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月経困難症へのピル処方も
女性の生涯を支援する

ベビースマイル レディースクリニック有明

(江東区/有明駅)

最終更新日:2023/06/14

ベビースマイル レディースクリニック有明 月経困難症へのピル処方も 女性の生涯を支援する ベビースマイル レディースクリニック有明 月経困難症へのピル処方も 女性の生涯を支援する
  • 保険診療

産婦人科の受診にはハードルを感じてしまうという女性も少なくないだろう。しかし、女性たちが健やかな暮らしを安心して送るためには、かかりつけの産婦人科クリニックを持っておくことが大切だ。「女性の体調はライフステージに応じて大きく変化します。産婦人科は10代、20代から産前・産後、更年期まで、女性の一生に関われる診療科なのです」と、江東区有明「ベビースマイル レディースクリニック有明」の松本佳余子先生は話す。子宮・卵巣の病気はもちろん、月経困難症や月経不順、月経前症候群(PMS)といった生理の悩みから妊婦健診、低用量ピル処方、ホルモン補充療法による更年期障害の治療まで幅広く対応する同院の診療について、詳しく話を聞いた。

(取材日2023年2月24日)

月経トラブルや更年期障害へのホルモン療法からセミオープンシステムでの産科診療まで広く対応

Q月経に関わる不調について教えてください。
A
ベビースマイル レディースクリニック有明 日常生活に支障を来たす生理痛であれば早めの受診を心がけたい

▲日常生活に支障を来たす生理痛であれば早めの受診を心がけたい

月経周期が乱れる月経不順や無月経に加え、いわゆる生理痛で日常生活に支障を来たすほどひどい症状が表れる月経困難症や、生理前にむくみや頭痛などの症状が出る月経前症候群(PMS)、特にイライラや落ち込みなど精神症状が強い月経前不快気分障害(PMDD)などがあります。20代、30代の受診が多いですが、10代から悩む方もいらっしゃいます。多くの女性が月経困難症に悩んでいるとされていますが、その9割は受診に至っていないともいわれています。出産数が減少したことで生理の回数が増加し、それにまつわるお悩みも増えています。日々の生活に支障を来たすほどの症状があれば、早めに婦人科受診をお勧めします。

Qどのような治療が受けられるのでしょうか。
A
ベビースマイル レディースクリニック有明 ピルにはさまざまな種類があると説明する松本先生

▲ピルにはさまざまな種類があると説明する松本先生

痛み止めなどによる対症療法に加え、卵巣や子宮内膜に働いて発生原因そのものを抑えるためのホルモン療法があります。いわゆる低用量ピルを投与して、月経のコントロールをめざす方法です。月経に伴い症状があることは排卵などのホルモン周期がきちんとあるということですが、すぐに妊娠を望まない場合は悪影響を避けるために、この周期自体をコントロールしたほうが良いケースも。低用量ピルというと一般的に避妊薬のイメージが強いかもしれませんが、さまざまな種類があり、月経困難症などの治療のためにも多く用いられます。症状の影に子宮内膜症などの病気が隠れている場合、これに対する治療効果も望めます。

Q低用量ピルについて詳しく教えてください。
A
ベビースマイル レディースクリニック有明 ピルにはいくつか種類があり、飲み方によっても働き方が変化する

▲ピルにはいくつか種類があり、飲み方によっても働き方が変化する

卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲスチン)、2種類の女性ホルモンを配合した内服薬です。いくつかの種類があるのに加え、飲み方によっても働きが変わります。4週間に一度生理を起こすための周期投与と2〜3ヵ月に一度の生理で済ませるための連続投与があり、月経困難症の治療では後者が主流となっています。マイナートラブルとして服用中にむかつきや不正出血などが見られることもありますが、2〜3ヵ月継続することで体が慣れて安定します。血栓症のリスクがやや高まりますので、脱水状態や長時間同じ姿勢を避けることも大切です。服用を中止すれば月経周期も排卵も戻りますので、妊娠を望むことも可能です。

Qこちらではセミオープンシステムを導入しているそうですね。
A
ベビースマイル レディースクリニック有明 スムーズに健診を受けられるよう環境を整えている

▲スムーズに健診を受けられるよう環境を整えている

分娩施設とクリニックとで、役割分担をしながら妊産婦を支えるシステムです。具体的には妊娠判定から32〜34週までの妊婦健診を当院で受けていただき、分娩が迫ったら連携病院へ移っていただきます。当院では昭和大学江東豊洲病院や愛育病院、日本赤十字社医療センターなどの分娩施設と提携しています。大きな病院の産婦人科は健診の待ち時間が長くなりがちな上、家族の同伴が認められていないケースも多いですが、当院ではスムーズに健診を受けられるよう努めています。緊急時には提携病院で対応を受けられるよう環境を整えています。里帰り出産予定の都内在住妊婦さんで、健診先が見つからないという場合もご相談ください。

Qセミオープンシステムの流れを教えてください。
A
ベビースマイル レディースクリニック有明 妊娠から出産までしっかりサポートしてもらえる

▲妊娠から出産までしっかりサポートしてもらえる

妊娠の可能性がわかった段階で当院をご受診いただき、検査により妊娠判定を行います。予定日が決定するタイミングで分娩施設を決定し、分娩予約を確保します。分娩施設は場所や費用、無痛分娩への対応有無など、希望に合わせて選択可能です。その後は月に1度、妊娠24週以降は2週間に1度当院での健診を受けていただき、32〜34週を過ぎたら分娩施設での健診となります。小児予防接種や助産師による母乳に関する外来・育児相談なども行っており、出産された赤ちゃんとお戻りいただける体制です。

ドクターからのメッセージ

松本 佳余子先生

分娩に立ち会い生命誕生の場面に感動して産婦人科の医師を志しましたが、長く診療を続けるうちに、母娘一緒に受診していただくようなケースも増えてきました。初潮から妊娠・出産、閉経と、ステージによって女性の体は大きく変化します。そんな女性の一生に関わることができる診療科が産婦人科なのです。当院では、生理に関わる症状から更年期障害まで、幅広いお悩みにお応えしています。子宮や卵巣の病気に悩む方はもちろん、日々の生活に支障を来たすような症状があれば気軽にご相談いただければと思います。商業施設内という便利な立地で、大きなおなかを抱えての産科受診も負担が少ない環境だと思います。ぜひ足を運んでみてください。

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