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不妊の原因は男女両方に
結婚前から積極的な検査・治療を勧めたい

レオゲートタワーレディースクリニック

(泉佐野市/りんくうタウン駅)

最終更新日:2023/11/28

レオゲートタワーレディースクリニック 不妊の原因は男女両方に 結婚前から積極的な検査・治療を勧めたい レオゲートタワーレディースクリニック 不妊の原因は男女両方に 結婚前から積極的な検査・治療を勧めたい
  • 保険診療

不妊症という言葉を知ってはいても、なんだかピンと来ず、自分事に思えない人もまだまだ多いのではないだろうか。「お子さんを考えて避妊をしないまま、1年たっても妊娠しなければ、不妊症かもしれないと考えてもらう必要があります」と、はっきりとした目安を教えてくれるのは、りんくうタウンにある「レオゲートタワーレディースクリニック」の井阪茂之院長。2013年の開院時から子どもを希望する人々に寄り添い、治療を続けてきたスペシャリストである。不妊の原因は男性側、女性側の両方に考えられるため、男性の治療も必要であるとの考えから泌尿器科も標榜しており、男性一人での受診も少なくない同院。年齢的な壁も高い不妊症治療について、検査を始めるタイミングから初診の流れ、同院の治療の特徴まで教えてもらった。

(取材日2023年11月1日)

子どもを希望するなら、年齢が若い段階から少し勇気を出して扉をたたいてほしい

Q不妊症とはどんな状態のことで、原因は何でしょうか?
A
レオゲートタワーレディースクリニック 体外受精や顕微授精など、保険診療の範囲内で高度生殖医療を行う

▲体外受精や顕微授精など、保険診療の範囲内で高度生殖医療を行う

避妊をしなければ、1年目までに7、8割の方が妊娠する、というデータがありますから、そうならない場合は不妊症かもしれない、と考えてもらうといいですね。お子さんを希望していなければ、これは病気とは言えませんから、希望してできない場合を不妊症といいます。原因は男性側、女性側の両方に考えられまして、女性側の原因では感染症や卵管の癒着、子宮内膜症や排卵障害、子宮奇形などいろいろなことが考えられます。男性の方は精子の状況である程度判断がつきますので、そう複雑ではありませんが、女性は以前にクラミジアに感染したことで卵管に癒着があったり、性感染症や子宮内膜症であると妊娠しにくくなる可能性が出てきます。

Q不妊症は結婚前でも検査が可能ですか?
A
レオゲートタワーレディースクリニック 2人の培養士が常勤で業務を行っている

▲2人の培養士が常勤で業務を行っている

はい。結婚していないとダメという検査ではありません。最近は妊娠したら入籍という考え方もありますし、体外受精でも認知することを前提に、入籍前から始める方もいらっしゃいます。妊娠を考えて1年たっても至らなければ、そこが目安になると思います。女性の妊娠率は年齢によって変化します。20代では妊娠しやすい状況の方が多く、癒着や排卵障害があっても体外受精で妊娠が望める場合もあるのですが、30代に入り、さらに後半になってくると個人差が出始め、40代に入るとかなり難しくなってしまいます。卵子にも老化があることは頑然たる事実、というデータがありますので、お子さんをお考えの方は早めに検査することをお勧めします。

Q男性一人でも受診される方がいらっしゃるそうですね。
A
レオゲートタワーレディースクリニック 温暖化の影響で精子所見が悪い人が増加している

▲温暖化の影響で精子所見が悪い人が増加している

不妊症の半分近く、45%の原因が男性側にあるとされています。不妊症を診るからには男性、女性の両方を診察できないといけない、という思いが私にあり、開院当初から泌尿器科も標榜しております。夜の診察もありますので、お仕事帰りに来院する方も多いですね。最近の傾向としては、精子の量が少ない人が増えているということがあるようです。温暖化は精子を作るためにはマイナスの影響があり、精子所見が悪い人が増加しています。時間の経過とともにさらに悪化しますので、早めに検査を受けていただきたいですね。最初は一般的な体外受精で妊娠をめざせるレベルだったのが、放置すると顕微授精でも難しくなるということもあり得ます。

Q貴院の不妊症検査・治療の特徴は何でしょうか?
A
レオゲートタワーレディースクリニック 仕事も考慮し、治療計画を立てている

▲仕事も考慮し、治療計画を立てている

当院は体外受精、顕微授精をはじめとして、保険診療の範囲内で高度生殖医療を行っています。種々の機器と設備を導入し、培養室では2人の培養士が常勤で業務を行っています。患者さんはさまざまな思いを持って来院されます。患者さんが気持ち良く通院していただけるように、キッズスペースなどの院内の設備を整え、待ち時間短縮にも気を配っています。またお仕事をしながらでも検査、治療に通っていただきやすいように、午後の診察は19時30分までとゆとりを持たせています。検査によっては長く時間がかかる内容もありますが、なるべく仕事を休まずに済むような治療計画を立てさせていただきますので、気軽にご相談ください。

Q初診の流れを教えてください。
A
レオゲートタワーレディースクリニック なるべくストレスがかからないように、サポートを行う

▲なるべくストレスがかからないように、サポートを行う

初診で来られる場合はご本人だけでも、パートナーとお二人で来院されても大丈夫です。女性は生理前の時期ではなく、排卵前のほうがいろいろなことがわかります。卵が育っているのか、どのぐらい、いつ頃排卵するのか、さらに採血やその他の検査のプランニングや排卵誘発のお薬を飲んでもらったりするのもすべて、生理が始まってからになりますので生理中でも構いませんし、生理が終わってすぐぐらいでも結構です。男性の検査については、どの時期ということはありません。午前中に来院していただければ、その日中に結果までお伝えすることが可能です。当院は予約優先制ですので、まずお電話をしていただくと待ち時間が少なくて済みます。

ドクターからのメッセージ

井阪 茂之院長

不妊治療は2022年から保険適用拡大となりました。さまざまな治療が確立されてきたことで、皆さんの希望をかなえられる可能性も広がりました。初めて来院する方は抵抗があるでしょうが、そこはちょっと勇気を出して、来院していただきたいですね。なるべくストレスがかからないように、サポートさせていただきたいと思っています。何か不安なことや診察中に聞きもれたことがあっても、受付でスタッフにお話しいただければ、すぐに対応できる体制を取っています。不安を残して帰られることのないように親身にサポートしていきます。一緒に、妊娠をして治療卒業をめざしましょう。

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