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岡本 潤一 副院長の独自取材記事

サンワ歯科岡本

(大和高田市/高田駅)

最終更新日:2024/02/29

岡本潤一副院長 サンワ歯科岡本 main

JR和歌山線高田駅から徒歩約3分、近鉄大阪線大和高田駅から徒歩約11分。閑静な住宅地にある「サンワ歯科岡本」は、岡本潤一副院長の父である岡本雅生院長が1982年に開業し、地域密着型の診療に注力してきた。やわらかな物腰と優しい口調が印象的な岡本副院長は、「父のように地域住民から信頼される町の歯科医師になりたい」との思いから同院を継ぐことを決意し、2020年から同院で診療している。大学病院や一般歯科医院で身につけた知識や技術を生かしながら、院長とともに患者の歯をできるだけ削らないミニマルインターべンションの概念のもと治療に取り組む。虫歯の予防も重視し、歯周病予防にも有用なブラッシング法を提唱しながら地域住民の歯の健康をサポートする岡本副院長に、治療で心がけることや今後の展望などについて聞いた。

(取材日2024年1月30日)

地域住民に寄り添い、歯の健康をサポート

歯科医師をめざすことになったきっかけは何ですか?

岡本潤一副院長 サンワ歯科岡本1

父が歯科医師ということが大きいですね。小さな頃から父の診療する姿を見ていましたし、歯科医師をめざしたのは自然なことでした。進学した大学は岐阜県にある朝日大学です。父も朝日大学の前身の岐阜歯科大学出身で、背中を追うような流れで選びました。大学卒業後は母校の付属病院に3年間勤務し、専門性の高い歯科医療に携わりました。その後、大学の先輩の紹介で岐阜市内と名古屋駅近くの歯科医院に勤務したのですが、それぞれまったく違うタイプのクリニックで良い経験になりましたね。岐阜市の歯科医院は住宅地にあり、当院に近い地域密着型で保険診療が多かったです。名古屋市の歯科医院は歯科治療に対する意識の高い患者さんが多く、インプラントなどの治療技術を身につけられました。それらすべての経験が、今の治療に生きています。

ご実家のクリニックを継承しようと考えた理由を教えてください。

勤務医時代、父からは要所要所で「帰ってきたら?」と言われたことはありましたが、後を継ぐことを強制されたことはありません。大学病院で専門的な歯科医療に携わったり、自分で開業したりといった選択肢もありましたが、最終的に「高校を卒業するまでお世話になった地元の大和高田市で、父のように地域の皆さんに貢献する歯科医になりたい」と考え、実家の医院を継ぐ道を選びました。

どのような方が通われているのでしょうか?

岡本潤一副院長 サンワ歯科岡本2

大和高田市は、自家用車でも電車でも大阪市内にアクセスしやすいエリアです。そのため、平日の日中は大阪市内の職場で働かれる方が多く、患者さんは定年退職をされた方などの比率が高いように思います。長く通っていただいている方が多いですね。もちろんお子さんの歯科診療にも対応していますし、若い世代の方にもどんどんご来院いただきたいと思っています。患者さんの中には学生時代の同級生の親御さんもいらっしゃいます。気がついてくださった方が「立派になったね」と声をかけてくださったり、同級生の近況を聞いてコミュニケーションを取ったりできるのがうれしいですし、楽しいですね。そこが地域密着型の歯科医院の醍醐味(だいごみ)でもあるのかなと感じます。

歯を削りすぎず、できるだけ残すことを意識した治療

治療でこだわっているのはどういったことですか?

岡本潤一副院長 サンワ歯科岡本3

当院では、歯の治療において本当に悪くなったところだけを削って修復し、できるだけ残すというミニマルインターベンションを意識した治療を行っています。これは院長とも共通する考え方です。ご自身の歯を少しでも多く残すことが、お口の健康の維持やおいしく食事をすることにつながると思います。ミニマルインターベンションの専門家の先生のもとで行われる勉強会に、父と一緒に年に1回程度参加して学びを深めています。毎月勉強会に参加していた時期もあり、自分なりに知識習得に努めたつもりです。とはいえ、この治療がすべての患者さんに最適であるわけではなく、状況によってはインプラント治療など他の治療にも幅広く対応しています。

院長とは治療をすみ分けて行っているのですか?

院長は義歯の治療が得意なので、そちらに重点を置いています。僕は主に新規の患者さんの治療や、歯をできるだけ削らないミニマルインターベンションを意識した虫歯治療を担当しています。一緒に診療するようになった当初こそ治療や患者さんへの声かけについて指摘はありましたが、院長は僕の治療に今はほとんど口を出すことはありません。僕も同じで、それがお互いうまくやっていけている秘訣だと思います。院長は僕の治療方針を尊重してくれるので、それが院内のいい雰囲気につながっているのではないでしょうか。感謝ですね。ミニマルインターベンションを意識した治療や、地域の皆さんに寄り添った歯科医院にしたいという思いなど、歯科医師としての根本的な考え方が一致しているのも、仲良く治療ができている理由だと考えています。

診療で大切にしているのはどんなことですか?

岡本潤一副院長 サンワ歯科岡本4

患者さんから何でも話してもらえるような、親しみやすい歯科医院でありたいと思っています。院長も同じ考えですね。当院は10年以上勤務するベテランの歯科衛生士がいる一方で、若いスタッフも多く在籍しているのですが、たいへんチームワークが良いと自負しています。積極的に仕事を進めるスタッフが多く、院内に活気があるんです。明るい雰囲気があふれています。

虫歯と歯周病の予防に注力する治療をめざして

今後の展望をお聞かせください。

岡本潤一副院長 サンワ歯科岡本5

予防中心型の治療をめざしています。歯科医院には、治療が終わったら足が途絶え、痛くなったらまた来院されるという患者さんもいらっしゃいますが、できれば定期的に検診や口腔ケアにお越しいただきたいですね。当院は患者さんの虫歯を予防するために、院長が一人で診療を担当していた頃から、歯周病予防のために「つまようじ法」というブラッシング法を指導してきました。歯ブラシと歯間ブラシの機能を併せ持つ歯ブラシの毛先を、つまようじのように歯と歯の間に出し入れするブラッシング法です。歯肉へのマッサージのような作用が図れたり、歯垢除去も期待できたりするとされています。最初は痛みを感じることもありますが、続けることで歯茎の強化も期待できます。

ご自身の健康や歯のために実践されていることはありますか?

健康のために意識しているのは、野菜もしっかりと取り、栄養バランスの良い食事をすることですね。中学時代に柔道を始め、大学時代も柔道部に入っていたのですが、残念ながら今は忙しいので、運動はあまりできていません。歯の健康のために朝昼晩の食後に歯磨きをする他、友人が開業する歯科医院で定期的に歯石を取ってもらっています。また、間食はなるべくしないように心がけているんです。食べ物を食べると口の中が酸性になり、歯のミネラル成分が少しずつ溶け出してしまうのですが、唾液の力によってゆっくりと元の状態に戻っていきます。その時間が約3時間とされているため、間食をすると酸性状態の時間が長くなってしまうので、間食をなるべく避けているんです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

岡本潤一副院長 サンワ歯科岡本6

現状に甘んじることなく、勉強会に参加して新しい治療にも目を向けたり、設備投資をしたりして、地域の患者さんに快適に診療を受けていただける歯科医院をめざしていきたいです。また、虫歯ができてから来院されると、歯を大きく削らないといけなくなることもあります。それを防ぐためにも、歯の状態のチェックやメンテナンスにご来院いただきたいですね。まずは、何でも気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本29万円(税込)

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