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筋膜リリースや、ストレッチなど運動療法で
肩こりや腰痛の治療を

まさだ整形外科

(西宮市/西宮駅)

最終更新日:2023/04/07

まさだ整形外科 筋膜リリースや、ストレッチなど運動療法で 肩こりや腰痛の治療を まさだ整形外科 筋膜リリースや、ストレッチなど運動療法で 肩こりや腰痛の治療を
  • 保険診療

肩こりや腰痛に悩む人は多いが、慢性のもので仕方がないと諦めてしまいがちだ。しかし受診して適切な治療をすれば、痛みからの解放をめざせることもある。JR神戸線の西宮駅からすぐの便利な場所にある「まさだ整形外科」では、さまざまなアプローチからの治療を行っている。運動療法を行うリハビリテーション室は広く、さまざまな機械を設置。施術用ベッドの間隔も広く取り、理学療法士による施術をリラックスして受けられるような工夫も。また、痛みを緩和するため、痛みのポイントとなる筋膜に、エコーを見ながら注射を打つ筋膜リリースも患者の希望に応じて積極的に取り入れ、これらすべては保険診療で行えるとのこと。症状に合わせた治療法やその特徴について、政田俊明院長に詳しく話を聞いた。

(取材日2019年6月12日)

地域の患者が気軽に相談できる医院をめざして。運動療法や筋膜リリース注射で痛みを取り除くことをめざす

Q肩こりや腰痛にはどんな原因があるのですか?
A
まさだ整形外科 肩こりや腰痛の相談も多いという、院長の政田先生

▲肩こりや腰痛の相談も多いという、院長の政田先生

肩こりの症状は、筋肉のつっぱり・痛み・首や肩が回しにくい可動域制限などさまざまで、場所も首の付け根から背中の後ろまで人により異なります。肩こりの方の多くがストレートネックになってしまっていて、これは、本来カーブしている首の骨が真っすぐか逆の方向に曲がっている状態なんですね。パソコンやスマートフォン、車の運転など頭が前にある状態を保つために首の僧帽筋の過緊張が起こり、圧迫され血流が悪くなってしまう。痛み物質も滞り痛みが生じると考えられます。腰痛が起こる疾患には椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・筋膜性腰痛症などがあり、しびれがあるかどうかで考えられる原因も違いますから、痛みとしびれは分けて考えます。

Q治療の流れや方法を教えてください。
A
まさだ整形外科 広々とした75平米のリハビリルーム。運動機器も充実している

▲広々とした75平米のリハビリルーム。運動機器も充実している

診断が違うと治療の方向を間違ってしまいますから、まずは患者さんの話をよく聞き、エックス線を撮り、的確な診断を心がけます。最初は頸椎けん引と低周波やマイクロ波による物理療法を行い、痛み止めや筋肉をやわらかくするための薬を使った治療も併用します。また理学療法士による運動器リハビリを行います。“振動を利用したトレーニングマシン”を使ったり、ストレッチやトレーニングなど運動指導を取り入れています。それでも駄目なら筋膜リリースの注射です。ただ、注射は抵抗のある方も多いので、こちらの意見を押しつけず、患者さんの希望を聞いてからですね。最近は、他の患者さんから話を聞いて最初から希望される方も増えてきました。

Q筋膜リリースの注射とは、どのようなものですか?
A
まさだ整形外科 どのように注射を行うのか、確認しながら治療を受けることが可能

▲どのように注射を行うのか、確認しながら治療を受けることが可能

エコーを見ながら注射針を刺し、筋膜の部分に薬を入れる治療です。痛みは筋肉ではなく筋膜で起こっているので、そのトリガーポイントである筋膜の剥離を促すことで動きを滑らかにしていきます。視覚効果も大きく、画面でお薬が入っていくのが見えると、緊張がほぐれて凝っている場所が緩んでいくように感じる方もいらっしゃいます。筋膜リリースは画面を見ながら行うため、注射位置の精度向上につながり、安全性にも配慮して行うことができます。

Qマシンによる運動指導についても、詳しくお聞かせください。
A
まさだ整形外科 一人ひとりに合わせたメニューで治療を行う

▲一人ひとりに合わせたメニューで治療を行う

もともとアスリートのための機械だった“振動を利用したトレーニングマシン”ですが、足や腰、上肢など幅広く使うことができ、高齢者のリハビリテーションにも役立てています。このマシンを取り入れたきっかけは、大阪大学のスポーツ整形の先生のセミナーで、実際に整形外科で導入しているという報告を聞いたことです。自分でもやってみて良かったし、開業時にぜひ取り入れてみようと。膝に既往症のある場合などは他の治療との併用が必要ですが、週1回でも構いませんし、高齢の方にも多く使っていただいていますね。

Q治療にあたって、スタッフ間の共通認識はどんな点ですか?
A
まさだ整形外科 理学療法士によるリハビリにも力を入れる

▲理学療法士によるリハビリにも力を入れる

理学療法士3人、看護師3人、受付・リハビリ助手8人の計14人のスタッフには、心がけてほしいことを3点伝えています。1つ目は患者さんに笑顔で帰っていただくこと。言葉遣いや声かけ、医療の技術など接遇の質を高く保つことです。2つ目はよく言われる「ホウ・レン・ソウ」。少しのことでも一人で抱え込まないように。そして3つ目は、第一印象が肝心ですから、気持ちの良い挨拶です。毎朝のミーティングや、月1度のスタッフ全員ミーティングで、僕の思いを伝えたり、褒める点は褒め皆の前で評価したりしています。スタッフ間の連携に努め、それぞれが患者さんとのコミュニケーションを大切に治療にあたろうと、意識するようにしています。

ドクターからのメッセージ

政田 俊明院長

肩こりは現代病で、自分では気づかず「首が痛い」と受診したら肩こりだったという患者さんもおられます。腰痛もそうですが、慢性の痛みは「病院へ行くほどでもない」と思いがちですが、基本的な治療はもちろん、理学療法や運動療法、筋膜リリースで少しでも楽になってほしいと思っています。理学療法士の施術は、機械なら通り一遍のところを「手当て」という言葉どおり要望に合わせて痛い箇所をほぐしていくので、患者さんの満足度にもつながります。筋膜リリースは1回で緩和に結びつく人もいれば、そうでない人もいます。痛みを諦めてしまわず、ぜひ受診してほしいですね。診察室もリハビリ室も相談しやすい雰囲気をつくってお待ちしています。

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