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松本 尊治 院長の独自取材記事

神戸シティデンタルクリニック

(神戸市東灘区/住吉駅)

最終更新日:2024/01/15

松本尊治院長 神戸シティデンタルクリニック main

JR神戸線の住吉駅南出口から歩いて5分の、国道に面したマンションの1階。2020年に開業した「神戸シティデンタルクリニック」は、一般歯科から予防歯科、インプラント治療まで、幅広い診療を行う地域密着の歯科クリニックだ。「カフェやヘアサロンと間違える人もたまにおられます」とにこやかに出迎えるのは、院長を務める松本尊治(まつもと・たかはる)先生。見るからに優しそうな表情に加え、患者への治療提案や接遇には人一倍の気遣いで対応。先進のマイクロスコープ(顕微鏡)をチェアごとに配備するなど、高レベルな医療の追求にも余念がない。「神戸で歯科クリニックといえば当院と言っていただけることが目標」と目を輝かせる松本院長に、クリニックのコンセプトや診療のポイント、将来に向けた展望などをじっくり聞いてみた。

(取材日2023年12月22日)

継続して長く通ってもらえることが最大のテーマ

外観も内装も歯科とは思えない、とてもおしゃれな雰囲気ですね。

松本尊治院長 神戸シティデンタルクリニック1

このビル自体は賃貸マンションで、前は大手携帯ショップだったという1階をテナントとして借りています。駅から程近いことを含め、国道の歩道に面して明るく、誰もが通いやすいクリニックだと思います。最初から少し個性的なクリニックにしたいと考え、インテリアは店舗デザインで有名なクリエイティブ集団にお願いしました。高い天井の待合にペンダントライトや木製の大きな円形テーブルを配していますので、歯科ということをあまり意識せず、雑誌や絵本を手に取りながらリラックスしてお待ちいただけると思います。また、診療スペースも奥行きを生かして4台の歯科用チェアや歯科用CTを用意し、衛生環境はもちろん、皆さんが快適に診療を受けられるよう工夫を重ねています。

この地に開業された経緯を教えてください。

私は神戸の出身ですが大学は東京歯科大学で、卒業後は同大学や付属病院、都内の開業医など、関東で7年間ほど過ごしました。そろそろ地元で開業しようと神戸に帰ってきたのですが、ようやく良い場所が見つかり開業にこぎつけたところ、一向に患者さんが来ないんですよ。ちょうど新型コロナウイルス感染症がまん延していたこともありますが、特に関西の郊外においては新しいクリニックを受け入れるのに時間がかかるようです。そうした逆境からのスタートでしたが、地道に診療を続けているうちにクチコミでの患者さんがどんどん増え、おかげさまで今では少し人手が足りない状況にまでなりました。自分がめざしていた方向が間違っていないという自信にもなり、そこは非常にありがたいと感じています。

現在、診療体制はどのようになっていますか?

松本尊治院長 神戸シティデンタルクリニック2

歯科医師は私以外に矯正の先生が常勤で1人。歯科衛生士2人、助手・受付4人というスタッフ体制で、歯科衛生士は新たに2人が加わる予定です。診療メニューは一般的な虫歯や歯周病の治療、詰め物、かぶせ物にインプラント治療、根管治療、審美歯科、予防ケアから矯正まで幅広く、歯科で行う大抵のことには対応しています。その中で当院が重視しているのが、患者さんに気持ち良く、長く継続して通っていただくこと。そのためのコミュニケーションや信頼関係の構築には特に力を入れており、話し方や所作など、医療面以外のことにも十分に配慮しています。それをスタッフみんなで共有していることが、当院の大きな特徴の一つといえるでしょう。

時間よりも丁寧な説明と接遇を優先した診療を

診療面での特徴を教えてください。

松本尊治院長 神戸シティデンタルクリニック3

かつて師匠から言われたのが、「苦手なのでできません」ではなく「できます」と言える歯科医師になりなさいと。それでさまざまな治療を習得した結果、ほとんどの症例は院内で対応することが可能です。それを実現できる理由は、やはりマイクロスコープ(顕微鏡)の存在が大きいですね。当院では4台のマイクロスコープを導入し、根管治療などの精密な施術はもちろん、虫歯などの診査・診断でも惜しまずに活用しています。また現在は私だけでなく、歯科衛生士たちもメンテナンスにおいてマイクロスコープを積極的に使うようになりました。その意義は大きいため、今後はさらにクリニックを挙げて使いこなしのスキルを極めていきたいと考えています。

カウンセリングや治療の提案はどのように行っていますか?

当院は外観のイメージで自費診療がメインと思われがちですが、決してそうではありません。逆に他院でインプラント治療を勧められ、他の治療法を求めて当院に相談に来られる患者さんが増えています。こうした場合も当院ではとにかくフラットな説明に徹し、その患者さんの症状に合わせ、選択肢を必ず複数提案するようにしています。カウンセリングにはじっくりと時間をかけていますので、初診がそれだけで終わることもあると思います。また、例えば事故などで歯を欠損した患者さんに補綴治療を行う場合、若い方であってもノンクラスプデンチャーという金具を用いない入れ歯をお勧めするケースもあり得ます。インプラント治療は私の得意分野の一つですが、最初からインプラントありきではなく、いろんな選択肢があることを知っていただきたいと思いますね。

接遇面でのポイントがあれば教えてください。

松本尊治院長 神戸シティデンタルクリニック4

当院では患者さんに対し、とにかくソフトに接することにこだわっています。例えばチェアに座っていただいた後、必ず唇にリップクリームを塗って差し上げます。冬場は特に乾燥しがちなので、口元を引っ張っても痛くないようにという配慮からです。歯科において患者さんに痛い、苦しいと感じさせるのは一番避けたいところですから、頭や首の向きを動かしてもらう場合もスタッフはかなりの注意を払っています。こうした丁寧な対応を行うためには、やはり時間的なゆとりがなくてはなりません。スキルアップや効率も大切ですが、みんなが伸び伸びと仕事ができる環境を用意することも、院長としての大切な務めと感じています。そうすることで生まれる院内の温かい雰囲気は、きっと患者さんにも伝わることでしょう。

神戸ブランドの一つをめざして地域とともに歩みたい

先生が歯科医師をめざした理由は何ですか?

松本尊治院長 神戸シティデンタルクリニック5

うちは医療家系で、父は内科の医師です。私自身は少年時代、人と話すのがあまり得意ではなかったせいで、本当は獣医師になりたかったんです。ただ手先が器用だったこともあり、それなら歯科もいいんじゃないかとこの道を選びました。歯科の勉強や仕事はやってみると思いの外面白く、数年間で非常に多くのことを習得させてもらいました。ただ、こうやって開業すると体力勝負な部分もありますので、今はなるべく筋力トレーニングなどに励むようにしています。もともとは自転車が趣味で、少し前まではロードバイクでよく高野山まで走っていました。一人で黙々と、自問自答しながらひたすらペダルをこぐのが好きなんですね。またそのうち時間を見つけて、ぜひ走りに出かけてみたいものです。

将来に向けた展望があればお聞かせください。

私の目標は2つあり、一つはどこへ行っても通用するような歯科衛生士を育成すること。もう一つはクリニックのブランディング化をめざすことです。東灘区という狭いエリアの中では、開業から数年でようやく地域の皆さんに当院のことが周知されるようになりました。今後はそれをさらに広げ、「神戸で歯科クリニックといえば、神戸シティデンタルクリニック」といわれるようになりたいと真剣に考えています。こうした目標があるからこそ、診療面でも接遇面でも、常に高いレベルをめざすことができるわけです。これからの10年が勝負というリアルなビジョンもありますので、神戸ブランドの一つになれるよう、愛着のある地域とともに歩んでいきたいですね。

最後に、読者へ向けたメッセージをお願いします。

松本尊治院長 神戸シティデンタルクリニック6

保険診療、自費診療に関わらずマイクロスコープを積極的に活用し、精密な治療や定期メンテナンスにつなげています。どんなに小さな虫歯でも、このクリニックなら見逃すことなく適切な治療が受けられる……そんな安心感を持ってお越しいただけたらと思います。どんな症例であっても決して手を抜くことはありませんし、一人ひとりに適切と思われる治療を誠実にご提案します。また、どのような治療も可能な限り100点をめざしてお応えさせていただきます。歯や口の中のことで気になることやお困りのことがあれば、どんなことであっても当院に気軽にご相談ください。まずはじっくりとカウンセリングから始めていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/40万円~、インプラント治療/35万円~、ノンクラスプデンチャー/30万円~、ジルコニアセラミック/14万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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