卵子凍結や男性の不妊症にも対応
専門クリニックで行う不妊治療
東京AMHクリニック銀座
(港区/新橋駅)
最終更新日:2022/04/26
- 自由診療
ある調査によれば、不妊の検査や治療を受けたことがある、または現在受けている夫婦は約5.5組に1組という割合だという。女性の社会進出や晩婚化によって、不妊に悩む女性も今後増加していく傾向にある。「東京AMHクリニック銀座」の内田彩香院長は「不妊症の本当の原因を探ることは実はとても難しいのですが、まずは自身が妊娠できる状態かどうかを知ることが大切です。体の状態を知った上で、ライフプランや不妊治療を考えていくとよいでしょう」とアドバイスする。人工授精や体外受精、顕微授精だけでなく、卵子凍結などの幅広い経験を持つ内田院長に、不妊症の原因や実際の不妊治療の内容、30代や40代の働き世代の女性のクリニック選びの際のポイントについて話を聞いた。
(取材日2021年10月18日)
目次
年齢や体の状態、ライフスタイルなどに即したオーダーメイドの治療を提供
- Q不妊症の原因にはどんなものがあるのですか。
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A
妊娠は、卵巣から卵子が排卵され、その卵子が卵管内にピックアップされて卵管内で精子と受精し、その受精卵が子宮に到達し着床するというプロセスでなされます。このプロセスがすべてスムーズに行われないと妊娠ができないことになります。例えば、卵巣そのものの異常や脳からの排卵刺激が伝わらず排卵しない排卵障害や、卵管が詰まったり狭くなったりする卵管癒着や卵管閉塞、卵管のピックアップ障害、子宮筋腫や子宮内膜症などによる子宮内膜のトラブルなど、さまざまな要因が考えられます。原因を特定するのは難しいですが、重度の月経痛や多量出血などがある場合は不妊症のリスクが高いと考えられますので一度受診したほうがよいでしょう。
- Q男性側にも原因があるのでしょうか。
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A
はい、妊娠に至らない原因が男性側にある場合もあります。例えば精子を作り出す機能に問題があり、精子が1匹もいない、精子の数が少ない、運動性が乏しいといった場合は不妊の原因となります。勃起不全や膣内での射精が難しい場合も不妊につながります。男性はサウナが好きな人が多いですが、体温が上がり続けると精子の数や運動に悪影響があるとの報告もあります。また喫煙は精子の質を悪化させる要因にもなりますので、妊娠を望む場合は禁煙をお勧めします。当クリニックでは日曜日に男性の不妊相談会を行っていますので、不安な方は相談に来てください。
- Q不妊治療の内容や専門クリニックの強みを教えてください。
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A
当クリニックでは患者さんの体の状態、年齢やライフスタイルなどに沿って一人ひとりに適したオーダーメイドの治療を提供しています。治療はタイミング療法や人工授精などの一般的な不妊治療から体外受精、顕微授精などの高度生殖医療まで幅広く対応しています。体外受精では、自然周期法、低刺激周期法、刺激周期法などさまざまな方法があります。不妊治療専門のクリニックでは、卵胞の計測や排卵日の予測などを厳密に行えます。自己流で行っていてなかなか妊娠できない人も多く、そんな方に適切に指導できます。待ち時間や通院回数なども、患者さんの都合に合わせて調整できる点もクリニックならではのことでしょう。
- Qどんなタイミングで不妊治療を検討すべきでしょうか。
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A
避妊せずに夫婦生活を送って1年間、35歳以上の場合は半年間、妊娠しないと不妊症と考えられます。妊娠を希望なさっているご夫婦で、もしその期間で妊娠できない場合は一度相談したほうが良いでしょう。また、月経時に多量の出血やひどい生理痛、生理のサイクルが通常と異なる、経血が極端に少ないなどといった症状がある場合は、不妊につながる何らかの疾患が疑われますので、一度受診してください。他院でこれまでタイミング療法などを行ってきたけれど、なかなかうまくいかず体外受精を行いたいという患者さんも多くおられます。
- Qクリニック選びのポイントについて教えてください。
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A
クリニックを選ぶ際は、ホームページなどによってどのような治療を提供しているのかよく調べるとよいと思います。女性の医師に診てほしいという方も実際多いですので、女性の医師が診察しているかどうかもポイントかもしれません。不妊治療は通院回数が多くなりますので、通いやすいかどうかも大切です。働きながら治療を受ける場合は、できれば周りの人にそのことを伝えて理解を得たほうがよいでしょう。最近では理解のある会社も増えていますが、それでもまだ理解不足だったり、逆に知られたくないという場合もあると思います。当クリニックでは、日曜や祝日に診療するなど工夫を凝らしていますので、受診しやすいと思いますよ。
自由診療費用の目安
自由診療とは人工授精:1万8200円/回 体外受精4万2000円 顕微授精:4万8000円~ 胚移植:7万5000円~ 卵子凍結:8万円~ ※2022年4月より不妊治療が保険適用となっております。 保険の価格は、全国一律料金となっております。 詳しくは、当院HPや厚生労働省のHPをご確認ください。