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寺原 英子 院長の独自取材記事

なでしこ歯科

(鹿児島市/高見橋駅)

最終更新日:2021/10/12

寺原英子院長 なでしこ歯科 main

高見橋電停から徒歩2分、鹿児島中央駅からもほど近い「なでしこ歯科」。歯周病治療に力を入れており、一般歯科から小児歯科、口腔外科、歯列矯正、予防歯科、インプラント治療、審美歯科、ホワイトニングまで幅広く対応している。元気で優しい笑顔が印象的な寺原英子院長が日々心がけているのは、「患者に寄り添い、相手の立場に立った治療」。丁寧な対応と気遣い、環境づくりで、歯科が苦手な人も気軽に利用できる「心地良い場所」になることをめざす。歯周病治療のことから院内環境のこだわりまで、寺原院長にさまざまな話を聞いた。

(取材日2020年9月14日)

女性らしい心配りで気持ちを和らげる

まず、先生が歯科医師をめざしたきっかけから開院までの経緯を教えてください。

寺原英子院長 なでしこ歯科1

昔から人間や微生物、動物など生物に興味があり、「生物に関わる仕事がしたい」「生物に役立つ仕事がしたい」という思いから医療の道を考えました。進路で悩んだ時「手に職をつけたい」「人を笑顔にする仕事がしたい」と思い、自分の得意な手先を使う歯科医師になろうと決意したんです。大学で歯学を学び、卒業後は大学病院の口腔外科に入局。在籍したのは2年ほどの短い期間ではありましたが、抜歯をはじめとする外科処置はもちろん、口腔がんなど、命に関わるような重篤な疾患についても学びました。大学に入る前からいつかは独立したいという強い思いがあったので、一般歯科で約5年経験し、2009年3月に当院を開院しました。

こちらの土地を選ばれたきっかけは何ですか? クリニック名の由来も気になります。

鹿児島中央駅から近く、立地条件が良かったということもありましたが、開院する前にいろいろな場所を見学して、「ここだ!」と運命的なものを感じたのが一番の理由です(笑)。もともとほかの歯科医院が入っていた場所だったので、そこを改装して「なでしこ歯科」を開院しました。クリニック名は女性らしく、花の名前をつけたいと思ったのが発端ですね。歯科というのは怖いイメージを持っている方が多いでしょうから、怖いと思う気持ちを少しでも取り除けるよう、できるだけやわらかい印象で親しみを持てるクリニック名をつけたくて。だから、日本女性の例えで使われる花の名前「なでしこ」に決めました。

院内の環境づくりでこだわっているところはありますか?

寺原英子院長 なでしこ歯科2

女性歯科医師らしい視点で、患者さんに寄り添った診療を大切にしています。私自身もそうだったのですが、病院に行くと、質問や相談をしにくいことがたくさんあると感じていました。技術面はもちろんですが、まずは笑顔であいさつをして、世間話など会話を通して気持ちを和らげ、歯科は嫌な所ではなく、行くとすっきりしたり、心地良い場所だと感じてもらえるように心がけています。緊張を解きほぐし本音が言いやすくなれば、患者さんにとってより良い歯科診療になると思います。「ここなら嫌な治療も頑張れる」と、同じ嫌な治療でも気持ち一つで治療が楽に感じるよう工夫をしています。

患者の立場に立ち信頼される治療と居心地の良さを提供

診療時に心がけていることは何ですか?

寺原英子院長 なでしこ歯科3

患者さんの不安を解消するため、現状や今後の治療方法について、しっかりカウンセリングします。その上で、選択肢をできる限り増やし、それぞれの特徴を理解していただき、納得のいく治療内容で進めることを常に心がけています。患者さんのことを家族と同様に思い「自分だったら、どういう治療をされたいか」を考え、患者さんの立場に立って丁寧な診療に取り組んでいます。また、水をかける際には飛ばないよう、顔にタオルをかけて処置を行うなど、心遣いも大切にしています。タオルをかける際や歯を削る時は患者さんからは見えないわけですから、必ず声かけをして少しでも不安にならないようにしています。リラックスできる場所に来ている感覚で、心地の良い診療を提供したいと考えています。

印象に残る患者さんのエピソードはありますか?

寺原英子院長 なでしこ歯科4

歯科医院が怖くて20年間通えなかったという男性の患者さんがいらっしゃいました。「先生と話しているうちに、心が和らぎ、歯科医院は怖い場所というイメージがなくなりました。ここなら安心して通えます」とおっしゃっていただいた時は本当にうれしかったですね。同じ痛みの治療でも、気持ちに寄り添い、ちょっとした気遣いで、一歩踏み出せるきっかけになると思うんです。患者さんとのコミュニケーションを重視し、不安を少しでも取り除けるように今後もサポートしていきたいですね。

患者さんがまた足を運びたくなるような歯科医院をめざされているんですね。

口の中の健康を維持するためには、早期発見と早期治療が大切です。そのためにも、定期的に通ってもらえるような歯科医院にしたいので、笑顔を忘れず、思いやりの心を持って対応するなど、スタッフ一丸となって環境づくりに力を入れています。また治療に関しては、麻酔一つでもできるだけ痛みを感じさせないよう注意しています。実際、患者さんから「もう注射終わったの?」と驚かれることもあるんですよ。患者さんの口内を触るときには引っ張ったりせず優しく触れるようスタッフにも指導し、安全性に配慮しています。

人生と歯のサポーターになることをめざす

力を入れている診療は何ですか?

歯周病治療です。歯周病は完治が難しい病気で、30代を超えると約8割の方が罹患しているともいわれています。歯周病は、口の中の歯周病菌によって起こる疾患で、気づかないうちに進行しているのが怖いところ。初期の段階では自覚症状がほとんどなく、歯茎が腫れたり出血したりといった症状が現れた時にはかなり進行し、抜歯や歯茎を切開しての処置になることもあります。歯周病は脳梗塞や心筋梗塞に影響を与えるともいわれていますし、歯周病菌が出血した歯茎から侵入し、血管を狭めて詰まらせてしまう可能性も指摘されていますから、歯だけではなく、全身を診ないといけません。口の中の疾患は、健康寿命にも影響を与えます。ですので、早期発見と早期治療で、できるだけ長く良い状態を保つことが大事です。まずは、口の中をきれいにして一人ひとりに合わせたブラッシング指導と生活指導を行い、長い目で口の中の健康を守ります。

小児の治療の流れについて教えてください。

寺原英子院長 なでしこ歯科5

お子さんが初めて来院される時は、緊急時以外はすぐに治療はせず、ここの雰囲気に慣れてもらうことから始めます。大人と同様、お子さんも痛みに恐怖を感じてしまうと歯科医院が嫌いになってしまう原因にもなります。まずは診療室に入れるか、診療台に座れるかどうか確認し、治療に使う道具で水遊びをするなど工夫をして、なるべく強引な治療はせずゆっくりと進めます。以前は診療室に入れないお子さんもいて、その子は緊急でなかったので、受付で歯磨きをして治療を進めたこともあります。あと、小児治療では保護者の方への説明も大事だと思っています。保護者の方に納得してもらわないと、本人も不安で治療ができないですからね。学校の健診だけでは口の中のトラブルが見つからないこともあるので、親御さんが意識して定期的に歯科医院へ行くことが大切です。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

寺原英子院長 なでしこ歯科6

患者さんと長いお付き合いのできる「心地良い場所」を提供できるよう、人生と歯のサポーターになれることをめざします。口の中の病気は定期的なケアをしていれば、トラブルや病気の進行を防ぐことは可能です。なるべく神経を取らず、削らない治療で、歯の寿命を延ばす治療を心がけていますので、それぞれの原因に合った対策を一緒に考えましょう。また当院では、一般歯科から、小児歯科、予防歯科、インプラント治療、ホワイトニングなどの審美歯科、口腔外科、歯列矯正まで幅広く対応しています。痛みに配慮した丁寧な治療とその後のメンテナンスで、快適な生活を送るためのお手伝いをいたします。お口のことで気になることがあれば気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本30万円〜、歯列矯正/50万円〜、クリーニング/5000円〜、オフィスホワイト二ング/6000円〜、ホームホワイト二ング/1万5000円〜
※すべて税別

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