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吉用 卓 院長の独自取材記事

たんぽぽ歯科・矯正歯科

(北九州市小倉南区/下曽根駅)

最終更新日:2021/10/12

吉用卓院長 たんぽぽ歯科・矯正歯科 main

北九州高速道路長野ICから車で15分、沼南町一丁目交差点にある「たんぽぽ歯科・矯正歯科」は2021年7月1日にオープンしたばかりのクリニックだ。ベーカリーのイメージを持たせたという外観や、温かみのある内装デザインにこだわり、小さな子どもが“怖がらない”ように工夫を凝らしている。またユニットからモニターでキッズスペースの様子を確認できたり、ゆったりとした親子診療室を備えたりと、親子連れへの配慮もされている。「予防歯科の観点から子どものうちに歯科へ通う習慣をつけることが重要」と強調する吉用卓(よしもち・たく)院長に、親子を中心としたクリニックづくりのポイントや予防についての想いなどさまざまに話を聞いた。

(取材日2021年9月16日)

親子が安心して診療を受けられるクリニックづくり

温かな雰囲気のクリニックですね。

吉用卓院長 たんぽぽ歯科・矯正歯科1

そうですね、あまり歯科クリニックのイメージを持たせたくなかったので、外観はベーカリーのイメージでつくってもらいました。内装も温かみのあるデザインにしていますし、何より小さなお子さん、そしてその保護者に安心して通っていただけるように、キッズスペースを広く確保しました。診療中にはモニターでキッズスペースの様子を確認できるので、お子さんが心配でなかなか歯科に行けないという保護者の方も落ち着いて治療が受けられると思います。また診察室はすべて個室で、ユニットの前におもちゃなどを置いた親子診療室もありますよ。トイレにもおむつ交換台やベビーチェア、踏み台などを備えていますので、快適に過ごしていただけるのではないでしょうか。怖くて治療できないというお子さんや大人の方には、笑気麻酔下での治療にも対応しています。

小児歯科に力を入れていらっしゃるように感じますが、どういった狙いがあるのでしょうか?

私は予防歯科の観点で言うと、小児歯科が一番大切だと考えています。お子さんの場合、1歳半の歯科検診から定期的にメンテナンスにいらっしゃるケースが多いのですが、歯科医師としてはこれくらいのタイミングから管理できると非常にありがたいと思っています。味覚は3歳頃まで発達するので、それまでに中毒性のある砂糖を含んだおやつが習慣づいてしまうと、虫歯予防のためのシュガーコントロールが難しくなります。そのためおやつの管理、仕上げ磨きの仕方などを保護者の方にしっかりと説明するようにしているんです。お子さん自身にも小さな頃から口腔環境の大切さを伝えられますし、予防に関する意識も変わっていくのではないかと思います。

その延長線としてマタニティー歯科にも取り組んでいらっしゃいますね。

吉用卓院長 たんぽぽ歯科・矯正歯科2

妊娠中の歯科の役割としては、出産の直前直後にトラブルが起きないような状態に持っていくというのが一番大切なポイントではありますが、それに加えて新たに生まれてくるお子さんのお口の健康のために教育を行う機会にもなります。虫歯や歯周病はある種の感染症ですので、生まれてくる前にお母さんの治療を行うのはリスク管理の観点から非常に重要。さらに赤ちゃんの口腔管理についても事前に知識を得ておくことも大切です。そのためお子さんの虫歯予防は、マイナス1歳から始まると言われているんですよ。

怖がらせない、無理をさせない歯科診療

家族を強調した診療コンセプトにはどんな想いを込められたのでしょうか?

吉用卓院長 たんぽぽ歯科・矯正歯科3

当クリニックのコンセプトは「家族みんなで通いたい! 地域の皆さまに頼りにされる歯科医院」です。クリニックによっては小児歯科に対応していないところもあり、お子さんと保護者で別のクリニックに通わざるを得ないという場合もあります。先ほどお話ししたように虫歯や歯周病は感染が原因となりますので、本来は家族が一緒になって口の中の健康づくりに取り組む必要があると考えています。家族みんなが通えるクリニックにできれば、そうした問題点をクリアできるのではないかと思っています。

お子さんを治療する時に重視していることはありますか?

怖がらせない、無理させないということを第一に考えています。そのための外観や内装、キッズスペースですからね。加えて一つの取り組みとして、すべてのユニットにタブレットスタンドを設置し、動画を映してヘッドホンで音を聞いてもらいながら治療を行うことで、治療音による恐怖感を軽減させていく取り組みも行っています。一方、小児歯科では将来、治療をスムーズに受けてもらえるようにお子さんをトレーニングしていくことも必要。そもそも診療室にも入れないお子さんもいるので、まずは遊びながら歯磨き指導を行ったり、実際にユニットに座ってもらったりと、段階的に進めていきます。何より子どもにとって歯科医師が味方であると感じてもらえるようになることを意識して、診療にあたっています。

大人の方の診療においては、どのような点に配慮されていますか?

吉用卓院長 たんぽぽ歯科・矯正歯科4

説明のわかりやすさを重視していますね。治療の早さや丁寧さは大前提で当たり前のこと。患者さんの要望を聞く中で、ほかのクリニックで説明がわからなかった、話を聞いてもらえなかったという声も多く、モニターや口腔内カメラを活用し、直接見てもらいながら説明をするように心がけています。話をよく聞いてくれる歯医者さんをめざしたいですね。治療については虫歯、歯周病、インプラント、入れ歯など幅広く対応していますし、口腔外科出身なので抜歯も可能です。それに小児歯科を得意としているからこそ、麻酔時にも配慮した痛みの少ない治療ができると考えています。

矯正など幅広い悩みに対応できる地域の頼れる歯科へ

現在はどういった主訴でいらっしゃる患者さんが多いのでしょうか?

吉用卓院長 たんぽぽ歯科・矯正歯科5

このエリアは住宅街ですし、郊外型のクリニックとして広めに駐車場を確保しているので、小さなお子さんからお年寄りまで幅広い世代がいらっしゃいますよ。中でも最も多いのは小学生以下の患者さんです。主訴としては歯並びが気になる、歯が痛い、予防したいという方が多く、高齢の方では入れ歯や歯周病の治療がメインです。歯並びについては大人であればワイヤーを用いた矯正とマウスピース型装置を用いた矯正に対応し、お子さんではマウスピース型の装置を使って顎の成長を促しながら歯列を整えていきます。クリニックの名前にも矯正が入っているとおり、矯正は力を入れていきたい診療の1つです。

予防でいらっしゃる患者さんも多いとのことですね。

虫歯や歯周病を上流で止めるためには予防を欠かすことはできません。当クリニックではメンテナンスであってもチェアタイムを1時間しっかりととって、担当の歯科衛生士が対応していきます。きれいに歯石や汚れを除去していくほか歯磨き指導を実施し、必ず虫歯、歯周病に関する教育を行うように徹底しています。メンテナンスのたびに患者さんの予防に対する意識を高めていかないと、モチベーションは下がってしまいます。継続してもらわなければ本当の予防にはなりませんからね。またお子さんはもちろん、大人の方もフッ素塗布に対応しています。

最後に今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

吉用卓院長 たんぽぽ歯科・矯正歯科6

小さなお子さんとその保護者が通いやすいクリニックづくりをめざし、クリニックの横に滑り台などを置いたプレイスペースを設置し、子どもたちが通院を毎回楽しみにしてくれるようにしたいと思っています。将来的には虫歯や歯周病の予防のために継続して通っていただき、地域の皆さんの歯を守っていく歯科になることが目標です。小さなお子さんがいても通いやすいように環境を整えていますし、インプラントや入れ歯などさまざまな治療にも対応していますので、親子連れはもちろん、おじいちゃん、おばあちゃんと3世代でいらっしゃっていただけるとうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/子どものマウスピース型装置を用いた矯正:55万円~、大人のワイヤー矯正:55万円~、大人のマウスピース型装置を用いた矯正:82万5000円~、インプラント治療/40万7000円~
※症例によって、価格は変動します

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