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木下 秀一 院長の独自取材記事

きのした歯科

(相模原市南区/小田急相模原駅)

最終更新日:2021/10/12

木下秀一院長 きのした歯科  main

小田急線小田急相模原駅南口から徒歩約5分。商店街沿いのビル2階にある「きのした歯科」のエントランスを入ると、広々としたフローリングの待合室にまず驚かされる。しゃれたシーリングファンが設置された待合室、チェストの上には木下秀一院長の趣味であるウインドサーフィン大会の賞状などが飾られ、まるで院長宅の居間を訪れたような印象だ。この場所に開業して20年。歯科医師として30年を超えるキャリアを持つ木下院長は「これからも患者さんの立場に立って、できる限りのことを誠心誠意やっていきたいですね」と笑顔を見せる。そんな木下院長に診療への思いやクリニックの特徴などについて話を聞いた。

(取材日2021年3月1日)

歯科衛生士が患者一人ひとりに即した口腔ケアを実践

広々とした居心地の良いクリニックですね。

木下秀一院長 きのした歯科 1

ありがとうございます。院内はかなり余裕のあるスペースになっています。特徴的なのはスタッフと患者さんの動線分離を確保していること。一般的なクリニックでは、患者さんが治療を終えて出てくる経路とスタッフの経路が同じことが多いのですが、その動線を分けたことにより、どちらにとってもストレスの軽減になっていると思います。双方がすれ違うのはエックス線撮影室くらいですね。待合室は広いですし、診療室も半個室となっているのでプライバシーも保てますし、感染症対策としてソーシャルディスタンスを保つことも容易です。開業当初から換気扇やユニットごとの口腔外バキュームの設置など、感染対策は徹底していますが、新たに微粒子にも対応するフィルターを搭載した空気清浄機も設置しました。治療前、患者さんに洗口液で30秒間の洗口をしていただくなど、さまざまに配慮をしています。

どのような患者さんが多くいらしているのでしょうか。

近隣にお住まいの方を中心に、年齢層でいうと40代~50代の方が多いでしょうか。親子2代で通ってくださる患者さんもおられます。開業してもう20年になりますので、さまざまな人生のステージにある患者さんと長くお付き合いを続けることができていると感じます。保険診療から自由診療まで、ご要望に合わせていろいろな治療を提供していますが、歯科医師は職人であるべきというのが自分の考え。地域の歯科医療を担う医師としてどんなことでもできなければいけないと思いますし、対応する技術にも自信を持っています。今は歯周病治療や予防歯科に一番力を入れており、最近では定期的にメンテナンスで通う患者さんも増えています。

その歯周病治療や予防歯科について教えてください。

木下秀一院長 きのした歯科 2

歯周病予防はプラークコントロールが一番重要で、患者さんがご自宅で行う歯磨きなどのセルフケアに合わせて、歯科衛生士によるプロケアを定期的に受けることが必要です。歯石がたまってしまったらご自分では落とせませんので、専門的な機器を使って除去する必要があり、さらに歯周ポケットの奥深くに付着した歯石まできちんと取り除かなくてはなりません。その意味では歯科衛生士の技術力も重要です。当院では経験を積んだ歯科衛生士が担当制で患者さんを診ています。一対一の長いお付き合いになりますので、お口の中の小さな変化にも気づきやすく、また、信頼関係も生まれやすいと思います。中には「彼女がやめたら自分もついていく」と話す患者さんもいるくらいです。患者さんにそこまで信頼していただけて、また、私としても心から信頼できるスタッフに恵まれているのはありがたいことです。

精密に行う根管治療やインプラント治療にも対応

根管治療も注力している治療の1つだそうですね。

木下秀一院長 きのした歯科 3

最近、根管治療にさらに力を入れるべく、根の中を洗浄する際に用いる超音波機器を導入しました。根管治療では、根の中の汚れを取り除いていくのですが、削れば削りカスが出ます。その削りカスを超音波の泡で洗浄していく機器です。歯科治療はミクロの世界なので、ほんのちょっとのひと手間で予後が変わってきます。特に歯の土台となる歯根の治療はとても重要で、ここをしっかりやっておかないと、どんなに良いかぶせ物をしても歯を長持ちさせていくことが難しくなってしまいます。根管治療後に腫れてしまい、再治療となるケースも多く聞きます。根管治療で最も重要なのは細菌感染で汚れた部分を徹底的に除去すること。患者さんの立場で考えると、せっかく治療を受けたのに同じ歯で再治療になってしまうのは残念なことです。そうしたことを避けるためにできる限りのことはしたいと思っています。

得意とされている治療は何でしょう?

何らかの理由で歯を損失してしまった、あるいは入れ歯が合わなくてよく噛めないなどと困っている方でご要望がある場合にインプラント治療を行っています。ただ治療をする際はインプラント治療に適合するかどうか細かく診査・診断しています。インプラントを埋め込むだけの骨の厚みや量が適切か、歯周病がコントロールできているか、喫煙しているかなどを診査し、要件に適合する場合のみ治療を行っています。また、患者さんのご要望に即して、審美面に配慮した診療も行っています。詰め物やかぶせ物など白いセラミック素材を使用すると、患者さんご自身の歯の色に近づけて仕上げていくことができますし、金属アレルギーの心配もありません。最近では希望する方も増えてきていますね。

痛みに対する恐怖心にも配慮されているそうですね。

木下秀一院長 きのした歯科 4

多くの方が歯科医院に「痛い」「怖い」といったネガティブなイメージをお持ちだと思います。しかし、こうしたイメージのために歯科医院へ足が遠のいてしまうのは良くないこと。そのため当院では、「痛くない」「怖くない」治療をめざしています。治療の際、一番痛いのは麻酔注射だと思いますが、注射時に痛みが出ないよう、麻酔液の温度管理を徹底。針も細いものを使用して、痛みの少ない電動麻酔注射器を使うなど細心の注意を払っています。もちろんなるべく削らないことや神経を残すことを重視、さらに丁寧な説明で治療内容をご納得いただいてから治療を始めるようにしています。患者さんには、毎回必ず「今日はこんな治療をします」ということをお話しています。ユニットに座るだけで血圧が急上昇することもありますから、全身疾患のある方や極度の緊張状態の方などは、その時の体調をよく確認しながら慎重に対応しています。

人と人としての信頼関係が歯科治療の出発点

一人ひとりの患者さんをとても大切になさっていることが伺えます。

木下秀一院長 きのした歯科 5

患者さんとは「歯科医師と患者」ではなく、「人と人」としての信頼関係を築きたいと常に思っています。そのため、初診の際には、一旦マスクを外し患者さんにお顔をお見せしあいさつするところから始めます。人の顔には人相というものもありますし、まして口の中を触らせるわけですから、歯科医師がどんな顔をしているのか気になると思います。私自身も病院にお世話になる時に、カルテから顔を上げてもらえなかったり、そっけない態度をとられたりするのは嫌なものです。そうした経験から診療時には患者さんとのコミュニケーションも大切にしています。

常に患者さんの立場に立って考えておられるのですね。

自分が患者として病院にかかる時にも、自分の立場に立って親身に考えてくれる先生のほうがいいですよね。歯科治療においては、今ある歯をできる限り良い状態に保つためには何ができるか、何が必要かを常に考えています。患者さんの中には、「別の歯科医院で抜歯とインプラントを勧められたが本当に必要か」とセカンドオピニオンを求めて来られる方もいらっしゃいます。もちろん口腔内環境維持のために必要な抜歯もありますが、当院ではできる限り残す治療を提案するようにしています。私の父は内科の開業医だったのですが、何よりも患者さんを優先する昔気質の医師でした。休日や家庭のだんらんの時間でも呼び出されれば診療に向かうことがあり、子どもとしては多少寂しい思いもしました。でも今となってはその背中を見て育ったせいか、自分自身もそうした患者さん本位の姿勢を貫いていますね。

では最後に読者へ向けてメッセージをお願いします。

木下秀一院長 きのした歯科 6

虫歯や歯周病は定期的にプロによるケアを受けていただくことで、ある程度防いでいけるでしょう。当院では経験を積んだ歯科衛生士が丁寧にクリーニングを行っていますので、ぜひ定期的に受診していただければと思います。歯科医院の看板を見るだけでも怖い、という思いを抱いている方も多いかと思いますが、当院では痛みに配慮しながら治療を進めていますので、まずはお気軽にご来院いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本24万円、審美歯科/かぶせ物:1本5万5000円~11万円、詰め物:1本3万3000円~5万5000円、ホワイトニング/3万円~

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