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加藤 健一 理事長の独自取材記事

ソコラ塚口駅前皮フ科スキンクリニック

(尼崎市/塚口駅)

最終更新日:2023/04/04

加藤健一理事長 ソコラ塚口駅前皮フ科スキンクリニック main

阪急神戸本線塚口駅の南口に11月に新規開院した「ソコラ塚口駅前皮フ科スキンクリニック」は、建設中の複合施設の2階にある。「赤ちゃんからおじいちゃんおばあちゃんまで、ご家族で通っていただけるクリニックでありたい」と語るのは加藤健一理事長だ。培ってきた知識と技術を生かし、急な皮膚症状から高度な専門性が必要な皮膚疾患、さらに美容皮膚科の自由診療にも力を注いでいくという。イボや粉瘤(ふんりゅう)の日帰り手術への対応など、病気から美容まで、皮膚の多様な困り事に応じる幅広さが魅力だ。「皮膚では、病気の治療とよりきれいな状態をめざすケアはつながっているのです」と話す加藤理事長に、診療内容やめざす皮膚科診療について聞いた。

(取材日2022年6月10日/情報更新日2022年11月4日)

病気から審美的なケアまで、皮膚の悩みに広く対応

こちらで開院されることになった経緯をご紹介ください。

加藤健一理事長 ソコラ塚口駅前皮フ科スキンクリニック1

当法人の皮膚科が尼崎市内の別の場所にあり、そこで得たご縁がきっかけです。阪急の塚口駅の南側は、以前は人が集まるにぎやかな場所でした。ですが建物の老朽化などもあり、少しずつさびれてきていたんですね。今回、ロータリーの西側にあったビルがマンションと商業フロアのある複合施設に建て替えられることになりお声がけをいただいたので、「地域に貢献できるなら」との思いで開業を決めました。駅が本当に目の前で、商業フロアにはスーパーなども入りますので、通勤通学やお買い物のついでに受診していただけると思います。また塚口駅の南側にはこれまで皮膚科が少なかったので、地域の方の不便さを解消できればうれしいですね。

診療内容を教えてください。

一般皮膚科では乾燥やかゆみ、じんましん、アレルギーでの皮膚症状、かぶれ、虫刺され、水虫といった日常的な皮膚の病気、さらにアトピー性皮膚炎や乾癬のように専門的な知識と技術が必要な皮膚疾患にも対応できます。粉瘤(ふんりゅう)やイボの日帰り手術も可能です。同時に美容皮膚科の診療にも力を入れ、しみ、くすみケア、ケミカルピーリング、ニキビ痕治療、レーザーを利用した多汗症などの相談にも応じます。保険診療を軸にしながら、一般皮膚科、美容皮膚科を問わず信頼性を重視した自費診療も豊富に取りそろえ、保険診療では補いきれないニーズにも手厚く対応していきます。

保険診療と自由診療のどちらにも対応するのはなぜですか?

加藤健一理事長 ソコラ塚口駅前皮フ科スキンクリニック2

原則的には一般皮膚科も美容皮膚科も保険診療で診ていきます。しかし、海外では一般的でも、まだ日本では保険診療で提供できない治療法もあります。また治療ではなくケアや処置を行うことも多い美容皮膚科では、自費診療のウエートが高まります。患者さんには自費診療のメリットを実感していただきたいので、価格はなるべく抑えて提供していきます。「高いだろうから無理」と最初から諦めてしまわず、まずは気軽にご相談ください。また、保険診療と自由診療のどちらでも対応できる症状や処置については、比較検討していただける情報をしっかりと提供します。「自費診療だからやらない」のではなく、クリニックとしてどちらにもきちんと対応することで選択肢を広げ、一人ひとりの患者さんにより適した治療や施術を届けたいのです。

新たな治療法や専門性の高い治療機器も積極的に導入

専門的な治療や新しい治療について、教えてください。

加藤健一理事長 ソコラ塚口駅前皮フ科スキンクリニック3

独特な皮膚症状がみられる尋常性乾癬という病気があり、主に塗り薬や飲み薬で治療を始めますが、当クリニックではナローバンドUVBという紫外線を照射する機器を導入して、光線療法も行います。乾癬は光線療法で良好な成果を得ることが期待できますが、週に数回の照射が必要になることもあり、通院回数の面で患者さんの負担になりやすい。でも、この立地であれば立ち寄ってもらいやすいと思います。それから新しい治療としては、アトピー性皮膚炎に対する注射剤の治療があります。先進的な治療ですので、これまでは地域基幹病院の皮膚科で行われることが多く、多くの患者さんが集中しているという問題があります。そこで当クリニックでも治療を行って、患者さんが治療を受けられる環境を増やしたいと思います。なおこの治療は保険診療でありながら薬剤代が高いことがネックですが、高額医療制度などのサポート制度も積極的にご案内します。

一般皮膚科と美容皮膚科を両方診療するメリットは?

美容皮膚科からみれば、医学的な裏づけがある施術を皮膚科の医師が患者さんの状態に合わせて提案・選択し、安全に配慮して実施できますし、また万一トラブルが生じて治療が必要になっても、医師が適切に対応できる点です。例えばしみなどに対するレーザー照射などは、施術を希望する患者さんも多く、専門クリニックや美容外科もありますが、一般皮膚科も診られる美容皮膚科であれば皮膚科の医師が施術前にお肌の状態などを診断して、施術の方法や程度も調整できます。また一般皮膚科で治療をした患者さんが「お肌をよりきれいに保ちたい」と思われるのは、ごく自然なことでしょう。ただ、一般皮膚科と美容皮膚科ではそれぞれに得意な部分とそうでない部分がありますが、当クリニックではどちらでも質の高い治療をめざしています。美容皮膚科を専門とする施設に匹敵する設備や機器をそろえ、ノウハウを生かした診療を行うのもそのためです。

どのような患者さんに来ていただきたいですか?

加藤健一理事長 ソコラ塚口駅前皮フ科スキンクリニック4

皮膚の症状や悩みは年齢を問わず起こるものですから、赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまでご家族みんなで、あるいは審美的なケアに関心の高い方や、水虫に悩む働き盛りの方など、あらゆる世代に通っていただけるクリニックです。また年齢や生活環境によって皮膚のトラブルは変化していきますので、それぞれの患者さんに長く寄り添い、生活やご希望、過去の経過なども踏まえた治療を行っていきたいと思います。当クリニックであれば、美容皮膚科や自由診療に抵抗がある方でも、まずは一般皮膚科の治療から始めてから、相談していただくこともできるのではないでしょうか。院長は日本皮膚科学会皮膚科専門医の若く優しい男性医師ですので、患者さんが伝えにくいと感じる症状も相談しやすいと思いますよ。

親しみやすさと高い診療レベルの両立をめざす

先生が感じている、皮膚科診療の魅力をお聞かせください。

加藤健一理事長 ソコラ塚口駅前皮フ科スキンクリニック5

研修で皮膚科を回った際に、幅広い年代の患者さんが治療を受けていること、特に病院へ来ることが少ない働き盛り世代の患者さんも多く、症状の変化が目に見えるため喜んで帰っていかれる姿が印象的でした。また、湿疹やアレルギー症状のようにイメージしやすいものだけでなく、がんの手術やさまざまな臓器に炎症が生じる膠原病など、診療範囲が非常に広いことも皮膚科の奥深さだと思います。その後、大学病院では研究を通じて論理的な考えに基づいた診療を学びましたし、大学の関連病院では高度な技術をもつ先生方の指導を受け、中でも形成外科では手術などの外科的な処置を数多く経験しました。当クリニックで日帰り手術など外科処置も積極的に行うのは、当時の経験が生きているからです。

先生が患者さんと接する際に大事にしていることは?

患者さんが今、困っていることを、まずはしっかりお伺いします。病気への不安に加えて、新しいクリニックに対する不安もあると思いますので、その気持ちに寄り添いながら丁寧にお話を聞きたいと思います。また、治療の最初の段階では要点を絞ったコンパクトな説明を行い、できるだけ早く治療に入って患者さんの不安を解消していきたいですね。その上で治療やケアに関する専門的な知識や保険診療と自費診療の違いなども詳しく説明し、患者さんにとってベストな治療を見出していくようにしています。

最後に、地域の方へメッセージをお願いします。

加藤健一理事長 ソコラ塚口駅前皮フ科スキンクリニック6

通いやすい便利な場所に開業しましたので、何よりも地域の皆さまに気軽に受診していただけるよう、親しみやすさを大事にしていますし、ウェブ予約など受診しやすい仕組みも用意しています。同時に、地域の基幹病院や大学病院と同等のレベルの高い治療までカバーし、また美容皮膚科に関しても新しい技術や施術を積極的に取り入れ、治療や施術の幅を広げています。身近なクリニックですが、実はかなり専門性の高い治療まで対応するという懐の深さで、さまざまな年代の患者さんに「皮膚のことならここへ来れば大丈夫」と長く頼っていただけるよう、努めていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ケミカルピーリング/8000円~、しみ、くすみケア/8000円~、ニキビ痕ケア/8000円~、マイクロ波メスを使用したワキガ、多汗症の治療/1万1000円~15万円

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