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川村 幸司 院長の独自取材記事

デンタルクリニック川村

(京都市右京区/西京極駅)

最終更新日:2024/05/09

川村幸司院長 デンタルクリニック川村 main

阪急京都本線の西京極駅から徒歩3分の「デンタルクリニック川村」。高齢者や子ども連れ、車いすの患者に優しいバリアフリー設計の院内は、モノトーンを基調としたスタイリッシュなインテリア。太陽光が降り注ぐ広々としたサロンのような雰囲気で、診察室は患者のプライバシーに配慮した個室タイプとなっている。院長の川村幸司先生は地域のかかりつけ医として、幅広い患者に対応するためにインプラント治療やセラミックを用いた治療など、必要だと思った技術は積極的に習得。今でも休日には講習会に参加して技術向上に努めている。日々の診療では痛みの少ない治療をめざし、予防やアフターケアも重視しているという川村先生に、治療に対する思いや開業に至る経緯などさまざまな話を聞いた。

(取材日2019年12月5日)

歯科治療が苦手な患者のため、痛みのない治療をめざす

歯科医師をめざしたきっかけや開業までの経緯を教えてください。

川村幸司院長 デンタルクリニック川村1

医師である父親の姿を見て、医療業界に進みたいという思いを持っていました。最初は医師になろうと思っていたのですが、高校生の頃、細かい作業が好きだった自分には歯科医師が向いているんじゃないかと家族に指摘されたことがきっかけで歯科大学の受験を決めました。実際に歯科医師として働き出してから、自分の性格に向いている仕事だとつくづく感じています。大学卒業後は大阪歯科大学と、審美歯科、インプラント治療を専門に提供している歯科医院で診療経験を積み、開業したのが2008年です。ここはもともと祖父や父が開業していた土地で現在も隣に父の歯科医院があり、その縁でこの場所にクリニックを構えました。

どのような患者さんが多く通われていますか?

年齢層は比較的若く、働いている方が多いです。駅から近いという立地も関係しているのかもしれませんが、特に20代から60代の方が多いですね。午前中は高齢の患者さん、夕方にはお子さん中心にいらしてくださっていますよ。お子さんの患者さんは自分のほかに、女性歯科医師にも診てもらっています。患者さんの紹介でいらっしゃる方も多く、非常にありがたいですね。おじいちゃんおばあちゃん含めて親子3世代で通ってくださる患者さんもいらっしゃいます。以前勤めていた大阪、神戸のクリニックは都会のビジネス街にありましたが、当クリニックは住宅街でご家族で通われる方も多いので、専門的なこともかみ砕いてお話しし、わかりやすい説明を心がけています。

どのような訴えの患者さんが多いですか?

川村幸司院長 デンタルクリニック川村2

一番多いのは「痛み」ですね。あとは歯並びが気になるとか、歯の色が気になるとか、詰め物の色が気になるとおっしゃる患者さんが多いです。当クリニックでは「怖くない歯科治療」の提供をめざしており、その一環として痛みに十分配慮しながら治療を行っています。具体的には、ほっぺたを触る時の力や削る時の力を意識することと、表面麻酔と局所麻酔を併用することで痛みの軽減をめざします。これまで他の歯科医院では痛いのが苦手で通院が継続できなかったという方でも、治療が終わるまできちんと通ってくださっているので、自分のめざす治療はできているのではないかなと感じています。診療の際には患者さんが怖いと思っている要素について精神的な不安を取り除くように意識して、なるべく落ち着いて緊張せずに治療を受けていただきたいと思っています。

かかりつけ歯科としてオールマイティーな技術を研鑽

先生のご専門についてお聞かせください。

川村幸司院長 デンタルクリニック川村3

特に得意なのは歯並びや、歯そのものの見た目にアプローチする審美歯科です。歯科医師になった当初は「目の前の患者さんの悪いところを治さないといけない」という使命感にばかり駆られていたようにも感じますが、いずれ開業しようと決めていたので、大学卒業後も開業医として必要なものを勉強する気持ちでさまざまな診療の経験を積んできました。特にインプラント治療は熱心に学びましたね。僕が歯科医師になった当時は大学でもインプラント科というものはなく、インプラント治療を行うクリニックも少なかったのですが、今後間違いなく浸透していく治療法だと思ったんです。セラミックによる審美的な治療を学んだのもかかりつけ歯科として必要な技術や知識だと思ったからでした。その経験を生かし、現在は虫歯や入れ歯のみならず審美的な相談にものりながら、家族のかかりつけクリニックとして歯科全般の治療に対応しています。

実際、さまざまな症状の患者さんが通われているのですね。

そうですね。例えばご高齢の患者さんで多いのは入れ歯の治療です。入れ歯を作りたいという方のほかに、今使っている入れ歯の調整を希望される方も多く、僕自身が細かい作業を繰り返して調整させていただきます。お子さんであれば、痛みや学校の検診で引っかかって来院される方が多いです。最初は虫歯がきっかけですが、虫歯がない状態を長く保てるよう予防のために通ってくださる方も多いですね。最近は予防歯科への関心が高まっていますが、当クリニックも年代を問わず予防には力を入れています。

診療の際に心がけていることがあれば教えてください。

川村幸司院長 デンタルクリニック川村4

患者さんが緊張することがないよう、落ち着いて接することを心がけています。当クリニックでは初診時に書いていただく問診票に痛みに対する苦手意識が強いかどうかチェックする項目を設けているのですが、それを見ると、歯の治療が苦手になってしまった一番大きな要素は、「痛い、怖い」ということのようです。ですので、その方がどのような治療の経緯をたどったのかを伺って、その方がどのようなイメージで怖いと思っているのかを拾い上げるよう努めています。そして、治療の際には「触りますよ」「削りますね」と、何をするか声をかけながら進めていきます。怖いという気持ちは簡単に消えるものではありませんが、麻酔を使ったり治療方法を工夫したりして、恐怖や痛みの軽減につなげていきたいですね。

虫歯のない口腔内を維持するための予防歯科にも注力

施設や設備でこだわっているところはありますか?

川村幸司院長 デンタルクリニック川村5

患者さんのプライバシー確保のために治療室は完全個室にしています。ブラインドを開けると外の景色が見えて、ちょうど庭にある桜が春になると見えるんですよ。できるだけリラックスして治療を受けていただきたいので、美容サロンのような雰囲気にしたいと考えました。このほか、お子さん連れやご高齢の方など幅広い年代の方が通いやすいようバリアフリーにもこだわり、院内のデザインは落ち着きが感じられるようにと設計士さんに依頼し、つくってもらいました。治療機器については、例えば歯を削ったり、歯の根っこの治療をする際にはルーペを使用します。患部を拡大して見れるので、細かい作業には重宝しますね。

今後注力していきたい治療について教えてください。

一般歯科やインプラント治療、予防歯科に加えて、最近ではマウスピース型装置を用いた矯正にも力を入れています。ワイヤーによる矯正との違いは、装置が目立たないところです。見た目で気にならない点が、多くの方がこの矯正を希望される理由かと思います。そのほか、失った自分の歯を補うためのインプラントや、セラミックによる審美的な治療にもさらに力をいれていきたいですね。講習会や勉強会に参加して積極的に技術向上をめざし、新しい技術を取り入れていきたいと思っています。

今後の展望があれば教えてください。

川村幸司院長 デンタルクリニック川村6

最初のきっかけは痛みや虫歯の治療で来ていただいた方にも、予防歯科というかたちで継続して通っていただきやすいクリニックをめざしています。虫歯のない状態を長く維持できるよう、予防とアフターケアをしっかりしていくかかりつけ歯科として地域医療に貢献していきたいですね。歯科治療に対して痛い、怖いというイメージをお持ちの方の、歯科へのイメージを変えていきたいと考えておりますので、ぜひ一度楽な気持ちでご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・インプラント1本(セラミック込み)
→33万円
・マウスピース型装置を用いた矯正
→片顎33万円、上下顎55万円
・セラミック治療
→オールセラミッククラウン(ジルコニア)14万3000円
メタルセラミッククラウン 15万4000円
ハイブリッドクラウン 8万8000円
レジン前装冠(小臼歯)4万9500円
レジン前装冠(大臼歯)5万5000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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