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北村 浩之 院長の独自取材記事

きたむら歯科クリニック

(大和郡山市/大和小泉駅)

最終更新日:2023/08/30

北村浩之院長 きたむら歯科クリニック main

大和小泉駅から徒歩5分とアクセス至便な場所にある「きたむら歯科クリニック」。院長の北村浩之先生は穏やかな表情とソフトな語り口が印象的で、なんでも安心して相談できそうな雰囲気だ。治療では患者とのコミュニケーションを重要視しており、まずはカウンセリングでしっかり話を聞いた上で一緒に治療方針を決定していると語る。歯科医師の考えを一方的に押しつけるのではなく、患者の気持ちを十分に理解することに努める北村院長。この姿勢が、長年にわたって地域に根差した歯科クリニックであり続ける秘訣だろう。患者との接し方や力を入れているという予防歯科、さらには設備について、幅広い話を北村院長に聞いた。

(取材日2023年7月14日)

治療は専用カウンセリングルームでのヒアリングから

クリニック開業までの経緯を教えていただけますか?

北村浩之院長 きたむら歯科クリニック1

両親や親類に歯科医師はいないのですが、高校時代に将来は医療関係の仕事に就きたいと思うようになり、朝日大学歯学部に進みました。卒業後は大阪歯科大学で3年間臨床経験を積み、奈良県内のクリニック勤務を経て1996年に開業。今年で28年目になります。もともとクリニックがある場所の近くに住んでいたので、地域に貢献したいと思い、この場所を選びました。

患者さんはどのような方が多いのでしょうか。

この辺りは全体的に年齢層が高いからなのかもしれませんが、主訴で多いのは入れ歯治療です。「クリニックは怖い」というイメージを持たれている方も多く、これはお子さんから高齢の方まで共通しています。まずはそういった不安を取り除くために、スタッフ全員が常に明るく元気いっぱいで患者さんをお迎えするようにしていますね。私は矯正も得意としているのですが、子どもの矯正では中学生や高校生、いわゆる成長期の方が来院されます。自分の見た目が気になってくる年代だからではないでしょうか。矯正は基本的に保険適応外で費用が高額になりますから、親御さんにきちんとお話しするようにしています。

診療の際に大切にしていることは何でしょうか。

北村浩之院長 きたむら歯科クリニック2

一番は患者さんとのコミュニケーションです。歯科医師が行いたい治療と患者さんが希望する治療にギャップが生まれることもよくありますから、当クリニックでは専用のカウンセリングルームを設け、最初によくお話を伺うようにしています。患者さんのご要望に合った治療を行うため、ヒアリングや検査結果などを踏まえて私の考えをお話しし、共通のゴールを確認した上で治療方針を決め、ゴール実現のための処置を行っていきます。

説明や情報提供をしっかり行っているのですね。

治療にあたっては、その全体像と詳細、および進捗の報告など、徹底した情報提供を行っています。例えば選択肢が複数あるなど、必要な場合には十分に説明して患者さんの同意を得てから処置に入るようにしていますね。また、歯の治療の様子を患者さんご自身は見ることができませんから、その日に行う治療について詳しく解説してご理解いただくことも大切です。可能な限り患者さんの治療に対する不安や疑問がなくなるようなわかりやすい説明を行い、透明性の高い治療を心がけています。

定期的な予防ケアで自分の歯を長く守る

患者さんと接する際に心がけていることはありますか?

北村浩之院長 きたむら歯科クリニック3

歯科医師はお口の中を見るのが仕事ですが、私は患者さんの顔を見るように心がけています。初めての来院で不安そうな表情や、治療を続ける中でおっしゃりたいことがあるのに言えずにいる様子など、顔をしっかり拝見することで一人ひとりの患者さんの気持ちをくみ取り、少しでも笑顔になって帰っていただきたいと思っています。また、できるだけ苦しくなく治療を受けてもらえるよう、患者さんには「治療中に苦しくなったら我慢しすぎないでください」ともお伝えするようにしています。激しく痛む時や唾液がたまって苦しくなった時、口を開けていてつらくなった時など、遠慮せずに手を上げて合図していただきます。患者さんには「何かあればいつでも治療を止められる」という安心感のもと治療を受けてほしいと考えています。

こちらでは予防歯科にも力を入れていると聞きました。

従来の治療に加え、歯を長く残すという予防的なアプローチにも取り組んでいます。予防歯科とは、虫歯になって歯を削らなくても済むよう、健康な時から取り組む歯科医療のことです。歯科衛生士が普通の歯ブラシでは取りきれない汚れにアプローチするため、電動歯ブラシのような器具や、やわらかいゴム製の器具で歯を磨くのですが、痛みに配慮していますし、嫌なドリルの音もしません。美容院でシャンプーをしてもらっている時のような、ついつい眠ってしまうような心地良さを感じていただけると思います。この歯科衛生士による予防ケアをできれば1ヵ月に1度、長くても3ヵ月に1度は受けることをお勧めしたいです。

治療が終わったら、今度はその状態をキープすることが大切なのですね。

北村浩之院長 きたむら歯科クリニック4

せっかく治療が終わってもしっかり予防ケアをしなければ、また虫歯になってしまう恐れがあります。歯を削っては詰め、また虫歯になって削っては詰め、ということを繰り返すと、歯はどんどん悪くなっていくのです。患者さんの中には、悪くなるまで我慢することで医療費の節約のような気持ちになられている場合も見受けられるのですが、これは実は逆で、非常に大きな損をしています。歯を定期的にケアする人はケアしていない人と比べて、生涯に支払う歯にかかるお金が約5分の1で済むというデータもあります。今からでも遅くありません。歯を失うことになって「もっと前から予防をしておけば良かった」と後悔する前に、ぜひ予防ケアに取り組んでほしいと思います。

治療の安全性や精度にこだわり、先進の設備を導入

設備面についても教えてください。

北村浩之院長 きたむら歯科クリニック5

当クリニックでは患者さんに安心して治療を受けていただくために、安全性や精度の向上に役立てるための先進の設備を導入しています。まずは歯の内部の状態を知るために行うエックス線検査ですが、当クリニックでは新型のデジタルエックス線システムを導入し、患者さんへのエックス線照射量を最小限に抑える配慮をしています。ほかにも、虫歯の有無や進行の程度をレーザー光で検知するための機器や、お口の中の細菌を徹底チェックするための顕微鏡、痛みの少ない治療に役立つレーザー機器などもそろえています。

話は変わりますが、プライベートはどのようにお過ごしですか?

趣味は旅行や食べ歩きです。沖縄県の瀬底島という小さな離島は特に良かったですね。気に入ったので去年の夏を含めて2回行きました。食べ物は中華、寿司、焼肉が好きですが、年齢を重ねるとともに和食が好きになってきました。奈良市大宮にある和食のお店が最近ではお気に入りですね。ストレス解消のため、ドライブもよく楽しんでいます。車自体も運転も好きなので、気の向くままにハンドルを握って走っていると気持ちがすっきりします。あとは、妻が漬けた梅干しをソーダで割って飲む自家製梅ジュースがマイブームで、私の健康法の一つにもなっています。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

北村浩之院長 きたむら歯科クリニック6

クリニックとしてはこれからも、今行っている治療や予防歯科を相対的に向上させていきたいと考えています。患者さんとのコミュニケーションにおいては、ちょっとした雑談はもちろん、治療についてのご要望や不安を確認するヒアリングの実施、治療内容の詳しい説明、そして、いつでも皆さんが気軽にお話できるような明るい雰囲気づくりに努めていきます。また、歯科医師の立場からは、患者さんご自身が歯を長く残したいという気持ちを持ち続けることが一番大切ですとお伝えしたいですね。そのために予防は治療と同じくらい大切です。年を取ってからは食べるのが楽しみになってきますから、生涯しっかり噛めるように精いっぱいお手伝いさせていただきますので、なんでも遠慮なくご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/33万〜88万円、成人矯正/55万〜88万円

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