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服部 裕士 院長の独自取材記事

服部歯科醫院

(福岡市博多区/中洲川端駅)

最終更新日:2021/10/12

服部裕士院長 服部歯科醫院 main

福岡市営地下鉄中洲川端駅から徒歩2分という利便性の良い場所にクリニックを構える「服部歯科醫院」。服部裕士院長は「患者さまの笑顔(Smile Design)、歯、口腔内の健康をトータルにデザインしていきたい」という想いから、審美歯科、矯正治療、インプラント治療を中心に治療を提供をしている。高級感あふれる受付スペースを抜けて治療室に入ると、そこには先進のデジタル治療機器や治療の流れを映し出すためのモニターが並んでいる。服部院長は患者の負担が最小限になるように、効率が良く精度の高い治療を提供できるよう心がけているとのこと。その具体的な方法や、クリニックの方針について服部院長に語ってもらった。

(取材日2020年5月28日)

先進の治療や機器を積極的に取り入れる歯科医院

開業までのご経歴、クリニックの特徴などを教えてください。

服部裕士院長 服部歯科醫院1

大学を卒業後、北九州と沖縄の歯科医院に勤務医として2年ずつ、その後福岡で分院長という立場でも数年間、歯科治療に従事をしておりました。それぞれのクリニックで、矯正治療や一般歯科、インプラント治療と幅広く経験を積むことができ、その後この中洲川端の地で当院を開業いたしました。このエリアの土地柄もあるのですが、矯正治療や審美歯科を求めてお越しになる患者さまが多いです。当院の特徴としては、デジタル機器をフル活用した高精度で満足感が高い治療法を積極的に取り入れているところですね。

デジタルを積極的に取り入れた治療法に興味を持つきっかけは何だったのですか。

大きな転換期となる出会いがあり、そこからデジタルを活用した診療に力を入れてきました。現在は日本でも普及が進んでいますが、まだ日本での診療に取り入れられる前に、「オーラルスキャナー」という機械に出会いました。この「オーラルスキャナー」という機械は、カメラを歯に沿わせて連続撮影を行い、歯を3D化していくものです。従来のアナログな歯型採りの場合、印象材と呼ばれる粘土や石膏のようなものを口に入れて固め、型を採っていました。それを、この機械を使うことで、患者さまの負担の軽減も時間の短縮も図れ、しかも精密に歯型を採っていける上、デジタルデータとしての保存も可能になります。これは、今まで私たち歯科医師がやってきたものを大きく変えるものだと感じ、そこから積極的に新しい技術を取り入れることにしました。

歯科治療の大きな転換期になると思われたんですね。

服部裕士院長 服部歯科醫院2

アナログからデジタルへの転換は、歯科の現場に関わらず世の中いたるところで起きていますよね。それが歯科の現場でも必然的に起きているのだと私は感じています。実際、さまざまな歯科医院でも人材不足が叫ばれていますが、こうしたデジタル機器の使用により、少人数で効率的により良い治療を行えることが、歯科医療というフィールドでも可能になりました。今でも積極的に新しい機器を取り入れ、その勉強と実践を日々繰り返しています。

デジタルを活用して実現性の高い治療を追求していく

具体的に、デジタルを活用した治療の良さを教えてください。

服部裕士院長 服部歯科醫院3

第一に、治療のゴールの設定を共有できることだと思います。CTデータ、顔や口腔内の2D、3Dデータを重ね合わせ、専用のソフトウェア上でいくつかの治療計画を作成し、ビジュアル化しますので、結果のイメージがしやすいと思います。イメージができれば、それをゴール設定とし、逆算で治療の手順を設定していきますので、効率よく治療が進みます。また、採ったデータは自分で処理、デザインしますので外注に比べ高精度で短期間に仕上げることが可能です。

アナログの進め方に比べると、スピーディーに対応ができるんですね。

デジタルデータをもとに詰め物やかぶせ物、矯正システムなどを作るとき、できあがったものを患者さまの口腔内にはめながら調整する作業があるのですが、ほぼ調整不要です。また、一度採ったデータはそのまま保存して活用できるため、もしも器具に不具合が生じたときに電話で症状などを伺っておけば、患者さまが来院される前に器具を準備することもできると思うんです。再現性がある点が、デジタルの強みとも言えますね。また、現在どのような治療をしているかというのを画面に写せますので、患者さまに伝えやすいというのも良い点だと思っています。

逆に、デジタル治療をベースにするからこそ気をつけている点はありますか。

服部裕士院長 服部歯科醫院4

まず、治療の初めの段階で十分に患者さまと話し合うようにしています。どのような素材で、どんな治療方法を希望しているのかを丁寧に聞くことから始めていますね。治療を行う上で、患者さまがその治療内容や意義を理解できるよう、丁寧に伝えることも心がけています。あなたの場合、このような理由があるからこの選択になったんですよ、というところまでお話しするようにしているんです。患者さまが知り合いと歯の治療の話題になった際に「よくわからないけどこんな治療をされていて……」という伝え方になってほしくないな、という想いも強いんですけどね(笑)。

歯科治療を通して、患者の笑顔をデザインする

「ミニマムインターベンション」という考え方を大切にされていると伺いました。

服部裕士院長 服部歯科醫院5

「ミニマムインターベンション」とは、歯や歯肉などへの負担を最小にしながら最大の効果が得られるようにしていく治療方針のことを表しています。当院では患者さまご自身の歯を残す治療を最大限に行う努力を惜しまないようにしています。さらに言うと、治療の際に大きく削ったり、大きなかぶせ物をするほうが、実は歯科医師にとっては簡単なんです。むしろ難しくて手間がかかるのは、削ったりかぶせる箇所を最小限にしながら、治療効果を追求していく方法。そのほうが患者さまの将来のためにもなるからこそ、常に追い求めていきたいと思っています。しかし、そのためには患者さまにも協力を頂く必要があるため、ご自身の治療についてより深く知ってもらえるように、さまざまな治療にまつわるお話を積極的に行っています。

患者が治療方針を理解しやすくなるための工夫はされていますか。

これまで治療してきた患者さまの実際の写真データや事例を示しながら説明するようにしています。過去に治療をしてきたデータを蓄積しているため、患者さまの症例に近いものを見つけることが、多くの場合できるんです。近い症例の写真データのビフォーアフターを提示することで、新たな治療方針を示す際に納得していただきやすくなったと思っています。自信をもって治療の流れを提示し、双方が納得いく方法で進められていると思っています。

最後に、地域の方々へのメッセージをお願いいたします。

服部裕士院長 服部歯科醫院6

歯の治療というのは、ある程度期間も必要なものが多いため、患者さまと長いお付き合いになることが多いです。だからこそ、一人ひとりの生活やお仕事の兼ね合いなどにも十分寄り添って治療を進めていきたいと思っています。また、そうしたさまざまな諸条件の中、最適な提案ができるような歯科医師になりたいですね。そのためにも、まずは患者さまに信用してもらえるように丁寧な説明、納得感のある治療を行うことが大切だとも考えています。口元・歯の治療を通して、皆さまの笑顔をデザインできる歯科医師をめざして、これからも頑張っていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

かぶせ物の治療/5万5000円~
マウスピース型装置を用いた矯正/22万円~
インプラント治療/1本、22万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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