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大仲 潤子 院長の独自取材記事

おおなか歯科

(渋谷区/代々木公園駅)

最終更新日:2021/10/12

大仲潤子院長 おおなか歯科 main

小田急線代々木八幡駅から徒歩で約3分、山手通り沿いに位置するビルの4階にある「おおなか歯科」。エレベーターのドアが開くと、ナチュラルテイストの待合室が広がり、ほんのりとアロマの香りが漂う。歯科医院に足を運んだことを忘れてしまうような一瞬だ。2003年に富ヶ谷の住宅街に開業し、2014年に現在地に移転した同院。大仲潤子院長による、1回の治療に最低でも1時間かける丁寧な診療で、多くの患者の信頼を集めている。その診療を求め、茨城県や神奈川県など遠方から足を運ぶ患者も多いが、移転後は「駅からのアクセスが良いせいか、近隣にお住まいの患者さんも増えてきました」という。優しい笑顔と穏やかな語り口が印象的な大仲院長に、診療の特徴や今後の展望について聞いた。

(取材日2020年9月4日)

クチコミでじわじわ広がる患者の輪

2003年にご開業し、2014年に今の場所に移転されたのですね。

大仲潤子院長 おおなか歯科1

はい、そうです。大学の先輩が開業していた場所を引き継ぎ、2003年に開業しました。そこは富ヶ谷だったのですが、遠方から電車や車で来てくださる方も多かったですね。住宅街で落ち着いたエリアだったのですが、駅から歩くと7〜8分かかる場所でした。開業当初から通ってくださる患者さんの年齢も上がり、駅から長い距離を歩いてきていただくのは大変になるかと思い、患者さんの利便性を考え、2014年に代々木八幡駅から近いこの場所に移転しました。この場所に移転したことによって、地域にお住まいの方の目にも止まるようになり、近隣の方の来院も増えてきましたね。ビルの4階で、エレベーターが開くとすぐに待合室になっているので、患者さんの緊張が和らぐような院内設計を心がけました。また効率良く治療ができるように機器の配置などにも配慮しました。

確かに、とてもリラックスできる空間です。

ありがとうございます。当院のスタッフは女性のみですので、患者さんが診療室に入る際はメインのドアを必ずロックするなど、安全面に配慮しました。院内にはユニットが2つあるのですが、それぞれを個室空間にし、プライバシーを重視した空間づくりにこだわりました。パウダールームもゆったりとしたレイアウトで、デザイナーと相談しながら患者さん目線でくつろげる空間になるよう工夫しました。アロマのディスペンサーを置き、香りの面からもリラックスしていただけると思います。患者さんの多くは、歯科医院は「怖いところ」というイメージを抱いていらっしゃると思いますので、第一印象として、空間づくりはとても大切だと思います。

どのような患者さんがいらっしゃいますか?

大仲潤子院長 おおなか歯科2

開業時からずっと遠方から通い続けてくださっている方もいますし、近隣の方もいらっしゃいます。開業時はお子さんだった患者さんも、すっかり大人になりました(笑)。開業時と比較すると、患者さんの平均年齢が若干上がっているかもしれませんが、40代、50代くらい方の割合が多いでしょうか。男性と女性の割合は、半々くらいですね。最近は、以前通ってくださった患者さんからの紹介でいらっしゃる方が多いです。大々的に宣伝しているわけではないのにご紹介で来てくださるのはうれしいですね。「突然の歯の痛みで応急処置を求める」というよりは、「健康維持のためにメンテナンスしてほしい」という患者さんが多いです。「他の歯科医院で診てもらっていますが、他の治療法がないか相談したい」など、セカンドオピニオンでいらっしゃる方もいます。

1回の診療に最低でも1時間かける丁寧な診療

診療の特徴について教えてください。

大仲潤子院長 おおなか歯科3

1回の診療に、最低でも1時間かけて丁寧に行うことです。大学卒業後6年間、勤務医として経験を積みながら海外の歯科クリニックの開業スタイルなどを勉強するうちに、この診療スタイルに行きつきました。一人ひとりの患者さんに、「今日はこんなことをしてもらったんだ」「治療はここまで終わったんだ」など、治療内容に納得した上で帰っていただきたいと思っています。保険診療、自由診療両方に対応し、治療法は患者さんと相談しながら決めていきますが、保険診療でしたら2回分の治療をまとめて行うというイメージだとわかりやすいかもしれません。少ない通院回数で、腰を据えて治療に臨んでいただくことで、患者さんの満足度が高い治療に結びつくと思っています。患者さんのご予定に合わせて治療時間を短くすることもありますし、大がかりな治療の場合は半日くらいかけて行うこともあります。

診療の際に心がけていることはどのようなことでしょうか?

歯科医師は私一人なので、幅広い領域の治療に対応することができるよう常に勉強し、「オールラウンダー」として、患者さんのさまざまなご要望にできる限りお応えするよう心がけています。最近は、医科と同様に歯科の世界も専門化が進んでいて、歯周病治療だけ、根管治療だけ、インプラントだけを診るようなクリニックも増えていきています。このような先生方とネットワークをもち、難症例のケースなどは必要に応じて紹介させていただく連携体制を整えています。「自分の治療が一番」とは思っていませんので、専門の先生につなぐことで患者さんが救われることもあると思いますので、その辺の見極めを的確に行うことも、私の大切な役割だと思っています。また、スタッフとも共通の心構えとして、「自分がされたら嫌なことはしない!」を徹底しています。治療中の動作ははもちろんのこと、電話の受け答えやあいさつ一つでもそのような意識をするようにしています。

義歯、かぶせ物、詰め物の治療にはどのように対応していますか? メンテナンスについても教えてください。

大仲潤子院長 おおなか歯科4

義歯、かぶせ物、詰め物については、基本的には私自身が入れたいものをお勧めしています。かぶせ物、詰め物では、自然で見た目が自分の歯に近く、長持ちしやすいセラミックをお勧めすることが多いですね。ただセラミックは、破損しやすいといった一面もあります。奥歯にかぶせ物をする場合は、無意識のうちに歯を食いしばる癖のある方や咬む力の強い方に対しては、破損の心配のないゴールドをお勧めするなど、歯の場所により、その方に合うものをご提案させていただいています。メンテナンスは、歯科衛生士に加え私も担当します。当院でずっと勤務してくれているスタッフなので、患者さんとの信頼関係も構築できていますし、皆さん安心して施術を受けてくださいます。

患者と長く関係性を築いていきたい

滅菌対策にはずいぶん前から力を入れていたそうですね。

大仲潤子院長 おおなか歯科5

そうですね。医療器具の滅菌はもちろんのこと、ユニットをはじめ、治療中に私やスタッフが触れる場所にはすべてビニールがけやパウチをし、患者さんの治療が終わるたびに交換しています。新型コロナウイルス感染症の流行で、院内感染対策が注目されていますが、当院の場合は以前からこのように徹底して院内感染防止に取り組んでまいりましたので今回新たに取り入れたのは、受付に設置した透明シールドと、消毒液くらいです。

お忙しい日々の中のリフレッシュ法を教えてください。

健康管理に気をつけておりまして、定期的にジムに通い、体力の維持に努めています。また、昨年からテニスを始めました。テニスはずっと憧れていたスポーツで、医師会のテニス部の方に声をかけていただいたのがきっかけです。皆さんと楽しくプレーするためにも、週に1度、休診日の朝テニス教室に通い、レッスンを受けています。先日、クラスが「初級」から「初中級」に上がることができて、うれしかったですね。何事も「継続は力なり」だと思いますので、コツコツと腕を磨き、仲間と楽しく打ち合えるようになりたいですね。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

大仲潤子院長 おおなか歯科6

歯科医療の世界も、デジタル化がどんどん進んでいます。これまで、口の中に粘土のようなものを入れて行ってきた型採りも、デジタルで読み込んでできるようになってきました。このような新しいものにも興味をもち、常にアンテナを張り巡らせながら、何事にも積極的に取り組んでいきたいですね。また、当院は、患者さんにとって、「お話ししやすい場所」でありたいと思っています。専門はもちろんお口の中なのですが、患者さんと長いお付き合いを続けていくことを前提に治療させていただいておりますので、言いたいことは我慢せず、本音でいろいろお話しください。「私、歯医者行くのが嫌いなんですよ」とおっしゃる患者さんもいらっしゃいますし(笑)、どうぞお気軽にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

PMTC/1万2800円~ インプラント/44万円~ ホワイトニング/3万8500円

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