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保険診療の日帰り手術で行う
真性包茎の治療

ももたろう腎・泌尿器科クリニック

(蕨市/蕨駅)

最終更新日:2021/10/12

ももたろう腎・泌尿器科クリニック 保険診療の日帰り手術で行う 真性包茎の治療 ももたろう腎・泌尿器科クリニック 保険診療の日帰り手術で行う 真性包茎の治療
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性器はデリケートな部分だけに、悩みがあっても相談しづらいもの。医療機関の受診を考えても、そもそもどこに行けばいいのかわからない、相談するのが恥ずかしいなどの理由から一人で悩んでいる人は多く、インターネットやSNS上に混じる間違った情報を信じてしまう人もいるのだとか。そんな中、「まずは正確な情報を知って、一人で悩まず、気軽に相談に来てもらいたい」と話すのは、「ももたろう腎・泌尿器科クリニック」の院長で日本泌尿器科学会泌尿器科専門医の船橋健二郎先生。船橋先生に、包茎治療について、治療の必要・不必要の見分け方から、実際の手術内容、術後に気をつけることまで詳しく教えてもらった。

(取材日2020年4月7日)

手術の翌日から、入浴や仕事は可能。周りに気づかれる心配も不要な治療

Q包茎とはどのような病気ですか?
A
ももたろう腎・泌尿器科クリニック 泌尿器科の専門医師が常勤で在籍する同院

▲泌尿器科の専門医師が常勤で在籍する同院

包茎とは、男性器の亀頭が包皮に覆われている状態のことで、真性包茎と仮性包茎の2種類があります。男性は生まれた時は全員包茎ですが、第二次性徴を迎えると陰茎が大きくなり、包皮の先が広がって、亀頭部が表れてきます。ただ、包皮の先、つまり包皮口が狭いとむけないこともあります。この包皮口が狭く亀頭の露出ができない状態が「真性包茎」。露出はできるけれど、いつも亀頭に包皮がかぶっている状態が「仮性包茎」で、多くの方が仮性包茎だと言われています。真性包茎は保険治療の対象となり、成人なら手術を受けて治療したほうがいいですが、仮性包茎の場合は、実際に困っていることがない限り、無理に治療する必要はありません。

Q治療が必要な包茎を放置すると、どんなデメリットがありますか?
A
ももたろう腎・泌尿器科クリニック 気さくな人柄で、悩みを聞いてくれる船橋先生

▲気さくな人柄で、悩みを聞いてくれる船橋先生

むけていないとかっこ悪いと感じる、風呂場で恥ずかしく思う、排尿時に尿が飛び散りやすいなど、いろいろ挙げられますが、まず真性包茎を放置すると、高齢になった時に、陰茎がんが発生する場合があります。真性包茎は、包皮をかぶっているために中が洗えません。タバコを吸うと肺の環境が悪くなって肺がんにつながるのと同じような理屈で、不衛生な状態が続けば陰茎の環境は悪化します。環境の悪さは細菌感染、さらには炎症を起こしやすくなり、陰茎腫瘍の発生母地にもなってしまうんですね。さらに真性包茎だと性行為においても、勃起している時の突っ張りが強く性行為の妨げになる、避妊具がつけづらいなどの問題が起こります。

Qどのような手術を行うのですか? 痛みはありますか?
A
ももたろう腎・泌尿器科クリニック 真性包茎は保険診療で治療できる

▲真性包茎は保険診療で治療できる

仮性包茎では困る症状がなければ手術の対象にはなりません。仮性包茎でも真性に近い人は「嵌頓(かんとん)包茎」といって、一度包皮が剥けると戻らなくなり、包皮内板が腫れることがあります。これは、保険適用の嵌頓包茎整復法という治療を行うことで元に戻します。真性包茎の場合は、背面切開術や環状切開術という術式で、保険診療での治療が可能です。一方、仮性包茎で性交渉に支障のある方には、自費診療になりますが美容外科的技術を用いる亀頭直下切開法できれいに施術していくことも可能です。成人の場合、手術は局所麻酔で実施。麻酔をしているため術中の痛みはほとんどなく、日帰りで可能です。

Q術後に気をつけることはありますか?
A
ももたろう腎・泌尿器科クリニック 術後翌日から仕事や入浴が可能。トラブルも少ない手術

▲術後翌日から仕事や入浴が可能。トラブルも少ない手術

手術の翌日から仕事や入浴を行っていただけます。術後の切開縫合部の痛みはあまりないと思いますが、今まで包皮をかぶっていた亀頭部が露出した状態になるため、その刺激痛がつらいかと思います。とはいえ、1週間程度で慣れていく方が多く、その期間は包帯で保護しますので、生活に差し支えるほどではないでしょう。熱が出る、食欲が落ちるなど、仕事を休まないといけないようなトラブルはほとんど起きません。術後の抜糸が約2週間後、抜糸が済むと旅行や運動も可能です。性行為は約1ヵ月後から可能で、術後2~3ヵ月で落ち着く方が多いです。ただ、柔道や乗馬など股間に物理的な負担を与える可能性のあるものについては当分避けてください。

Q入院や術後の通院は必要ですか?
A
ももたろう腎・泌尿器科クリニック 一人で悩まず、まず相談してほしいと語る船橋先生

▲一人で悩まず、まず相談してほしいと語る船橋先生

日帰り手術なので入院は不要です。術後は、包帯を取る、抜糸するといったタイミングで何度か来てもらうことになります。男性器は、男性にとって非常に気になるところ。ナーバスな所に麻酔をし、切られたり、縫われたりすることに対する恐怖心は当然あると思いますが、「手術中、眠っちゃってすいません」とおっしゃる方もいらっしゃいます。手術を受けたことを人に知られたくないという方がほとんどですが、手術の翌日に仕事を休まないといけないようなトラブルはほとんど起きません。見た目についても、専門職以外の一般の人が見ても、手術したかどうかはわからないと思います。

ドクターからのメッセージ

船橋 健二郎院長

包茎治療に来られる患者さんは、「包茎治療に興味はあり、相談したいと思っていたけれど、どこに相談していいのかわかりませんでした。やっと勇気をもって来ました」という方が多いです。日本人男性が性や性器について話をするのは高校生まで、という方が多いでしょう。大人になるとお互いの性生活の話もしませんし、インターネットやSNS上には間違った情報もたくさん流れており、なかなか包茎に関する医療情報にたどり着けず、医療機関に行けずに一人で悩んでいる方が多いです。そんな悩みや思いを、われわれ泌尿器科医師はしっかり受け止めますから、恥ずかしいと思う必要もまったくないので、気軽に相談しに来てもらえればと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

亀頭直下切開法:手術費用7万円のみ(税抜)手術材料費・技術・医療経済を考慮し価格設定。再診・投薬料のすべてが含まれます。

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