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羽田 潤 理事長の独自取材記事

成城さくら歯科三鷹院

(三鷹市/三鷹駅)

最終更新日:2024/04/04

羽田潤理事長 成城さくら歯科三鷹院 main

JR中央本線・三鷹駅南口から玉川上水沿いに続く「風の散歩道」を歩くこと約4分。マンションの1階に2021年12月にオープンしたのが「成城さくら歯科三鷹院」だ。これまでも成城にある本院で専門に偏らない総合的な歯科診療を実践してきた羽田潤(はだ・じゅん)理事長が、地域の人々が「生涯にわたって口腔の健康管理を任せたい」と思えるかかりつけの歯科クリニックをめざし開院した。2024年1月には、院長に奥山裕輝先生が就任した。同院には、診療内容に加えて院内の雰囲気や設備、治療に使う器具などにもこだわりが詰まっているという。さらにデジタルシステムを活用して本院と連携し、より幅広い治療をスピーディーに対応。診療では「話をすること」を何より大事にしているという羽田理事長に、同院について詳しく語ってもらった。

(取材日2024年2月8日)

患者が通いたくなる要素を詰め込んだクリニック

クリニックを紹介していただけますか?

羽田潤理事長 成城さくら歯科三鷹院1

当院は、歯科一般からインプラント、根管治療など幅広い診療に対応し、地域の皆さんが生涯にわたって口腔の健康管理を任せたいと思えるかかりつけの歯科クリニックになることをめざしています。最近は現代病ともいわれる顎関節症が増えており、時代の流れとともに悩みや症状、病気は変化してきています。そのような悩みや症状、病気に対応するため、スタッフとも話し合っていきながら理想の歯科クリニック像を形にしたのが当院です。また、2024年1月には奥山裕輝先生が当院の院長に就任しました。奥山先生も治療そのものはもちろん、患者さんとのコミュニケーションを大切に、患者さんが何を望んでおられるのかを重視して診療にあたります。歯科には親しみにくい印象がありますが、なるべくかしこまらずに気軽に来院していただけるクリニックをめざします。

設備などでこだわったところはありますか?

まずは水です。診察ユニットをはじめ、院内で使用する水には、すべて水道水ではなく院内に設置した装置で生成した次亜塩素酸水を使っています。さらに治療の前には、より濃度の高い次亜塩素酸水でうがいをしていただきます。また、歯科用CTやデジタル口腔内スキャナーを導入していて、そのデータのすべてをデジタル化しています。そうすることで、インプラントでもより精度を追求し安全性に配慮して治療を行えるほか、セラミックの補綴物を院内で作製できるミリングマシンもありますので、歯の型採りからセラミックの補綴物を実際に患者さんにセットするまでを短期間で行うことができます。

院内の雰囲気もすてきですね。

羽田潤理事長 成城さくら歯科三鷹院2

歯科クリニックって嫌われやすいところじゃないですか(笑)。ですから、嫌われる要素をできるだけ排除したいと思いました。ある種類の薬品を使わないことで、歯科クリニック独特のにおいがしないようにしてありますし、できるだけオープンスペースにもしています。診察室は個室と半個室で、大きな窓にブラインドをすることで、治療を受けている姿が外から見えないようにしてありますが、“何かしているな”というのは外からわかるようになっています。また、隣の診察室で話をしているのは聞こえるけど、何を話しているのかはわからないようにしたり、待合室の横にある作業スペースはガラス張りにしたりするなど、密室では何をしているのかわからないといったようにプライバシーを保ちつつ、閉塞感が出ないオープンな雰囲気を大事にしました。

専門分野に偏らず総合的な診療をすることを大切に

力を入れている診療は何ですか?

羽田潤理事長 成城さくら歯科三鷹院3

本院と一緒ですが、口腔内の健康を維持するために、1つの治療に限らず、すべての治療に力を入れています。口腔や顎がきちんと機能するには、虫歯の治療だけでもセラミックや入れ歯治療など1つの治療に限定するのではなく、顎の関節のことも熟知している必要がありますし、顎の関節を知るためには、歯の並びやその人の骨格、矯正の内容なども併せて熟知することが必要とされます。つまり、専門分野をつくらずに総合的な診療を行うことが、口腔の健康を管理するためには重要と考えています。例えば、自分の好きな飲食店が支店を出してその支店に行った際、味が本店と異なっていたら嫌じゃないですか。同じ味を継承してないと支店とはいえないと思います。ですから、当院でも本院で行ってきた総合的な治療を同じように提供していくことが大切だと考えています。

デジタル機器を活用されているそうですね。

当院は私が理想とする歯科医療を実現するための設備を、8~9割取り入れることができました。残りの1割は本院との連携によりカバーしています。まだ当院にはなく本院だけにある機械も、クラウド上でデータを連携することで当院の患者さんの治療にも使えるようにしています。それにより当院での治療の幅も広がりました。また、先ほど設備面でも話しました、セラミックの補綴物を院内で作製できるシステムを用いた即日補綴治療も行っています。従来は虫歯を削った後に患部の歯型を採り、歯科技工所に送って手作業で補綴物を製作していましたが、このシステムでは型採りの代わりに口腔内を3D光学カメラでスキャンしてデータを取り、それをもとに院内で補綴物を作ります。焼成や色づけも院内で行うため、完成後すぐに装着でき、最短で当日中に治療を終えることができるのです。

矯正もデジタルに対応しているとか。

羽田潤理事長 成城さくら歯科三鷹院4

矯正ではさまざまな装置を用意していますが、現在はマウスピース型装置を用いた矯正を希望する方がほとんどです。当院のマウスピース型装置を用いた矯正は、検査に歯科用CTを用いて、顎や顔のラインの変化を予測しながら、フルデジタルで矯正を進めていきます。その際、一番に考えるのが機能面です。機能性を追求すれば見た目もついてきますので、まずは機能面を重視し、本院と連携して噛み合わせの治療を行うこともできます。お子さんの矯正では、床矯正という取り外し可能な装置を使用した矯正も行っています。デジタル技術を活用することにより抜歯を伴う矯正を含め、幅広い症例に対応できますので、矯正に興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。

患者の期待に応えるために知識と技量の向上に努める

診療の際、大切にしていることはありますか?

羽田潤理事長 成城さくら歯科三鷹院5

私はものすごくたくさん患者さんと話をします。歯を治療する上で、患者さんが何を望んでいるのか、お話をしないとわかりませんから。希望をお聞きするだけではなく、その方自身が気づいていないあるべき姿を歯科医師として見つけ出してあげたいのです。聞ける方には趣味や好きな食べ物、家族構成、家での過ごし方までお聞きします。そうすると「こういう歯がいいのだろうな」「通院ペースはこれくらいがいいのでは」ということまでわかってくるのです。もちろん「徹底的に治したい」「このまま様子見でいい」などの患者さんのご希望も知ることができます。どのような治療をするにしても、その方を知らなければ歯科医療は成り立たないと考えています。患者さんが信頼して当院に来てくれたなら、こちらもそういう気持ちで向き合わなければ失礼ですし、誠意のある治療をするためにも対話することをまず大切にしています。

今後の抱負をお聞かせください。

設備がそろっていたとしても、使いこなせなければ意味がありませんから、今後も研鑽を積み、知識と技量の向上に努めていきたいと思います。そして来てくださる患者さんに対し、惜しみなく自分たちができることのすべてをかけて、口腔の悩みをできるだけ楽にしたいですね。患者さん自身も、歯を本気で治したいと思っている方に来ていただきたいですし、その期待に応えられるよう治療を提供していきます。皆さんにストレスなく気持ち良く通ってもらって、口腔のことで悩まなくなるよう、これからも努力していきたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

羽田潤理事長 成城さくら歯科三鷹院6

口腔において自覚しにくい病気はたくさんあります。なので、自覚した時には口腔の状態が重症化していることがよくあります。患者さんが自覚していない、小さな問題点にも妥協はせずに、自分たちのできることを最大限行っていきます。自分の歯を本当に大切にしたいという方は、どのような小さな悩みでもぜひ相談に来ていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/20万3500円~、セラミックを用いた治療/5万8000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/6万7000円~、床矯正/6万円~

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