健康の上に成り立つ美しさを重視
一人ひとりの「健康美」をめざす

患者の気持ちに深く向き合うカウンセリングと、健康の上に成り立つ美しさを大事にしながら女性に寄り添う

Qお口の健康と予防との関係について、お聞かせください。

A

▲口腔内の健康美について語る院長

欧米では、歯が8本見えないと笑ったことにならず、また歯並びの良さがその人の社会的な評価に関わることもあるといわれます。一方、日本の女性では、口元に手を添えて笑う仕草がお上品とされますよね。お口の中のことは大っぴらにするものではないという考え方がありました。これらは国民性による違いですが、そのせいか日本では歯磨きの習慣はあるものの、お口の健康を保つための正しい知識が、あまり知られていないように思うのです。正しい歯磨きの方法はもちろん、歯茎の出血や変色、唾液のねばつきなどの原因や予防法。これらに関する知識をもってケアをすれば、病気を防ぐだけでなく健康を保つための予防になると考えています。

Q口腔トラブルを生む、女性ならではの原因はありますか。

A

▲衛生管理にも徹底した診察室

虫歯や歯周病は、お口の中の細菌感染によって起こります。ですから日頃からの歯磨きや、歯科医院で受けるプロフェッショナルケアが大事になります。それからお口の中の環境としては、唾液の質や量も重要です。唾液の分泌は自律神経によってコントロールされるので、生理によるホルモンバランスの変化やストレスから、唾液が出にくくなって口が乾いてしまう。すると口がねばついて口臭が強くなったり感染が起こりやすくなります。ストレスに弱い繊細な方では、お口の中のトラブルもより起きやすいといえるでしょう。また、妊娠中や更年期にもホルモンバランスが大きく変化するので、やはりお口のトラブルに悩まされがちです。

Q先生が考える「健康美」とは、どのようなものですか。

A

▲口腔内をトータル的にケアしていくことが大切

お口の健康や「噛む」「話す」のに必要な機能を得る治療を終えて、継続的に予防ケアに通うようになると、特に女性は「もっと歯並びがきれいだったら」とか「もっと白い歯だったら」など、心の底にあった美しさへの憧れを意識することが多いようです。口腔の健康と機能という2つの土台が整っていれば、さまざまな美しさのエッセンスを加えても、ちぐはぐでない、バランスのとれた自然な美しさを実現することが望めるのですね。これが、当院のめざす「健康美」です。もちろん、思い描く理想はさまざまだと思います。大がかりな治療ばかりでなく、ちょっとしたかぶせ物の色の調整など、その方の希望に寄り添う施術を提案させていただきます。

Q審美面に配慮した施術について、詳しく教えてください。

A

▲さまざまな患者からのニーズに答えるメニューを用意している

さまざまな素材による自然な色合いのかぶせ物・詰め物を使った治療や、ホワイトニングも行っています。中でも力を入れているのは、ダイレクトボンディングという方法です。歯科用のマイクロスコープを使って、患者さんご自身の歯はできるだけ削らない、抜かないようにしながら、コンポジットレジンという樹脂で歯の形を整えたり、虫歯や前歯の隙間を詰めたりします。前歯はお顔の第一印象を大きく左右しますので、わずかな変化でも笑顔の雰囲気が変わったように感じられると思いますよ。

Qその人ならではの「健康美」を見出すためのこだわりは？

A

▲患者が自然とリラックスできるように配慮している

当院では、健康がベースにある自然な美しさを大事にしています。そのためには、まず虫歯や歯周病をきちんと治療し、お口の健康に関する正しい情報をお伝えします。また、治療前にはカウンセリングの時間をとり、患者さんの日常生活や将来的に身につけたい美しさなど、さまざまなお話をお聞きしています。このため院内には、カウンセリング専用のスペースを設けています。カウンセリングを重ねる中で、意識していなかった願望に気づくことがあるかもしれません。仕事や子育てに忙しい女性患者さんにとって、私やスタッフとゆっくりとお話をする時間が、ご自身の健康やライフスタイルに向き合うきっかけになることを願っています。