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安部 祐策 院長の独自取材記事

県央ランドマーク歯科

(燕市/燕三条駅)

最終更新日:2021/10/12

安部祐策院長 県央ランドマーク歯科 main

県央地域のランドマークになりたい。そんな思いで院長の安部祐策先生が2018年、新潟県燕市に開業した「県央ランドマーク歯科」。地域に寄り添った歯科医療を掲げ、一般的な歯科治療に加えて予防歯科、小児歯科、ホワイトニングなど、近隣住民の口腔の健康をトータルでサポートする。安部先生は30代の若さながら、めざす方向を明確に持ち、真摯に診療に取り組む。生まれ故郷の徳島県を離れて十数年。新潟独特の気候にも慣れ、「新潟の方は一度打ち解けると情に厚い。周りの方に恵まれて診療し続けることができているのだと思っています」とほほ笑む。着実に地域に根差し始めている同院について、安部先生にじっくりと聞いた。

(取材日2021年6月25日)

地域のランドマークとなるような歯科医院をめざして

この場所に開業した経緯とクリニック名の由来をお聞かせください。

安部祐策院長 県央ランドマーク歯科1

そろそろ開業しようと考えていたときに、新築のテナントビルに入る医療機関を探しているという話を知り合いの先生を通じてお聞きしたのが始まりです。僕はもともとこの辺りに住んでいて土地勘があったのと、朝日大橋が開通したり、歯科衛生士学科を含む専門学校が開校したりと発展著しいこの地域で診療していきたいと思い、こちらに決めました。この建物は「県央ランドマークビル」という名前で、ビルのオーナーさんとも相談して、地域の目印になるような歯科医院をめざすという思いを込めて「県央ランドマーク歯科」と名づけました。

どのような患者さんが多く訪れますか。

この地域は高齢の方が多いのですが、当院の患者さんは10~30代の若い世代の方が中心ですね。地域密着という意味では高齢の方にも来ていただきたいと思い、間口を広く診療を続けているうちに高齢の方も徐々に増えてきました。主訴としては、世代を問わず「歯が痛い」という方が圧倒的。若い世代の方では、ホワイトニングやマウスピースを希望される方も多いです。ホワイトニングは女性の患者さん中心、マウスピースは顎関節症や歯ぎしりなどに対する物、スポーツマウスピースなどです。

先生が得意とされている治療について教えてください。

安部祐策院長 県央ランドマーク歯科2

抜歯など口腔外科分野の治療と技工物の作製・修理ですね。口腔外科分野の治療については、開業前に勤めていたクリニックに大学の先輩でもある口腔外科の先生がアルバイトに来られていて、いろいろ教えていただいたり、処置を目にする機会が多かったんです。その経験を生かして開業してからも、当院でできる範囲ではありますが、抜歯などお受けしています。かぶせ物、詰め物、入れ歯などの技工物については、外部の歯科技工士さんに僕のほうで直接オーダーを出して作っていただいています。腕の良い職人さんのような方で、できあがりがいつも素晴らしいんですよ。歯科技工士さんの力で補っていただいている形ですが、技工物には自信がありますね。

丁寧な説明を通して、自身の口腔に興味を持ってもらう

診療の際に心がけているのはどんなことですか。

安部祐策院長 県央ランドマーク歯科3

時間を取って丁寧にしっかりとお話しするようにしています。歯が痛いと来られた方に対して痛みを取り除くのは当たり前。大切なのはご自分のお口の中に興味を持っていただくことだと思っているんです。そうでないと治療をしても繰り返しになってしまいます。ですから、ご自分のお口の中が今どういう状況で、今後どうしなければいけないか、きちんとお話しします。できることなら、歯が痛いからではなく予防やメンテナンスで来院される患者さんが増えてほしい、そんな思いで日々診療していますね。

クリニックの造りなどでこだわった点を教えてください。

院内はすべてバリアフリーで、ベビーカーでも車いすでもスムーズに移動していただけます。待合室にはキッズスペースも備えていますので、お子さん連れでも気兼ねなくお越しください。診療室は、診療ユニット間を一つ一つゆったり広く取りました。完全個室にしようとも考えたのですが、設計段階で模型を作ったら圧迫感があったので、半個室にしています。ちょうどビルを新築するときだったので、広さなど僕の希望も聞いていただき、理想どおりのクリニックを造っていただきました。院内に飾ってある絵画は、ほとんどが私の祖母の作品です。実は祖母は画家でたくさんの作品があり、その中から季節に合わせて選んでいます。診療の合間に和んでいただけたらうれしいですね。

歯科医院を志したきっかけと開業に至るまでの経緯をお聞かせいただけますか。

安部祐策院長 県央ランドマーク歯科4

僕は徳島県出身で、両親とも歯科医師で、徳島で開業しているんです。しかも2人とも日本歯科大学新潟生命歯学部出身。子どもの頃から大学時代の楽しそうな話をよく聞いていたんですよ。同級生とも良い関係が続いているのを見て、こんなすてきな人たちと巡り合えるならと思い、僕も同じ大学に進みました。入学当初は将来のことはまったく考えていなかったのですが、ある時父から「継がなくていいから」と言われたんです。実家がある地域は過疎化が進んでいますし、両親は自分たちの代から歯科医院を始めたので、好きにやっていいよという気持ちだったのでしょう。その一言で新規開業しようと腹が決まりました。

たくさんの出会いと勤務医時代の経験を生かして開業

勤務医時代にもたくさんの学びがあったようですね。

安部祐策院長 県央ランドマーク歯科5

最初にお世話になった歯科医院では、研修医を終えたばかりにもかかわらず、「一人の歯科医師なのだから」と初めから診療を任せていただき、自信になりました。わからないことも当然ありましたが、そこは先生方にお聞きするとなんでも教えてくださり、学ぶことが多かったですね。大学の先輩で口腔外科や小児歯科の先生方が出入りされていて、いろいろなお話を聞くことができたのも有意義でした。その後、開業する予定だったのですが、建築計画がずれ込んでしまったため、また別の歯科医院にお世話になりました。短期間ではありましたけれども、さまざまな経験をさせていただいた上、診療のリズムを保ったまま開業日を迎えることができて、ありがたかったですね。大学時代、勤務医時代、そして今も、周りの方々や環境に恵まれているなと自分でも感じています。

お忙しい日々をお過ごしだと思いますが、趣味や夢中になっていることなどはありますか。

大学時代からずっとロードバイクに乗っています。上り坂はつらいですし、平坦な道は黙々と進むしかありませんが、下り坂は何もしなくても景色を楽しみながら爽快に走ることができるのが楽しいんです。たまに訪れる下り坂のためにこいでいるという感じでしょうか。バイオリンを弾くのも楽しみです。子どもの頃に習っていて、今でも友達の結婚式などで演奏することがあります。ロードバイクもバイオリンも夢中になると余計なことを考えなくて済むので、自分にとっては気持ちをリセットする貴重な時間になっていますね。

読者の皆さんへのメッセージと今後の展望をお願いします。

安部祐策院長 県央ランドマーク歯科6

歯科医院を選ぶときは、ご自身のお口の中に興味を持ってくれる先生に頼むことをお勧めします。技術や知識と同じくらい、気持ちも大切だと思うのです。そういう意味では、当院も少しはお力添えできると思いますので、まずはお気軽にご相談ください。そして、開業して3年。2年目までは手探りの状態で、手応えを感じたのはここ最近です。周りの方から「3年目からだよ」とアドバイスをいただいていたのですが、本当にそのとおりですね。この流れに乗って、歯科衛生士、歯科技工士らとともに引き続き頑張っていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/3万円~、スポーツマウスピース作製/3万円~

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