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梅田 達也 院長の独自取材記事

うめだクリニック

(茨木市/茨木市駅)

最終更新日:2023/11/15

梅田達也院長 うめだクリニック main

【クリニックからのお知らせ】
うめだクリニックは火災のため7月19日より休診しておりましたが、2023年10月5日より、下記場所にて診療を再開しております。
現在の診療場所に関しては、元の医院が復旧するまでの仮開設になります。復旧ができ次第、元の医院の場所に戻る予定です。

仮開設場所:
住所:〒567-0816 茨木市永代町4-204 ソシオいばらきII 2階(旧梅田歯科跡地)
********************
茨木市駅から徒歩2分程度、グロウ茨木駅前ビルの3階に位置する「うめだクリニック」は、内科・循環器内科を標榜するクリニックだ。もともと2012年より茨木市駅周辺で開業をしていたが、建物の老朽化などに伴い2022年8月に現在の場所に移転。引き続き、地域住民の健康をサポートしている。院長の梅田達也先生は1995年に大阪医科大学を卒業後、大阪府内の大学病院、総合病院などで研鑽を積み、医学博士や日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医などを取得。専門は循環器疾患だが、昨今猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の診療にも積極的にあたる。今回は梅田院長に移転後の環境の変化や診療にかける想いなどについて話を聞いた。

(取材日2023年1月26日)

感染症対策に尽力し発熱と循環器疾患を両立して診療

2022年8月に移転されたばかりなのですね。

梅田達也院長 うめだクリニック1

はい。以前開業していたビルが老朽化に伴って建て替えを行うということで、「どうしようかな」と悩んでいた際に現在の場所を見つけ、移転することにしました。移転を検討している頃にはすでに新型コロナウイルス感染症が流行していたので、感染症対策がしっかりできるよう広さや動線、発熱している人とそうでない人を別々に診られる環境などに配慮して設計してもらいました。ビルそのものも新しいので、院内もオフホワイトでシンプルに仕上げています。感染症対策的な意味合いでも、雰囲気的な意味合いでも患者さんに来ていただきやすいクリニックをめざしました。

移転前と移転後で大きな変化はありますか?

移転に直接関係があるわけではありませんが、移転直後は新型コロナウイルス感染症流行の第7波、第8波とちょうどぶつかったこともあり、移転の喜びを噛みしめる余裕もなく診療に明け暮れていました。新型コロナウイルス感染症にかかる患者さんは比較的若い年齢層が多いので、結果的に患者層が移転前と比較すると少しお若くなったかもしれません。当院は大阪府から「診療・検査医療機関」の指定を受けているので、現在も朝から晩まで発熱した方からの電話が絶えない状態です。流行が落ち着く兆しもないので、これからも感染症対策に注力しながら、循環器疾患の患者さんと発熱の患者さんを両立して診ていくのかなと思っています。状況は大変ですが、これを機に多くの患者さんに当院のことを知っていただけたのはありがたいことですね。

今後も循環器疾患と感染症の両方を診ていくのですね。

梅田達也院長 うめだクリニック2

はい。もともと私の専門は循環器内科ですから、引き続き循環器疾患を中心に診療し、患者さんの不安を取り除きながら、必要に応じて専門の医療機関を紹介するなど、開業医としての務めを果たしていきたいと思っています。一方で、まだまだ新型コロナウイルス感染症の患者さんが多く、発熱していて「診てもらえる医療機関がない」と困っている方も少なくないので、できる限り多く診療したいですね。新型コロナウイルス感染症については感染拡大から3年ほど経過していろいろなことが明らかになり、診療もしやすくなってきています。患者さんもだいぶ新型コロナウイルス感染症流行に慣れつつありますが、やはり自分や家族がかかると慌ててしまう方が少なくありません。そのような方に「心配しないで」と声をかけながら、今できることを精いっぱいやることが大切だと感じています。

患者にもスタッフにも優しい診療をめざして

診療で大切にしていることは何ですか。

梅田達也院長 うめだクリニック3

常に大切にしていることは「優しい診療」ですね。「優しさ」と一言で言ってもいろいろな種類がありますが、私が大切にしているのは「患者さんにとってストレスのない診療」です。例えば、患者さんを必要以上に怖がらせるようなことは言わないようにしたり、些細な悩み事でも相談していただけるような雰囲気をつくったりすることですね。お話をよく聞いて「大丈夫ですよ」と声をかけるだけでも、「話して良かったわ」と言って元気になって帰っていく方もいます。深刻な病状の時は話が変わってきますが、基本的には患者さんに安心していただきたいと考えています。スタッフに対しても同じで、優しさを持って接するようにしています。スタッフが安心して働けて、患者さんにも安心して通ってもらえるクリニックが理想です。また、患者さんをなるべくお待たせしないよう、検査や健康診断などはスムーズに進むように心がけています。

開業前のご経歴と、開業して特に意識するようになったことについて教えてください。

私は医学部卒業後、大学病院や総合病院などさまざまな医療機関で経験を積んできました。大学病院や総合病院にお越しになる患者さんとクリニックにお越しになる患者さんとでは、病状も考え方も大きく異なります。クリニックで診療する際は、特に患者さん一人ひとりの話をよく聞いて、患者さんがどのようなことを求めているのか、自分にできることは何かということを、短い時間の中で判断するようにしていますね。例えば、より高度な医療を求めている方には専門の医療機関を紹介することもありますし、不安を解消したいと考えている方には、必要な検査などをした上で安心していただけるように説明や声かけをするようにしています。会話の中で患者さんと一緒に方針を決めていくことに、やりがいを見いだしています。

過去の経験で現在に活かされていると思うことはなんですか。

梅田達也院長 うめだクリニック4

これまでにさまざまな先生方に教わってきたことが「活かされているな」と感じることはよくあります。当時のことを思い出すと、「今思えばこんなに大切なことを教えてくれていたんだな」と感じますね。特に開業医は基本的に1人で診療を進めていくので、つらい時や困った時に相談できる人がなかなかいません。そのため、何かあったら「あの先生ならどんなアドバイスをくれるかな」などと考えることで、心を落ち着かせたり、勇気をもらったりしています。時代の変化や私自身が勤務医から開業医へ働き方を変えたことで、医師としての働き方も随分変わりましたが、今でも恩師に対する感謝の気持ちは変わらずに持っていますね。

困った時はいつでも相談してほしい

改めて、医師になったきっかけを教えてください。

梅田達也院長 うめだクリニック5

医療関係の仕事に携わる親族が多く、幼い頃から医療を身近に感じていました。父が歯科医師でしたので、私も将来は歯科医師になるのだと漠然と思っていたのですが、次第に、幅広い視点から人の健康に関わることができる医学に関心を持つようになり、医学部に進学しました。当時から、最終的には開業して、内科の医師として外来でじっくり患者さんの話を聞きながら診療するスタイルを実現したいと考えていました。高齢化が進み、循環器関連疾患を抱える方々が増えていますから、そんな患者さんを身近なところで支えられる存在を理想として循環器内科を選びました。また当院の近くにある「うめだ整形外科」は、私の兄が院長を務めているクリニックです。患者さんの行き来もあるので、情報交換をして協力して診療にあたっています。

今後の展望についてお聞かせください。

開業医として、これからも発熱の診療と自身の専門である循環器疾患の診療を両立させていきたいと思っています。今回の新型コロナウイルス感染症の流行を経て、今後も急に感染症が流行するなど、経験したことのない危機が起こる可能性はあると感じます。医師としてできることに積極的に取り組めるようなマインドは大切にしていきたいですね。加えて、私は循環器内科の学問にやりがいや面白さを感じていますので、自身の専門分野に対しても、常にアンテナを高くして新しい知識や技術を取り入れていきたいですね。最近は新型コロナウイルス感染症流行で勉強会やセミナーなどに参加する機会は減ってしまっていますが、学ぶ心を忘れずに過ごしたいと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

梅田達也院長 うめだクリニック6

当院は開業当初から「困った時はいつでも来てほしい」という想いで診療を行っています。循環器疾患など発熱以外の診療であれば、予約なしで診療できますので「調子がおかしいな」と思ったら、何度でも、どんなことでもお気軽にご相談ください。一方、発熱している患者さんについては現在予約制になっていますので、まずはお電話でご相談ください。健康診断や予防接種も実施していますので、気になることがあればお電話でのご相談をお待ちしています。

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