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子どもの歯列矯正も
マウスピース型装置を用いた矯正

伊藤歯科クリニック

(西宮市/甲子園駅)

最終更新日:2023/04/20

伊藤歯科クリニック 子どもの歯列矯正も マウスピース型装置を用いた矯正 伊藤歯科クリニック 子どもの歯列矯正も マウスピース型装置を用いた矯正
  • 自由診療

「子どもの歯並びが気になる」と感じていても、「様子を見ていたら良くなるかもしれない」「子どもが嫌がりそう」「いつから始めたらいいかわからない」といったさまざまな理由で、受診を先延ばしにしてはいないだろうか。マウスピース型装置を用いた小児矯正を数多く手がける「伊藤歯科クリニック」の伊藤尚史院長によると、「子どもの歯列矯正には治療に適した時期がある」という。特に、子どもの歯から大人の歯へ生え替わる時期に行う一期矯正を終えた後の二期矯正は、永久歯が生えそろう11~13歳頃に開始することが多いが、同クリニックでは、17歳~18歳頃を勧めているという。今回、伊藤尚史院長に子どもの歯列矯正に適した時期やその理由について聞いた。

(取材日2023年1月6日)

小児矯正装置の選択の幅がひろがり、矯正治療の質が高く、期間の短縮も図れるように

Q矯正にはいろいろな方法がありますね。
A
伊藤歯科クリニック 院長の伊藤尚史先生

▲院長の伊藤尚史先生

従来のワイヤー矯正に加え、装置の種類が増えました。噛み合わせのずれを整える目的で行う、マウスピース型装置もありますし、歯並びを整えるためのマウスピース型装置、固定式の拡大装置や床矯正装置といった方法もあります。当院ではマウスピース型装置を用いた矯正をお勧めしています。目立ちにくく、食事や歯磨きの際に取り外しできるのが大きなメリット。ワイヤー矯正は歯の隙間を広げてから歯を並べていきますが、マウスピース型装置を用いた矯正は広げると同時に並べていくので、矯正期間が短く済むことが多いです。また、矯正中は痛みを感じることがありますが、マウスピース型装置の場合は痛みを感じにくいので続けやすいのも特徴です。

Q子どもの矯正はいつから始めればいいのでしょうか。
A
伊藤歯科クリニック 矯正器具の取り扱いについてもしっかりと説明

▲矯正器具の取り扱いについてもしっかりと説明

開始時期は大きく分けて3つあります。1つ目は4~6歳頃に行うプレ矯正。出っ歯や受け口など、上顎と下顎の位置がずれている場合は、なるべく早く歯科医師に相談されることをお勧めします。この段階では、プラスチック製の簡単な器具を使って骨の位置を調整していきます。2つ目は小学校時代、乳歯から大人の歯へ生え替わる頃の一期矯正。成長期を利用してこの時期に顎の骨を広げて歯が並ぶスペースを確保しておくと、矯正治療の痛みを感じにくいだけでなく、将来の顔つきに良い影響を及ぼしたり、将来抜歯することなく歯をきれいに並べられるなどのメリットが期待できます。3つ目は永久歯が生えそろう中学生以降の二期矯正です。

Q二期矯正を17歳以降に行ったほうが良いのはなぜですか?
A
伊藤歯科クリニック 矯正中は虫歯のリスクがあるため毎日の歯磨きが重要

▲矯正中は虫歯のリスクがあるため毎日の歯磨きが重要

二期矯正の開始時期は中学生頃と、17歳~18歳頃という2つの考えがあり、当院は17~18歳をお勧め。基本的に男性は17歳頃、女性は14歳頃に顎の成長が止まり、親知らずの影響が出てくるのも17~18歳頃だからです。当院では一期矯正をマウスピース型装置を用いた矯正で行うようになり小児矯正の質が上がりました。歯列が乱れる原因は犬歯が八重歯になったり、12歳臼歯がゆがんで生えることで出っ歯や受け口になったり、親知らずの影響もあるでしょう。問題が出尽くしてから二期矯正を始めればトータルの治療期間を短くしやすいと考えています。理想は一期治療半年以内、二期治療半年以内です。

Q子どもの時に矯正をするメリット・デメリットを教えてください。
A
伊藤歯科クリニック 患者に寄り添いケアやアドバイスを行う

▲患者に寄り添いケアやアドバイスを行う

メリットは、子どものうちに治療を受けることが、将来のきれいな歯並びにつながることですね。そして二期矯正に移行しても大がかりな治療を必要とせず、短い期間で簡単に矯正ができるという点がメリットです。デメリットは、子どもによっては続けるのが難しいという点。そのため一期矯正は自我が出てくる前に始めたほうがいいでしょう。小学校の低学年なら保護者の想いを素直に受け止めやすいので続けやすいと思います。矯正は本人の意欲が大事です。特に男の子は矯正を嫌がるケースが多いのですが、マウスピース型装置を用いた矯正も選択肢にあれば、「こっちの矯正をしたい!」と自分から選んで矯正を受けてくれるかもしれません。

Qマウスピース型装置を用いた矯正を受ける際の注意点は?
A
伊藤歯科クリニック 一人ひとりに適した矯正を提供

▲一人ひとりに適した矯正を提供

マウスピース型装置を用いた矯正の注意点は、いったん矯正を始めると、食事の時間を除き、1日22時間以上装置を着けなければならないという点です。装着しない時間が増えると、その分歯の位置は後戻りすると考えてください。矯正自体が嫌にならないよう、当院ではできるだけ短い期間で矯正できるように工夫しています。矯正装置は最初にすべてお渡しして3〜5日に一度新しい装置に交換していきます。通院は月に1回、矯正が手順どおりに進んでいるかチェックします。装置はお子さんでも簡単に着脱できます。装着時間がとても大切ですので食事の時以外ずっと装着していることをご確認ください。

ドクターからのメッセージ

伊藤 尚史院長

子どもの歯列矯正は「矯正装置を着けさせることが難しい」「続かなかった」という理由から離脱するケースが多くありました。ところが、マウスピース型の装置を用いた矯正であれば、その快適さや矯正期間の短さから続けやすくなりました。質の高い快適な矯正になったことで中断率が下がったと感じます。当院では親子を対象に「歯並び相談会」を定期的に開催し、そもそも矯正とは、なぜ矯正が必要なのかといった話をお伝えしています。気になる方はぜひご家族でご参加ください。また顎の骨のずれが大きい、歯が埋まってしまっているなどの難しい場合もワイヤー矯正を併用したり、専門的に診ておられる歯科医院にご紹介することで対応しています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた小児矯正/66万円~77万円、二期矯正/22万円~44万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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