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西村 良一 院長の独自取材記事

にしむら歯科医院

(宇治市/三室戸駅)

最終更新日:2022/07/29

西村良一院長 にしむら歯科医院 main

京阪電気鉄道宇治線・三室戸駅から徒歩3分のところにある「にしむら歯科医院」。院長の西村良一先生は、虫歯や歯周病といった一般歯科診療から、歯列矯正、ホワイトニング、インプラント、骨移植といった専門性の高い治療まで幅広く診療を行い、長年地域の口内の健康を守ってきた。パステルカラーで色分けされた診察室や木目調の待合室は気分が晴れやかになればという院長のこだわり。また、滅菌器や清浄器も性能にこだわったものを導入し、患者が安心して診療を受けられるように配慮している。「開業して18年間、患者さんの笑顔が見たくて続けてきました。これからもその思いは変わりません」と話す西村院長に、診療にかける思いを聞いた。

(取材日2020年3月27日)

虫歯からインプラントまで、幅広い診療で地域に貢献

歯科医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

西村良一院長 にしむら歯科医院1

高校の時に親しかった友人が亡くなったことが、医療の道に進むきっかけになりました。最初は医師をめざして勉強していたのですが、すぐに合格できるほど医学部は甘くはなかったですね。医療の幅を広げて考えてみることにして、受かったのが歯学部だったんです。実際に歯科医師になってみて、手先が器用な自分には、この仕事は適職だったと思います。やっぱり、患者さんが笑顔で帰っていく姿を見るのが一番うれしいですね。また笑顔を見たいっていう思いが原動力になっています。

どのような症状でお越しの患者さんが多いですか?

虫歯や詰め物、入れ歯などの一般歯科診療以外にも、矯正、インプラント、ホワイトニングなど幅広くお越しいただいています。以前に勤めていた桂の五十嵐歯科医院は、歯科医師の技術習得に積極的なクリニックでした。さまざまな勉強会に参加させていただいたり、難症例の手術なども数多く担当させていただきました。その経験を生かし、当院でもCTなどの先進機器をそろえ、インプラントや骨移植などのオペにも対応しています。矯正に関しては、月2回専門とする歯科医師に来てもらっています。私も矯正の技術を習得しているのですが、より高い専門性をお持ちの先生のほうが患者さんにとって安心感があると思いますので。特に注力している治療があるわけではありません。逆にいえば、ある程度のことは対応していますし、同じ治療でも希望に応じて幅広い選択肢を提示できると思います。どういったお悩みも気軽にご相談していただきたいですね。

こちらで開業されたきっかけは?

西村良一院長 にしむら歯科医院2

それは、さまざまなタイミングや縁が重なったんですよ。ちょうど開業を考え始めた時に、この三室戸を紹介されて。開業当初はここから数メートル離れたところで診療を始めたのですが、その場所に立ってみて町を見回した時、直感的に「いいかも」と思って決めました。その直感は信じて良かったですね。皆さん温かくていい人ばかりです。2002年の開業以来、10年以上通ってくれている患者さんが多く、ファミリーみんなで通院してくださっている方も多いですね。下は3歳くらいの小さなお子さんから、90歳くらいのご高齢の方まで幅広く通院されています。

患者には見えない細部までこだわり、健康をサポート

移転されたとのことですが、何かきっかけがあったのですか?

西村良一院長 にしむら歯科医院3

やはり、10年くらいたってくると改装が必要になってくるんですよ。でも、改装には時間もかかるし、患者さんの治療も一時的にストップすることになってしまう。「ならば、いっそ近くに移転してしまおう」ということになったんです。新しいクリニックの内装では、優しい雰囲気にこだわりました。そもそも歯科医院は「痛い」とか「怖い」といったマイナスイメージがつきまとう場所。せめて気持ちが和らぐような色使いで、歯科医院っぽくない空間づくりを心がけました。また、以前より少し広くなった分は、スタッフの動線スペースに回しました。スタッフが患者さんに目を配ったり、フットワーク軽く動けるようになったことで、効率も向上したように思います。

患者さんと接する時に気を配っていること、気をつけていることを教えてください。

患者さんと歯科医師は同じ立場だと思うので、必ず同じ目線か、もしくは少し低い位置で話しかけるようにしていますね。患者さんは「先生」と呼びかけてくれますが、自分は「先生」と言われるほどではないのでなんだか照れ臭いんです。例えば、小さな子どもたちには「おっちゃんは……」なんて言って、自分のことを「先生」と言うことはありません。また、専門用語は使わず、絵や模型を使って詳しく説明するように心がけています。誰もが理解できる言葉でなければ、意味がないですから。治療の選択肢もできるだけたくさん提示し、長所短所、それぞれのケースで現れるであろう後の症状もきちんとお話しします。クリニックは知識を得るチャンスの場でもあります。状態がいい患者さんにも、歯周病の原因、噛み合わせについてなど、合間を見つけてお話ししています。何回も聞いているうちに少しでも記憶に残れば、動機づけになると思うんです。

詰め物や機器など、一つ一つこだわったものを導入しているそうですね。

西村良一院長 にしむら歯科医院4

当院のコンセプトとして、自分の体で許容できるかできないかという判断基準を設けて診療にあたっています。つまり、自分の体に入れてもいいと思うものしか、患者さんには使いません。例えば、インプラントや骨移植などで使う材料一つ一つにもこだわり、器具などの滅菌・洗浄といった衛生管理でも徹底して行っています。また、技術的なクオリティについても、勉強会などに積極的に参加し、常に向上心を忘れないよう心がけています。こういったこだわりは患者さんには見えないものですが、患者さんの健康を任せてもらっている以上、決してごまかしたりすることはできません。歯科医師として、できる限りのことを尽くしたいと考えているんです。

噛めることの大切さを伝え、二人三脚で歯を守っていく

印象的な患者さんとのエピソードがあるそうですね。

西村良一院長 にしむら歯科医院5

ええ。初めて来院された時は、ほとんど歯がなくて、食事が満足にできないためガリガリだった方が、治療を開始してから半年くらいで、すごくふくよかになられた方がいたんですよ。歯の治療をきっかけに今まで以上に食事がおいしく感じるようになったそうです。その患者さんとは10年以上のお付き合いになりますが、お越しになるたびに「感謝している」とおっしゃってくださるんですよ。でも私はただ自分の仕事をしただけ。10年以上も変わらずに機能できているのは、ご自身の努力の賜物なんです。「きちんと真面目にメンテナンスに通ってくださっているからですよ」とお伝えするたびに、これからも患者さんの一助となれるよう、努力し続けていかなくてはと思わされます。

ところで、休日はどのように過ごされているのですか?

みんなでわいわいとするのも、家でのんびりしているのも好きなんですよ。のんびりしたい時は自宅で動画共有サイトなどを見て過ごし、わいわいしたい時は後輩とゴルフに行きますね。でも無理をし過ぎることもありません。例えば、120%の力はいつまでも続かないじゃないですか。無理すると40%の力に落ちてしまう。そうなるとやっぱり患者さんに迷惑がかかるようなミスが起こるんです。いつでも100%に近い90~80%くらいの力を出し続けることで、安定した治療を提供できるようにと考えて行動しています。また、睡眠時間も5~6時間は必ず取るように心がけて、健康も気にかけています。歯科医師は体力仕事ですからね。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

西村良一院長 にしむら歯科医院6

お口は生命を維持するために、大切な食べ物が一番初めに通る入り口です。ぜひご自身の健康を見直す際には、お口に対する優先順位も高めてほしいと思います。もちろん、持病などがある場合はそちらの治療のほうが先になりますが、しっかり咀嚼できるということは全身の健康につながってきます。また、健康な体を維持すること以外にも、おいしいものを食べるという人生の楽しみも連れて来てくれます。特に平均寿命が延びた今、自分の歯をどれだけ残せるかということが重要視されています。できるだけ若い時から気にかけ、できるだけ自分の歯を保つ努力をしてください。そのお手伝いができるよう。私たちもまい進していきます。一緒に頑張っていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/66万円~、舌側矯正/88万円~、インプラント/38万5000円~、骨移植/11万円~、ホワイトニング/上下5万5000円~、セラミック/10万円~

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