全国のドクター9,189人の想いを取材
クリニック・病院 158,628件の情報を掲載(2024年4月28日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 大阪市平野区
  4. 針中野駅
  5. 医療法人 たんぽぽ会歯科 東住吉院
  6. 歯科が怖くても一歩踏み出してほしいクリニックの初診の流れ

歯科が怖くても一歩踏み出してほしい
クリニックの初診の流れ

たんぽぽ会歯科 東住吉院

(大阪市平野区/針中野駅)

最終更新日:2023/12/18

たんぽぽ会歯科 東住吉院 歯科が怖くても一歩踏み出してほしい クリニックの初診の流れ たんぽぽ会歯科 東住吉院 歯科が怖くても一歩踏み出してほしい クリニックの初診の流れ
  • 保険診療

「たんぽぽ会歯科 東住吉院」は、大阪、兵庫、和歌山で歯科クリニックを展開する医療法人たんぽぽ会歯科グループの一つ。休診日を設けず、365日午前9時から午後10時まで開院しているのが同院の特徴だが、それは「今まで歯科治療が受けられなかった人に、治療を届けたい」というたんぽぽ会歯科グループを構成する9つのクリニック共通の思いだと池田繁晴院長は話す。仕事帰りにも十分間に合い、日曜、祝日でもゆっくりと歯科治療が受けられる診療体制を整え、急な来院でも受け入れている池田院長に、同院の初診診療の流れについて教えてもらった。

(取材日2023年4月6日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q多くの人が、歯科治療が怖いと感じやすいのは、なぜでしょうか?
A

お口の中で何をされるのかがよくわからないからだと思います。人が何かを怖がるのは、知らない、もしくは理解できない時が多いんです。何だか得体の知れないものは皆さん怖いですよね。初めて行く歯科医院に行く人や長い期間、歯科の治療から遠ざかっている人もその傾向が強いです。反対に、子どもの頃から歯科医院に来ている人は治療がどんなことをするかわかっているので、過度に治療を怖がったりはしません。もう一つ考えられるのは、以前に行った歯科医院で何かトラウマがあり、嫌なイメージがついてしまったからかもしれません。歯科が怖いと思う原因は、知らないということと、嫌な感じを受けたことがある、この2つだと思いますね。

Q患者の不安を軽減するための工夫について、教えてください。
A

初めていらっしゃった方にはしっかりとお話をし、お互いに知らないことを減らす努力をすること、「人と人」としてコミュニケーションを取ることが大事だと思っています。「この症状だから、たぶんこうだろう」と決めてかからないよう気をつけています。そして、患者さん自身の言葉で、思っていることをちゃんと言っていただくようにします。時間的な問題もありますが、患者さんの言葉はできるだけ遮らないように注意して伺います。3日前に起床した時の症状から話し始める方も時々いらっしゃいますが、そういう方は、それだけ痛くてお困りだったんだと思います。まず患者さんの気持ちをくみ取るところから始めるようにしています。

Q保険診療と自由診療がありますが、2つの違いは何ですか?
A

保険制度というルールの中で認められている治療や材料と、その枠外の治療、材料がある、というだけのことだと私は思っています。皆さんが病院へ行かれた時「ここからは保険外診療です」と言われることはないですよね。歯科は保険診療と自由診療の線引きが多いのですが、疾患を対象とするならば、どんな症状でも保険診療内で治療できるように制度がつくられているはずなのです。ですから当院では、保険診療を軸に治療をしています。その中で解決できないことが出てきたりした場合は、当院で対応できる範囲であればお応えするというスタンスです。患者さんが求める治療のゴールをきちんと捉えることを大切にしています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1初診受付、問診票の記入
たんぽぽ会歯科 東住吉院 初診受付、問診票の記入

受付で門診票をもらい、来院の理由やいつから痛みがあるのかなどを記入する。アンケート形式になっていて、悩んでいる部位はイラストに丸をつけるようになっている。そのほか、内科の病気や服用中の薬、これまでの歯科で嫌な思いをした経験なども記入できる。感染症リスクのある人には事前準備の必要があるため要相談とのこと。急な痛みで来た患者にも対応しているので、まずは受診してみよう。

2診察台で口の中を確認、 エックス線写真の撮影
たんぽぽ会歯科 東住吉院 診察台で口の中を確認、 エックス線写真の撮影

問診票をもとに、歯科医師が気になる部位や、どういう理由で来院したかを一つ一つ確認。丁寧に聞いてくれるので、リラックスして話せそうだ。ただ、内科や整形外科に通院中の場合は、できない治療や使えない薬もあるため、あらかじめ確認しておくことが重要。その後、口の中を確認。エックス線写真の撮影や歯周病の検査など、さらに詳しい情報聴取のための検査を行う。顎関節症や副鼻腔炎など歯科以外の症状が見つかることもある。

3カウンセリング
たんぽぽ会歯科 東住吉院 カウンセリング

検査後は、結果と今後の治療計画、大まかな通院回数の説明が行われる。軽度な虫歯と、根の治療が必要な歯周病では、通院回数も異なる。同院ではどの治療においても、食事が取れないといった事態にならないように、負担の少ない治療計画を立案。複数の治療方法を提案してもらった中から、自分のめざすゴールに合わせて相談して決めることができる。言葉の説明だけでわかりにくい場合は、紙に書いて説明してもらうと良いだろう。

4治療開始
たんぽぽ会歯科 東住吉院 治療開始

治療は痛みの除去を図ることから始まる。痛みの少ない治療をめざす同院では、麻酔の注射を打つ時も十分に配慮しており、「目は閉じずに、どこか違う方向を見ていてください、とお伝えします」と池田院長。人は視覚から得る情報が大きいため、目を閉じると余計に痛みを感じてしまうからだそう。治療においても、できるだけ時間を短くすることで、歯だけでなく体への負担軽減をめざしている。

5定期的なメンテナンス
たんぽぽ会歯科 東住吉院 定期的なメンテナンス

一通りの治療が終了した後は、虫歯や歯周病の予防目的だけでなく、自身のお口の状態を知るため、同院では定期的なメンテナンスを推奨。3、4ヵ月に1回が基本のペースだが、1、2ヵ月の短いスパンで通ったほうが良い人もいれば、半年空けて良い人もいる。「人によって違うので、相談していただけるとうれしいですね」と池田院長。「美容院へ行くよりちょっと少ないくらいの頻度」がお勧めだそう。

ドクターからのメッセージ

池田 繁晴院長

気になっている歯のトラブルが大変なことか、そうでないかは重要ではありません。歯に対する不安があること自体、問題ですから、ぜひ一度来院してください。それで解決できれば、不安が一つ減り、生活の質も少し良くなるのではないでしょうか。歯もお顔や体と同じで、年齢とともに少しずつ変化していくものです。お口の中のことを自分で判断するのは難しいですから、歯科医師に任せてください。「大丈夫です」と言われたら、オールOK。もし虫歯が見つかれば、早い段階で治療できるのです。「あの時治療しておけば、抜かなくて済んだのに」と後悔しないように受診しましょう。小さな悩みや気づきが、一本の歯の寿命を延ばすことにつながります。

池田 繁晴院長 たんぽぽ会歯科 東住吉院
Access