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山梨 浩太郎 院長の独自取材記事

やまなし歯科

(小平市/一橋学園駅)

最終更新日:2023/08/10

山梨浩太郎院長 やまなし歯科 main

一橋学園駅から徒歩3分のところにある「やまなし歯科」。大学在学中から開業医を志していた山梨浩太郎院長は、さまざまな歯科医院に勤務。それぞれの歯科医院のいいところを学んだ後に2022年に開業したのが同院だ。何か1つの治療に特化するのではなく、幅広い症状に満遍なく対応することで、地域の人が安心して来院できる歯科医院になることをめざしている。話し好きで親しみやすい山梨院長に、同院で行っている治療や患者と接する時に大切にしていることなど、話を聞いた。

(取材日2023年7月13日)

基本に忠実な治療で患者が安心できる歯科医院に

こちらの歯科医院の特徴を教えてください。

山梨浩太郎院長 やまなし歯科1

当院は、地域に密着し、一般歯科をはじめ、口腔外科、ホワイトニング、インプラント治療など幅広く対応しています。インプラント治療は、治療後のメンテナンスまでしっかりと対応しています。何か1つの治療に特化するのではなく、基本的な治療は満遍なく行うことができることをめざした歯科医院です。自分が患者だとしたら、そうした歯科医院が安心できるのではないかと考えたからです。基本に忠実に、当たり前のことを当たり前に行い、保険診療も自費診療も分け隔てなく、丁寧に対応することを心がけています。

こちらで開業されるまでの経緯を教えてください。

私は会社員を経験してから歯科医師を志し、再び受験勉強をして東京医科歯科大学に入学しました。大学は、研究や臨床の実習カリキュラムが充実していて、実践的な内容を学ぶことができました。当初から自分で歯科医院を開業することをめざしていましたので、卒業後は一般歯科を扱う歯科医院に勤務し、その後も複数の歯科医院に勤務しました。それぞれの歯科医院のいいところを吸収し、幅広い年齢層・症状の患者さんを診療する経験を積むことができました。開業に向けて準備を進めていたところ、環境が良く、駅からも近いこの場所と縁があり、2022年に当院を開きました。

どのような患者さんが多いですか?

山梨浩太郎院長 やまなし歯科2

この辺りはとても住みやすいようで、幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。大学が近くにありますので、20歳前後の若い方が比較的多いかもしれません。症状については、お口の健康に対する意識が高く、日頃からお手入れをしていて、メンテナンス目的で来られる方と、症状が進んでしまってから来院される方に分かれているように感じています。歯科医師の立場からすると、たとえ痛みがなくても何か気になることがあれば早めの来院をお願いしたいですね。朝起きた時に口の周りが疲れていると感じる場合は、寝ている時に歯ぎしりをしているのかもしれません。口臭が気になるときは、歯周病の可能性もあります。虫歯、歯根破折、歯周病が、歯を失う大きな原因といわれていますので、こうした治療に力を入れ、患者さんが長く自分の歯で噛めるようにしていきたいと考えています。

歯周病の患者さんも多いのでしょうか。

そうですね。歯周病の治療も基本に忠実に、歯磨き指導や歯石取り、歯茎のケアでお口の中を清潔な状態に保ちながら、徐々に改善へとつなげていきます。当院では歯石取りも時間をかけて奥のほうまで行っていきます。ただ、重度の歯周病の方は、ベーシックな治療だけでは難しいこともありますので、今後はより専門性の高い治療も行っていきたいと考えています。

小さく削って埋める虫歯治療に努め、長持ちする歯を

虫歯治療にダイレクトボンディングを取り入れていらっしゃるとお聞きしました。

山梨浩太郎院長 やまなし歯科3

私は、社会人を経て歯科大学に入ったため、小さく削って小さく埋めることをめざす比較的新しい歯科教育を受けています。ダイレクトボンディングもその1つで、削ったところに直接レジンを充填していくことを図る治療方法です。従来のかぶせ物を作製する治療方法では、上からかぶせることを考えて虫歯を削らなくてはなりませんでした。そのため、悪くないところも削ることになりがちです。歯の外側のエナメル質は、生物学的にいうと上皮に相当するもので、生物の体の内側と外側を隔てる大切な部分です。それを必要以上に削ると、歯は弱くなり再治療の可能性も高くなるでしょう。ダイレクトボンディングは、悪くなったところだけを削ることをめざすので、歯が長持ちすることが望めます。自費診療となりますが、患者さんのご希望や症状に応じて、接着性を重視した材料を用いることも可能です。強度が高く長持ちする、自然の歯に近い光沢が出ることなどが望めます。

ダイレクトボンディングは、歯科医師のスキルが特に必要とされる治療だそうですね。

そうですね。虫歯を削り残してしまったり、あるいは削り残しを恐れて削りすぎてしまったりといったことがないよう、過不足なく削るのは結構難しいものなんです。私は、子どもの頃から物を作ることが非常に好きでした。中学生の時には、百貨店主催の工作展で最優秀作品賞を受賞しました。自分でいうのは少しおこがましいのですが、大学時代には技工物を作製する実習の時に、教授からお褒めの言葉をいただいたこともあります。そうしたもともとの手先の器用さと、時間をかけた処置で、精密な治療を行うことに尽力しています。丁寧に作業していくため、1回あたりの診療時間は長くなるかもしれませんが、かぶせ物を作る必要はありませんので、少ない来院回数で治療を終えることも望めます。

そのほかに力を入れているのは、どのような治療でしょうか。

山梨浩太郎院長 やまなし歯科4

噛み合わせの治療です。上下の歯の当たり方が不均等になると、力が強く加わるところの歯や歯周組織が傷んでいきます。それが歯を失う原因にもなりますので、注意深く診ています。噛み合わせは、自分で良しあしがわかりにくい面があります。例えば、かぶせ物を新しく作って入れたとき、最初は違和感があっても次第に気にならなくなるということがあります。それは慣れたのではなく、強く当たっている箇所付近の歯周組織がぐらつくことで衝撃を吸収しているケースがあるのです。当院では、すでに入っているかぶせ物の状態もチェックし、不具合があれば調整していきます。

コミュニケーションを大事にし、自分が受けたい治療を

診療の際に心がけているのは、どのようなことですか?

山梨浩太郎院長 やまなし歯科5

コミュニケーションを大事にし、自分が受けたい治療を患者さんに行うことです。初診のときは特に、お口の中の状態を詳しくチェックし、時間をかけて話をお聞きします。生活習慣や健康状態など、できるだけ情報をいただくことで、その方に適した治療を提案できるようにしたいからです。年齢に関係なく、お口の中に問題が多く、よく噛めない状態になっている方もいらっしゃるでしょう。そういう方でも何ヵ月もかけて根気強くお付き合いさせていただきます。ですが、私は治療が終わってからが本当のスタートだと考えています。定期的にメンテナンスにお越しいただき、状態を保つことが大切です。その方にとって無理のない通院間隔を設定し、長く噛める歯を維持していけたらと思います。

マタニティーや小児の歯科にも対応されているそうですね。妊婦さんやお子さんに対してはいかがでしょう。

妊娠時も、できるだけ治療やメンテナンスをして口腔管理をしたほうがいいというのが、今の歯科医療の考えですので、安定期だけでなく、出産直前でも可能な治療は対応します。生まれてくるお子さんに対しても、0歳からの口腔ケアが大切と考え、対応しています。小さなお子さんの診療に関しては、歯科医院に恐怖心を持ってしまい、足が遠のくことが一番良くないことですから、少しずつ反応を見ながら診療を行っていきます。そのため、きっちりとした治療ができないこともあると思いますが、歯科医院に慣れてもらいながら一歩ずつ治療をしていけたらと思います。

読者に対するメッセージをお願いします。

山梨浩太郎院長 やまなし歯科6

地域に密着した歯科医院として、噛めなくて困っている方に適切な治療方法を選択して、噛めるようにして差し上げるということと並行して、皆さんに予防の意識を持ってもらうことにも力を入れていきたいと考えています。超高齢社会を迎えて、睡眠や栄養、運動など健康に気を使う人は多いと思います。それと同じように、お口の中の健康にも気を使っていきましょう。そのためには、自分のお口の中の現状と正しい情報を知っておくことが第一歩です。お口や歯のことで気になることがありましたら、お気軽にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円〜、ホワイトニング/2万7000円〜、ダイレクトボンディング/2万円〜

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