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入江 陽一 院長の独自取材記事

入江歯科クリニック

(横浜市中区/山手駅)

最終更新日:2022/07/28

入江陽一院長 入江歯科クリニック main

医療モール福島ビル2階。「入江歯科クリニック」に入ると、大きな水槽の中で泳ぐ魚が迎えてくれる。海をイメージさせる待合室と、明るい色の壁の診察室はリゾート地のような雰囲気だ。入江陽一院長は医療にまつわる情報を常に新しく取り入れ、腕を磨くことに尽力し続けている。なぜそれほどまでに勉強熱心なのかと尋ねると「患者さんから1聞かれたら、10答えられる医師でありたい。常に最新の治療方法を提示し、患者さんにとってベストなものを一緒に選んでいきたいからです」という返答が返ってきた。また近年ではホワイトニングを充実させるなど、患者の審美的ニーズにも応えられるよう診療の幅を広げている。入江院長に、歯科医師としての思いを語ってもらった。

(取材日2018年7月17日/更新日2022年7月11日)

1つ質問されたら10答えられる歯科医師でありたい

常に知識と技術の研鑽に励まれていますよね。その原動力を教えてください。

入江陽一院長 入江歯科クリニック1

この仕事をする以上、多くを学び、患者さんに良い治療を提供したいと思っていますし、自分が持っている知識が古くなっていないかというのも心配なんです。どんどん新しい知識を学んでいきたいので、いろいろなところに顔を出しています。知って提供をするのと知らないで提供するのは違います。例えば宝石店があったとして、たくさんの宝石が並んでいるお店と、少ししか宝石がないお店があったとしたら、お客さんは品ぞろえ豊富なお店のほうに行きたいと思うんです。それが私にとっては技です。たくさんの技を持っていたいと思います。患者さんもいろいろな知識を持っていますので、1つ質問されたら10答えられる歯科医師でありたいと思います。

先進の治療を提供することを重視していると伺いました。

「先進の治療方法」と言うと、キャッチーな宣伝文句に聞こえてしまうかもしれませんが、私の意図するところはそうではありません。先進の治療を取り入れることで、患者さんが選択できる治療方法を増やすことができ、さらにより良い治療をご提供できると考えています。患者さん一人ひとりのご要望は異なりますので、提供できる治療方法は多ければ多いほど可能性が広がります。治療の多様性を広げるためにも研鑽を怠ってはいけません。医療の世界はどんどん進化しているので、常に新しい技術を取り入れ患者さんに還元できるようにしています。

インプラントについても特に学ばれていますね。

インプラントを希望する方が多いというわけではないのですが、歯を欠損してしまったなどの患者さんがいらっしゃった際、治療の一環として選択肢を提示し、インプラントを選ばれる方がいます。何でもインプラントというわけではなく、ベストなものを患者さんと探っていきます。インプラントは費用もかかるし手術も必要ですから、患者さんによってはインプラントよりブリッジや入れ歯のほうが良いという場合もあるのです。また、入れ歯を固定させる専用のインプラントというのが最近登場したので導入していますし、インプラントも新しいメーカーの製品を入れ、患者さんの選択肢を広げています。

患者さんに接する際に心がけていることを教えてください。

入江陽一院長 入江歯科クリニック2

患者さんのお話をよく聞きご希望をくみ取って、希望に沿う治療方法を提示することです。患者さんによっては、「どれだけお金がかかってもいいから最高の治療をしてほしい」という方もいれば、「保険診療のみで最短の時間で治療をしてほしい」という方もいらっしゃいます。双方の患者さんが同じ症状であったとしても異なる治療方法を提示することになります。そのためにも想定できるなるべく多くの治療方法を詳しく丁寧にご説明するようにしています。また、歯科治療には痛みを伴う治療が発生することもありますので、痛みを感じないような麻酔のテクニックを駆使し、痛みが極力少なくなるよう心がけています。

保険内診療でも、可能な限り精度にこだわった治療を

保険の範囲内で精度の高い治療を行うために、歯の詰め物を作る機械を導入されたそうですね。

入江陽一院長 入江歯科クリニック3

真空状態で石こうを練れる機械を導入しました。歯科の治療では型を採り石こうを流して模型を作ります。今までは水と粉を手で混ぜて石膏を作っていたのですが、この方法では作業中に型がどんどん変形してしまい、実際のお口の形と変わってしまいやすいのです。しかし真空で混ぜると変形しにくく、精度にこだわった型が採れます。保険適用外でそういった変形しにくい型を作れる機材があったのですが、これは保険診療で使えます。保険内でもできるだけ精度の高い治療を提供したいと思っていたので、この機械を導入しました。

こちらでは、メタルフリーを心がけているとも伺いました。

金属はなるべく使わないようにし、お口の中から金属を排除するのが理想です。保険で使えるパラジウム合金はアレルギーの原因にもつながるなど、問題もあります。以前、金属アレルギーを起こしている患者さんを診たことがありますが、その方は銀歯がたくさん入っていました。私は患者さんのためにも、より体に負担の少ない材質を選択したいのです。セラミックなどを選択すると保険適用外になってしまうのですが、今は保険診療でも、金属ではない材質を選択できるようになり、奥歯にも使えます。仮歯が少し豪華になったような材質で、白いので銀歯より目立ちにくいですし、体への負担も少ないです。先ほども、銀歯を外して白い詰め物に変えたいという患者さんがいらしてたんですよ。

ご高齢の方は義歯の方が多いのではないでしょうか。義歯に関するお考えを聞かせてください。

入れ歯は入れるのが苦痛なんです。初めて入れ歯を入れた人が「快適になった!」と言うことはまずなくて、最初は入れ歯に慣れる、トレーニングするところから始まります。そこでいきなり高価な入れ歯を入れる必要はないと思うのです。まずは保険内で作れる義歯を入れ、慣れてから材質などにもこだわった入れ歯にすれば良いのではないかと。お金を出して高価な義歯を手に入れたからといって、心地良く噛めるというものではありません。また、義歯は作ったらそれで終わりではなく、メンテナンスも必要です。義歯が壊れてしまったときは、この場で私が修理できますので、ちょっとした損傷ならすぐにご対応します。

お子さんも多いとのことですが、子どもの患者さんにはどのように接していますか。

入江陽一院長 入江歯科クリニック4

お子さんに接するときは気を長く、根気よく対応するように心がけています。お子さんは泣いてしまうこともありますからね。口を開けてくれない子もいますが、強引に治療をするとけがやトラウマになる恐れもありますので、強引に進めることはしません。お母さんは少し大変ですが、口を開けてくれるまで何度か通っていただいています。ただし、皆さんだんだんできるようになるのでご安心ください。子どもも褒めるとその気になって、大きく口を開けてくれるようになりますから(笑)。

大好きな海釣りでリフレッシュ

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

入江陽一院長 入江歯科クリニック5

横浜の自然の多い場所で生まれ育ったので、幼い頃はカブトムシを取ったり川遊びをしたりするなど元気な子ども時代を過ごしていました。体を使うことも好きでしたが、手先を使うプラモデル作りも大好きだったんです。手先の器用さを生かせるということと、皆さんのお役に立てる仕事ということで歯科医師をめざしました。

休日はどのようにリフレッシュされるのでしょうか。

釣りが好きなんです。先日も船で一泊して釣りをしたので、真っ黒に日焼けしてしまいました(笑)。東京湾や相模湾で釣ることが多いのですが、この間は伊豆七島まで行ったんですよ。3人の子どもがいるのですが、子どもたちもそれぞれ趣味や部活があり、なかなか子どもたちと過ごす時間が取れません。けれど、夏休みは家族で旅行に行く予定なので楽しみです。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

入江陽一院長 入江歯科クリニック6

痛くなる前に検診に来て、チェックしてもらえたらと思います。歯周病も虫歯も、初期であればあるほど治療の負担が少なく済みます。歯はできるだけ削らないほうが良いですが、虫歯を放置してしまうと神経まで虫歯が進んで、たくさん削らなくてはいけないということになってしまいます。歯周病も初期なら治療することができますが、重度になると歯を抜かなくてはいけなくなることも。体も歯も、病気になる前に予防することが大切です。予防し、初期の治療につなげるためにも、年に2回は検診に来てもらえたらと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本33万円~、金属義歯/33万円~、ジルコニア/11万円、オールセラミック/8万8000円、セラミック/8万8000円 ホワイトニング/2万7500円~ ※すべて税込み ※症例により費用が異なる場合もありますので、詳細はクリニックにてお問い合わせください。

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