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山岡 和彦 院長の独自取材記事

やまおか歯科

(奈良市/富雄駅)

最終更新日:2023/06/08

山岡和彦院長 やまおか歯科 main

「やまおか歯科」は、近鉄奈良線富雄駅より徒歩15分、大和町4丁目バス停下車すぐにある歯科医院。貴ヶ丘クリニックヤード内にあり、65台分の駐車場もあるため車での通院も便利だ。山岡和彦院長は、この地で30年以上、老若男女問わず多くの患者の口腔内の健康を守ってきた。クリニックヤード内には、内科、眼科、整形外科が入っているため、医療機関内で連携を取ることもでき、複数の科目を受診したい患者にとっても利便性が高い。院内はピンクを貴重とした明るく清潔な雰囲気。安全に配慮し、感染対策を徹底したリラックスできる雰囲気に満ちている。これまでの長年の診療経験から得た学びを生かし、予防歯科の普及をめざして日々の診療に取り組んでいる。山岡院長にこれまでの道のりや、歯科医療にかける想いを語ってもらった。

(取材日2023年2月3日)

口腔内や全身の健康を保つ上でも予防が大切

こちらでは予防歯科に力を入れていらっしゃるそうですね。

山岡和彦院長 やまおか歯科1

現在の歯科治療は「病気になる前に予防する」がスタンダードの時代です。悪くなってから治療するのではなく、何も問題がない状態から定期的にチェックをして、メンテナンスを受けることでお口の中を清潔に保つ。そうすることで、できるだけ歯を削ったり触ったりしないようにする、それが理想です。口の中は、人間の体の中で最も菌が多い場所の一つです。虫歯というのは一つの結果であって、虫歯だけを何度治療しても、口内環境の状態が良くないとまた虫歯を繰り返してしまうわけです。そうした口内菌をコントロールするためのアドバイスも行っています。

噛み合わせにも注目されていると伺いました。

噛み合わせはすごく大事で、噛み合わせのずれが骨格の歪みにつながり、全身のバランスが悪くなってしまいます。噛み合わせは、全身のずれや筋力、体の柔軟度にも関係するとされています。また、歯の本数と寿命も関連性があり、歯が少ないと噛めなくなっていきますが、歯があっても噛み合わせが悪ければ意味がなくなってしまいます。歯の寿命を延ばすために、噛み合わせはとても重要だということを知っていただきたいですね。

矯正のご相談も増えているのでしょうか?

山岡和彦院長 やまおか歯科2

もともと一般歯科をずっと手がけていたのですが、こちらで開院してから矯正の勉強にも力を入れるようになりました。20年ほど前から、米国で発表されたマウスピース型装置を用いた矯正を導入しました。ワイヤー矯正は痛みを伴うことがある上に、食生活が制限されたり、ワイヤーで口内を傷つけたりするため、患者さんから「なんとかしてほしい」との要望が多かったんですね。以来、マウスピース型装置を用いた矯正を勧めています。マウスピース型装置は、取り外しができるので、とても清潔で便利だと思います。マウスピース型装置を用いた矯正ができる歯科クリニック自体がまだ少ないと思うので、奈良全域はもちろん、京都からも患者さんがいらっしゃいます。

患者の希望を重視した診断や治療計画を

診療で心がけていることは何ですか?

山岡和彦院長 やまおか歯科3

当院では、カウンセリングを重視しています。患者さんが何に悩んでいて、何を治療したいのか、求めていることをしっかりリサーチすることから始まります。来院される患者さんの口腔内の状況は、一人ひとり異なります。そのため「どこに原因があるのか」「どのような治療を行うことが最善か」ということをしっかりと見極めなければなりません。そして、患者さんが納得されるまでしっかりと説明し、同意を得た上で治療を進めていきます。治療は、患者さんと歯科医師の信頼関係が成り立たなければうまくいきません。私たちは常に患者さんに寄り添い、身近で気軽に通うことができる歯科医院をめざしています。

そもそもこちらで開業したきっかけを教えてください。

私は大阪市出身で、大阪大学歯学部を卒業しています。大阪市内で歯科医院を開業して7~8年経験を積んだ頃、妻の地元である奈良市へ引っ越すことになりまして。家族で奈良に移り住んだという経緯です。この場所を選んだのは、複数のクリニックが集まるクリニックヤードだったことが決め手になりました。当時、約30年前ですが、こうしたクリニックヤード自体が珍しかったんですよ。整形外科・眼科・内科が入っていて、医師・歯科医師間で連携が取れることは患者さんにとってもメリットが大きく、より良い医療を提供できそうだと考えました。施設側にも、大阪大学歯学部の経験やこれまでの一般歯科の知見を、ぜひ提供してほしいと歓迎していただいて、開業にいたりました。

顎の発達と歯並びとの関係性についても留意されているそうですね。

山岡和彦院長 やまおか歯科4

よく噛める人は豊富な栄養を取れることはもちろん、唾液が十分にあることで唾液の免疫で良い口内環境が保たれます。そして、固い食べ物も食べないと顎は発達しません。顎が発達しないことは、歯並びにも影響があります。現代人は、歯の大きさや数は変わらないのに顎が小さくなっている傾向があります。お子さんの成長期には、野菜など細かく切って食べやすくするより、できるだけそのまましっかり噛んで食べさせることで顎を発達させるのがお勧めですね。歯並びに関しても、幼い時のほうが矯正しやすいです。永久歯になってから矯正するという方法もありますが、幼い時から顎を広げる対策をしていれば、抜かずに矯正を図ることもできます。歯を抜くことは睡眠時無呼吸症候群につながりやすいなど、さまざまなリスクもありますからね。栄養を摂取するのも、細菌に感染するのも口であり、口の健康はとても重要です。

予防歯科に対する意識を高めて気軽に来てほしい

趣味やオフの日の過ごし方を教えてください。

山岡和彦院長 やまおか歯科5

子どもの頃から野球が大好きで、オフはプロ野球のテレビ観戦をしています。それと、もともと手先が器用なこともあって、マジックもけっこうできますよ。テレビでマジックをやっていると種を知りたくなって。人に見せたりはしないんですが、いろいろ研究しているうちに、簡単なカードマジックならほとんどできるようになっていました。また、娘が歯科医師をめざして勉強中なので、いずれは親子で歯科医院を運営していきたいと考えています。

今後どのような治療をしていきたいとお考えですか?

悪くなったところを治療するだけではなく、予防歯科により一層力を入れていきたいです。痛くなってから行くのではなく、現状を維持するためにメンテナンスに来院していただきたいですね。そのためにも、さまざまな検査を取りそろえて、幅広いご相談に対応していきます。日本の予防歯科や矯正は世界と比較すると遅れている部分があります。当院は、海外の先進の事例・治療なども積極的に学び、患者さんのためにより良い治療が提供できるように努めています。 

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

山岡和彦院長 やまおか歯科6

「歯科=怖い」というイメージがあると思いますが、決してそんなことはありません。虫歯や歯周病の問題が出る前に、メンテナンスで通っていただければ、歯科医院は痛くも怖くもありません。歯は一度抜けてしまうと二度と生えてきません。「患者さんの歯を、悪くなる前に守る」それが私の使命だと思っております。私は10年後を見据えた歯科治療を行い、患者さんの健康をお口の中からサポートしていきたいと考えています。どこも痛くなくても、定期的にメンテナンスで通いやすい信頼できるかかりつけ歯科医としてサポートしますので、どうぞ安心していらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・マウスピース型装置を用いた矯正/79万8000円(抜歯症例は+10万円)
※現金一括払いの場合の金額
・子どもの矯正
(初回カウンセリング/3000円、小児矯正/50万円、調整料、クリーニング代/4000円)

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