永久歯の「6歳臼歯」を守ること。また、きれいな歯並びはさまざまな歯科トラブルの防止にもつながるので、長い人生を考慮して矯正治療をお勧めすることもあります。

Q予防せずにトラブルを放置していると、どうなりますか。
A
おがわ歯科医院 同院では完全個室と半個室型の診療室を用意している

▲同院では完全個室と半個室型の診療室を用意している

歯周病は痛みもなくゆっくりと進行し、骨が溶けてしまうと治療が困難になります。さらに歯周病が進行して1本歯が抜けると、周りの歯も次々と悪化し、ほかの大切な歯を失うことになりかねません。小さな虫歯も大きく進行すると神経に達し、歯の寿命を縮めます。結果的に歯を失うことになり、話しづらくなったり食事が楽しめなくなったり、生活に関わる問題が生じてしまうかもしれません。ですから、歯周病も虫歯も初期段階で食い止めることが重要なんです。子どもの場合、6歳臼歯の虫歯はわかりにくく、中学生になってから見つかるケースも多いです。6歳臼歯が虫歯になるとその後の人生にも悪影響を及ぼす恐れがあるので、早期発見が大切です。

Q予防歯科を始めるタイミングはいつ頃が良いのでしょうか?
A
おがわ歯科医院 「早めの治療がポイントになる」と語る小川院長

▲「早めの治療がポイントになる」と語る小川院長

上下の前歯が生え変わる時期ですね。具体的には6歳臼歯が出る前の5歳くらいから意識するのが理想です。歯並びはその後の口腔環境を左右しますので、矯正の視点からもこの頃にチェックしておくのが望ましいといえます。もちろん乳歯の段階で虫歯などがある場合は、すぐに受診してください。乳歯が虫歯になると永久歯に影響を与えることがあるからです。さらに乳歯は永久歯に比べて虫歯になりやすく、歯の中の硬さも永久歯よりやわらかいため、虫歯の進行が速いという特徴があります。長い人生を考慮すると早めの治療がポイントになります。成人は30代以降に歯周病のリスクが上がりますので、すぐにでも始めるのが良いでしょう。

Qこちらではどのようなメンテナンスを行っていますか。
A
おがわ歯科医院 優しいスタッフが対応してくれる

▲優しいスタッフが対応してくれる

当院には歯科衛生士が6人在籍し、チェアも5台ありますので、歯周病治療などメンテナンスの時間がしっかり取れるのが強みです。時間に追われてすぐに済ませるということはありませんし、優しいスタッフばかりですので、気持ちの良い時間を過ごしていただけると思います。虫歯については、レントゲン検査装置や口腔内スキャンを使用し、丁寧に診るようにしています。患者さんの中には虫歯を見つけにくい体質の人もいるのですが、私は隠れている虫歯を見つけるのを得意としていますので、安心して受診いただけたらうれしいです。受診頻度の目安は、お口の中がきれいな方で3ヵ月に1回、トラブルがある方は1ヵ月に1回程度をお勧めします。

ドクターからのメッセージ

小川 直寛院長

簡単にいうと予防歯科とは、お口の中の悪い箇所を把握しつつ、普段の生活の中でどのようにして口の中をきれいに保っていくのか、という取り組みです。そのためには、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けるとともに、患者さんご自身のセルフケアの2つが必要です。普段の歯磨きで取り切れなかった汚れをプロによるクリーニングで除去するイメージです。従来は半年に1回程度、通院すれば良いという歯科医院も多かったのですが、汚れは3ヵ月で定着してしまいますので、特にトラブルがない方も3ヵ月に1度はメンテナンスに来ていただくのが良いですね。また、虫歯を早期発見するためにも口腔内スキャンは年に1度は行うことをお勧めします。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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