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鶴田 葵 院長の独自取材記事

西大寺駅前A皮膚科

(奈良市/大和西大寺駅)

最終更新日:2022/04/14

鶴田葵院長 西大寺駅前A皮膚科 main

近鉄奈良線の大和西大寺駅から歩いてすぐ。2020年5月に開院した「西大寺駅前A皮膚科」に足を踏み入れると、南国の海を思わせる爽やかな空間が迎えてくれる。「人生の大半を過ごすことになるので、自分の好きなものでそろえたくて」とほほ笑むのは、知的な中にも気さくで親しみやすい雰囲気が漂う院長の鶴田葵先生。鶴田院長は小児科から皮膚科医に転身した経歴を持つ。自らも皮膚疾患に悩んだ経験は、患者の話に真摯に耳を傾け、適した治療を提案する現在の診療スタイルにつながっている。同院では保険診療の一般皮膚科に加え、自由診療の美容皮膚科にも対応。「奈良で都会に負けない医療を」と話す鶴田院長の真っすぐなまなざしには、強い決意があふれていた。

(取材日2021年8月17日)

過去の自分と向き合い、皮膚科医へ転身

まずは、医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

鶴田葵院長 西大寺駅前A皮膚科1

天才外科医が活躍する漫画に影響を受け、医師をめざすようになりました。私の親族に医師はいなかったんですが、将来的には医師になってほしいという両親の夢があったみたいで。それで家にその漫画が置いてあったんですよ。漫画好きだった私は、そんな親の作戦にまんまと乗ってしまったという感じです。ちなみに私以外にも、真ん中の妹は歯科医師、そして一番下の妹は弁護士にしたいと考えていたようですが、私以外はみんな違う職業に就いています。これはもう、長女あるあるですよね(笑)。

小児科から皮膚科に移られたと伺いました。

はい。大学を卒業して初期研修を終えた後は、静岡県の病院で小児救急に携わっていました。あの頃は夜間の急変に対応するなど、寝ても寝られないような状態でした。また、私はつらい環境に置かれた子に寄り添いすぎるところがあったので、精神的にも疲弊してしまって……。もう医師を辞めようかとも考えて関西に戻ってきたのですが、1ヵ月ほど休むとまた働きたいと思えるようになりました。そこから次のことを考えた時、自分自身もアトピー性皮膚炎やニキビで悩んでいたことがあるので、皮膚科に挑戦してみようかなと。実は以前から皮膚科にはすごく興味があったのですが、当時は自分の肌を管理できる自信がなくて断念していたんです。でも、「ここからはもう逃げない」と決めて、知り合いも全然いない場所で再スタートすることにしたんです。神戸大学医学部附属病院の教授をはじめ、皆さんに温かく受け入れてもらって、皮膚科医の道を歩むことになりました。

さまざまな過去を乗り越えられて、昨年開院されたのですね。この地を選ばれた理由を教えてください。

鶴田葵院長 西大寺駅前A皮膚科2

皮膚科医への転身を決断してから11年間の勤務医を経て、医師人生も折り返し時期かと考えた時に、地元の奈良で落ち着きたいという気持ちが大きかったからです。中でも西大寺は、これから開発が進んでいく地域ですし、私にとって思い出の場所でもあるんです。高校時代は通学時の乗り換えで大和西大寺駅を利用していて、近くのコーヒー店でよく勉強をしていました。高校生の私には、西大寺はちょっと都会でわくわくするようなところだったというか。そんな憧れの地域で開院できたらいいなと思っていたら、たまたま今のフロアに入っていた医院が閉院されたという話を聞いて、これは渡りに船だなと。緊急事態宣言中での開院となり、周りからは不安視されましたが、もう登っていくしかないと突き進みましたね。そのような縁のある場所なのですごく気に入っていますし、アクセスの良さもあって、順調に患者さんも増えてきています。

なんでも話せる親戚のような存在に

クリニックにはどのような方が訪れていますか?

鶴田葵院長 西大寺駅前A皮膚科3

保険診療の皮膚科を受診される方も多いですが、自費での美容皮膚科を求めて来られる患者さんですと、しみのお悩み相談が8〜9割を占め、ニキビの相談が1〜2割くらいでしょうか。年齢層は40〜70代の方が中心で、ニキビでは10~20代の方が多いです。さらに、しみの診療だけでも、1回で取りたいという男性の方もいらっしゃれば、周囲に気づかれずに時間をかけてケアしたいという方もいらっしゃって、それぞれに希望も異なります。そのため、患者さんのさまざまなニーズにお応えできるように、当院では選択肢を多く用意することにも力を入れています。ただ、私はいつもダイエットに例えているのですが、1回の断食で体型が変わらないのと同様に、肌も基本的に1回のケアだけで変化を求めるのはなかなか難しいんです。ですから、患者さんには「細く、長くケアしていくものですよ」とお伝えしています。

治療やケアの前には、カウンセリングも行っていらっしゃるとか。

そうですね。まずは日々のお手入れの方法や食べ物など、患者さんには医学的にも意味のある知識を入れていただきたいので。保険と自費のメリット・デメリットについても丁寧に説明するため、最初のカウンセリングには皆さんに1時間ほどかけています。例えばまだ何も決まっていない方や、数多くある選択肢に迷っている方などは、始めに常駐のカウンセラーと話をしてもらっています。そこでリラックスしながら、予算のことも含めて全部ぶっちゃけていただいて(笑)、カウンセラーが患者さんの悩みや聞きたいことを抽出し、それから私が治療のリスクなどを手際良く説明するようにしています。一方、すでに診療内容が決まっている方には私からすぐに説明することもあり、そこは患者さんの主訴に合わせて柔軟に対応していますね。

先生のすてきな人柄もあって、患者さんも相談しやすそうな雰囲気ですね。

鶴田葵院長 西大寺駅前A皮膚科4

ありがとうございます。患者さんの中には「あのね先生、ついでにね……」という感じで、診療終了後でも度々のぞきに来られる方もいらっしゃるので、当院の敷居はそれほど高くないと思います(笑)。また、私も過去に皮膚疾患で悩んでいたので、患者さんが困っている気持ちがよくわかるんです。そういったことから、カウンセリングではインターネットにあるような誤った情報などをきちんと正して、一人ひとりとゆっくり時間をかけてお話しすることを心がけています。患者さんには親戚のように思ってもらえるような、一番親身な存在でいたいですね。

都会にも引けをとらない医療を届けたい

お忙しい日が続いているかと思いますが、お休みはどのように過ごされていますか?

鶴田葵院長 西大寺駅前A皮膚科5

実は今一番の課題なのですが、休日をなかなか取れていないんです。今後、自分の時間をどうやって増やすか模索しているところでして。たまの休日には睡眠をとったり、本を読んだり。最近はオンラインの勉強会に参加することもあります。保険診療と自由診療のどちらも診ていると、やることがとにかくいっぱいあるので、この状況は自分でも結構ヘビーだなと思いますね。新型コロナウイルスの影響で今は難しいですが、まとまった休みが取れたら沖縄の宮古島や石垣島へ旅行に行きたいですね。勤務医時代は3ヵ月に1回は訪れていたんですよ。特に何をするわけでもなく、ただ海を眺めてぼーっとして過ごしたいです。

先生ご自身は、肌ケアのために普段どのようなことを実践されているのでしょう。

いろいろ試してきましたが、一番は日焼けしないことです。患者さんにも日頃から話していますが、皆さんすごく無防備に日焼けをされているように思います。しみ、しわ、たるみといった皮膚の老化の多くは、紫外線が原因だということがわかってきています。私は大好きな沖縄へ旅行する時も、常にフェイスカバーやアームカバーを着用して対策しているんですよ。後で旅行の写真を見返してみると、顔が隠れて写っていないことも多々ありますが(笑)。そういった努力のおかげで今の状態をキープできているというか、美容皮膚科の医師だと名乗れているのかなと思います。

最後に、これからの目標を教えてください。

鶴田葵院長 西大寺駅前A皮膚科6

美容皮膚科の分野では経営側に回る先生も多いですが、私自身は職人として現場に立ち続ける医師でいたいです。西大寺でしっかり根を生やして生きていこうと思っています。また、美容皮膚科となると奈良は少し遅れているイメージがあるのか、最初は大阪にある大きなクリニックを探されたり、料金を比べたりされる方も多いと思うんですよね。そうではなくて、奈良でも大都市に負けないくらいの質の高い医療を提供できるようにしたいです。そのためには私もまだ勉強する必要がありますし、設備に投資して新しいものも取り入れていくつもりです。「美容皮膚科へ行くならどこがいい?」と聞かれた時に当院の名前が出て、「奈良にこんなクリニックがあったんだ!」と喜んでもらえたら一番うれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

レーザーフェイシャル(しみ、ニキビのケア)
1万9800円(1回)

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