全国のドクター9,336人の想いを取材
クリニック・病院 158,521件の情報を掲載(2024年5月20日現在)

  1. TOP
  2. 愛媛県
  3. 松山市
  4. 大手町駅
  5. あらたま内科・糖尿病内科
  6. 松下 由美 院長

松下 由美 院長の独自取材記事

あらたま内科・糖尿病内科

(松山市/大手町駅)

最終更新日:2021/10/12

松下由美院長 あらたま内科・糖尿病内科 main

松山市立新玉小学校向かい、伊予鉄バスの松山コミュニティセンター前バス停のすぐそばに、2019年5月に開院した「あらたま内科・糖尿病内科」。院長の松下由美先生は、愛媛大学医学部附属病院や松山赤十字病院などで研鑽を積んだ。日本糖尿病学会糖尿病専門医で、糖尿病をはじめとする生活習慣病の治療や、一般内科診療、病気の予防や健康診断、体調に関する悩みなど、患者の幅広い医療ニーズに応えている。院長を筆頭にスタッフは全員女性。その温かな笑顔や話しやすい雰囲気に癒やされる患者も多いことだろう。松下院長は開院についての思いや、診療で大事にしていること、自身のリフレッシュ方法などを、明るく、表情豊かに、時折ジェスチャーを交えて話してくれた。

(取材日2019年6月15日)

気軽に立ち寄ってもらえる身近なクリニックが理想像

開院する際にこの場所を選んだ理由を教えてください。

松下由美院長 あらたま内科・糖尿病内科1

内科を開業するにはまだ年齢的にも若いと思っていたので、開業について具体的に考えてはいなかったんです。ただ、外来で患者さんと接することは自分に向いていると感じていました。そもそも医師になる道を選んだのも、人と関わる仕事がしたいと考えてのことでしたから。開業のきっかけは、2018年12月までここで長く診療されていた光明内科胃腸科クリニックの先生からいただいたご縁でした。わが家のホームドクターで、子どもの頃からよく知っていた先生がクリニックを閉じられるとのことで、「ここで患者さんを引き継いでくれないか」とお声がけくださったんです。この地域の皆さんの「かかりつけ医」として信頼されていた先生のように、自分の地元であるこの地域のお役に立ちたい、との思いで開院しました。

どのような患者さんが多いですか。

まだ開院から間もないということもあって、光明内科胃腸科クリニックの先生から引き継がせていただいた患者さんが多いですね。「風邪をひいたみたい」「おなかの調子が良くない」などで、近隣の方が歩いて診療を受けに来てくださったりもしています。私の専門が糖尿病内科だということで糖尿病の患者さんも多く、割合的には全体の4割ほどでしょうか。あとは、高血圧や高尿酸血症、脂質異常症などの生活習慣病の方ですね。「体調が良くないから行ってみよう」と思っていただければいいな、と思っています。

先生の理想のクリニック像を話していただけますか。

松下由美院長 あらたま内科・糖尿病内科2

病院って怖い、先生って話し難い、というイメージはありませんか? 患者さんがそんなイメージを持っているんじゃないかと感じていたので、気軽に来てもらえるクリニックでありたいと思っています。体の調子でちょっと気になることがあったら相談しに来てもらえるような。例えば「どこの科にかかればいいのかわからない」といったような場合にも、「こんな症状があるんだったら、この科がいいですよ」というような形でお答えします。そういう治療の入り口のような役割ができるクリニックでありたいですね。入り口としてだけでなく、もちろん当院での治療もしっかりとこまやかに行います。患者さんの健康をサポートする、信頼されるクリニックにしていきたいです。

患者と一緒に「一番いい形の治療」に取り組む

先生の専門について教えてください。

松下由美院長 あらたま内科・糖尿病内科3

内科です。その中でも糖尿病内科を専門としています。きっかけは、大学に入ってから膝の手術を受けることになった時に理学療法士さんと一緒に日々リハビリテーションに取り組んだことです。その経験を通して、理学療法士さんのように日々患者さんに関わって少しずつ良くなっていくのをサポートする仕事がやりたいと思いました。糖尿病の治療は、患者さんの日々の生活に関わりながら進めていきます。それが、私のやりたい仕事に合うと考え、糖尿病内科の医師をめざしました。糖尿病内科が専門ではありますが、先ほどお話ししたようにさまざまな健康不安に対する治療の入り口のような役割をしたいと考えています。

先生の糖尿病治療に関するお考えを聞かせてください。

糖尿病にはいくつか種類がありますし、原因や体の中で起こっていることが人それぞれ違うので、患者さんのお話をしっかりお聞きし、その患者さんに合った「一番いい形の治療」を一緒に考えることを心がけています。糖尿病専門医として原因や状態に合わせた薬を選択するのはもちろんですが、食事などの生活改善についてもそれぞれに合った方法が大事だと思うんです。だから、食の嗜好や趣味、生活環境、仕事のことなど、患者さんからいろいろなことを具体的にお聞きし、どういう形で取り組むのがよいかを考え、具体的にアドバイスするようにしています。運動については、できそうなことから始めてもらうようにしていて、ここで患者さんと一緒にスクワットしてみたりすることもあります。治療を継続することが大事なので、患者さんが治療に前向きになれるようサポートしたいと思っています。

患者さんの精神的なサポートで心がけていることはありますか?

松下由美院長 あらたま内科・糖尿病内科4

生活習慣病の治療は長期間になるため中断しがちなので、まずは定期的に来ていただける雰囲気づくりですね。リラックスできる、家庭的な雰囲気づくりをモットーにしています。それに加えて、コミュニケーションを大事にしています。糖尿病患者さんの中には「治らない」ということで治療に前向きになれないという方もおられますので、薬や治療の進歩なども含めて最新の情報を提供するようにしているのも、心がけていることの一つです。それと、生活改善については何もかもは難しいので、まずは変えられるところから実践するという治療との向き合い方をアドバイスしています。

明るくアットホームなクリニック

患者さんとのエピソードで印象に残っていることを教えてください。

松下由美院長 あらたま内科・糖尿病内科5

開院してからのことで言えば、患者さんから「ここに元気をもらいに来ている」と言っていただいたことがありました。そういうお言葉をいただけたのはスタッフのおかげだと思っています。受付も看護師も全員女性なんですけど、みんな明るくて話しやすいし、スタッフ同士の仲が良いんですよ。チーム力は、このクリニック一番の自慢です。私が大事に考えている雰囲気の良さが患者さんに伝わっているのがわかって、とてもうれしく思いましたし、やりがいを感じています。

プライベートな時間の楽しみは何ですか。

時間がある時にスポーツジムで泳いだりしています。昔から体を動かすことが好きで、高校時代にバドミントンをしていたんですよ。クリニックの目の前の松山コミュニティセンターでバドミントンができると聞いたので、久しぶりにバドミントンをしたいなと思っています。温泉と旅行に行くのも好きです。旅行は長めの休みがとれる時でないと行けませんが、温泉はこの近くにあるので、診療後に行くことがあります。

最後に読者にメッセージをお願いします。

松下由美院長 あらたま内科・糖尿病内科6

当院はチームワークの良さと家庭的な温かな雰囲気が特徴のクリニックです。体のことで気になることがあれば、家族に相談するような気持ちで気軽に来ていただければと思います。各種検査機器もそろえていて健康診断も行いますし、各種予防接種や禁煙相談もしていますので、ご利用ください。スタッフみんなで日々患者さんにしっかり向き合い、患者さん一人ひとりが健康な暮らしを送れるよう、笑顔とまごころでお手伝いさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

Access