妥協せずに理想をめざす
フルオーダーメイドの歯列矯正

矯正で重要な4つの要素の実現をめざす。一人ひとりの症状に合わせた、フル・オーダーメイドの歯列矯正

Q矯正歯科専門のクリニックで矯正を受けるメリットは何ですか？

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▲一人ひとりに合わせたフルオーダーメイドの矯正にこだわりを持つ

限られた時間と労力をすべて矯正治療に注げること、これが矯正歯科専門のクリニックの特徴です。例えば装置が壊れてしまった場合でも、矯正歯科専門のクリニックならば、いつでも矯正歯科の専門知識を持つ歯科医師が対応できますよね。もしこれが何日も空いてしまうと、矯正が進まないばかりかマイナスになることすらあるんです。矯正には綿密な計画や調整が必要ですから、全力で取り組むべきものだと私は考えています。もちろん矯正を専門に学んできたかどうかで、治療全体の質にも差が出るでしょう。矯正歯科専門だからこそできる治療を受けられるのも、患者さんにとって大きなメリットだと思います。

Qこちらでは矯正をフル・オーダーメイドで行っているそうですね。

A

▲ワイヤーを患者の口内に合わせて形を変える

当院で手がけているフル・オーダーメイド矯正は「スタンダード・エッジワイズ法」といって、一般的に採用されている「ストレートワイヤー法」とはワイヤーの形状が異なります。ファッションに例えるならば、既製服とオートクチュールでしょうか。一般的なワイヤーはすべて同じカーブを描いており、この形は歯面の傾きなど三次元的な情報の平均値に基づいています。多くの方に一応合うものの、歯や顎の状態には個人差があり、すべてをカバーすることはできません。この問題点をクリアするのが「スタンダード・エッジワイズ法」。患者さん一人ひとりの歯や顎の状態に合わせて、手作業でワイヤーを成形していきます。

Qなぜスタンダード・エッジワイズ法を採用しているのですか？

A

▲複雑な症例にも対応可能なスタンダード・エッジワイズ法

個々に合わせたコントロールで無駄が少なく、矯正期間が比較的短いこと。そして矯正でかなえるべき4つの要素の実現をめざす方法だからです。矯正の目的としてまず挙がるのが「歯並び」ですが、本来は「咬み合わせ」も改善されるべきです。さらに鼻先から顎先を結ぶ「Eライン」が整えば口がしっかり閉じて、口腔内の乾燥予防にもつながります。そして「矯正後の後戻りを少なくすること」も考えて治療を進めなくてはなりません。これらを念頭に置きながらのフル・オーダーメイドですから、1日に診られる人数は限られます。ですが矯正を専門とする歯科医師として、自分が納得できる治療、患者さんに満足してもらえる矯正をしたいのです。

Q子どもの矯正では、開始時期が数年後になることもあるのだとか。

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▲カウンセリングと検査で患者に合わせた治療

まず前提として、当院では不必要な矯正を勧めることはありません。歯や顎の状態や発達に問題がない場合、先々の歯並びを予測できる段階になってから矯正を始めるのが良いと考えています。開始時期を見極めるために欠かせないのが、頭部と手根骨のエックス線写真。頭・歯・顎の状態を毎年撮影してトレースし、それを数年分重ね合わせることで成長の推移を見るんです。これは患者さんやご家族に説明する際の資料となり、矯正の見送りもしくは開始、また抜歯の必要性を判断する上で科学的な根拠となり得ます。このような流れですので、初診から矯正の開始まで数年かかることもありますね。

Q診療をする上で心がけていることをお聞かせください。

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▲こだわりを持った矯正が専門の飯島先生

矯正に全力で取り組み、「どうすればいい仕事ができるか」を常に考えています。歯並びの見た目を整えることだけを目的にして、咬み合わせや歯根の動きを無視して行う矯正を「矯正治療」と呼べるでしょうか。私は自分にうそがつけませんし、患者さんにもうそをつきません。できるかできないか、可か不可か、言うべきことは包み隠さずすべてお話しします。時には患者さんのご希望とは異なる事実をお伝えしなくてはならないこともありますが、「なぜなのか」に対する納得できる説明も心がけているつもりです。わからないことや不安なことがあれば、遠慮なくご質問いただきたいと思います。